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ツボシリーズ

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ツボの場所や効果、治療で使う時にどうしているか? また、やっていけないことなどを書いてます。 参考にしてみてください。
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2020年5月の記事一覧

【ツボシリーズ No.7】関元(かんげん)

こんにちは。 とある鍼灸師です。 今回は、久々のツボシリーズです! ではいきましょう! 〇関元(かんげん) 場所:カラダの正中線上にあって、へそから指4本分下にあります。 (この時の指4本分は、人差し指から小指までの幅をいいます。) 効果:泌尿器や生殖器系の疾患、冷え、のぼせ など 関元の場所は、臍下丹田(さいかたんでん)ともいわれ、いちばんカラダのエネルギーがあつまるところになります。 腎臓の働きが弱っているときは、関元が軟らかく弱くなっていることがおおいで

【ツボシリーズ No.8】肩井(けんせい)

こんばんは。とある鍼灸師です。 今回は、肩井(けんせい)というツボについてお話していきます。 ○肩井(けんせい) 場所:首の付け根(第7頸椎)と肩の関節の先(肩峰)とを結んだ線の中央にとります。 効果:肩こり、首こり、頭痛、歯の痛み などなど 押し方としては、3本の指(人差し指から薬指)で皮膚の面に対して垂直に押してください。 痛気持ちいくらいの強さで押してください。 肩井は、肩こりの特効のツボとして言われおり、胆のうの臓器と関係があります。 胆のうのツボは、

【ツボシリーズ No.9】百会(ひゃくえ)

こんにちは。とある鍼灸師です。 今回は、百会(ひゃくえ)というツボです。 場所:カラダの中心の線と両耳をつなげた線の交わるところに取ります。 効果:頭痛、めまい、耳鳴り、鼻づまりなど また、不眠やのぼせにも効果があります。 ツボを結んだ線を経絡(けいらく)といいます。 経絡は内臓とつながっています。 百会はいろいろな経絡が交わるところと言われています。 産まれたばかりの赤ちゃんには、このツボを使ってはいけません。 産まれたばかりの赤ちゃんは、頭蓋骨がちゃんとくっつ

【ツボシリーズ No.10】至陰(しいん)

こんにちは。とある鍼灸師です。 今回は、ツボシリーズも10回目を迎えました。 では、いきましょう!! 〇至陰(しいん) 場所:足の小指にあります。小指の爪の外側の線と爪の下の線の交わるところにとります。 効果:頭痛、鼻づまり、逆子など 至陰は、膀胱のツボになります。膀胱近くの内臓とも深いかかわりがあるので、逆子の治療に使われます。 至陰と三陰交(さんいんこう)というツボのお灸は、逆子の治療によく使われます。 しかし、安定期に入ったら治療してください。 安定期入る

【ツボシリーズ No.11】足三里(あしさんり)

こんにちは。とある鍼灸師です。 今回は、足三里(あしさんり)です。 ではいきましょう! ○足三里(あしさんり) 場所:膝のお皿の下にある外側のくぼみから指4本分下にとります。この時、人差し指から小指の幅を使ってとります。 効果:胃腸の症状、消化・吸収・排泄の症状に使われます。胃下垂にも有効です。 その昔、松尾芭蕉が歩き疲れたときに、足三里のツボにお灸をしたと言われています。 三里とは、長さを表した言葉で手にもあります。