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ツボシリーズ

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ツボの場所や効果、治療で使う時にどうしているか? また、やっていけないことなどを書いてます。 参考にしてみてください。
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【ツボシリーズ No.1】大椎(だいつい)

こんばんは。とある鍼灸師です。 今日から始まりました。ツボシリーズ! (勝手な思いつきで始めました。) 今日は、大椎(だいつい)についてです。   場所:首の後ろにある骨の出っぱりの下にあります。 効果:首・肩のコリ、発熱や風邪のひき始めなど この大椎(だいつい)というツボは、カラダ全体を暖めるのに役に立ちます。 明日は、寒くなるということなので、寒さに耐えられるようにしたいですね😃 人のカラダは、気温や湿度に耐えられるように表面にバリアを張ってます。 こ

【ツボシリーズ No.32】太渓(たいけい)

こんにちは。とある鍼灸師です。 ツボシリーズ32回目です。 では、いきましょう!! 〇太渓(たいけい) 場所:内くるぶしとアキレス腱の間にとります。 効果:のどの痛み、耳鳴り、物忘れ、ED、腰や背中の痛みなど このツボは、腎臓と深い関係があります。 腎臓は生命力を貯めておくところと言われています。 この生命力は、年齢とともにゆるやかに消費されていき、増えることはありません。 また、腎臓の生命力は耳、生殖器、脳の機能にも使われるため、これに関連した症状が出ます

【ツボシリーズ No.2】湧泉(ゆうせん)

こんにちは。とある鍼灸師です。 ツボシリーズ2回目です。 今日は、湧く泉と書いて湧泉(ゆうせん)についてです。 それでは、いきましょう! 場所:足の裏にあります。     足の指を丸めたときにできるくぼみにとります。 効果:口の乾き、足のほてり、お小水が出にくいなどです。 実際の治療で使う場合は、鍼を刺すことはありません。灸がほとんどです。 足の裏や手のひらは、皮膚の性質がほかの部位と異なるので、感覚に対してとても過敏です。 鍼を刺すととても痛いです。 湧泉をマ

【ツボシリーズ No.3】申脈(しんみゃく)

こんばんは。とある鍼灸師です。 今回のツボシリーズは、申脈(しんみゃく)というツボです。 ではいきましょう! 場所:足の外くるぶしのすぐ下にあります。 効果:腰痛やめまい、不眠に効果があります。 膀胱と関係のあるツボで、腰の他に目の症状とも関係しています。 腰痛がある人は、ここを押すとものすごい痛いことも… また、腰痛を右と左どちらがいたいか確認してください。 痛い側と同じ側のツボにアルミニウムを仁丹(じんたん)くらいの大きさに丸めたものを申脈にテープで固定し

【ツボ シリーズ No.4】失眠(しつみん)

おはようございます。 とある鍼灸師です。 ツボシリーズの4回目です! 今回は、失眠(しつみん)というツボについてです。 場所:足の裏にあり、かかとの中心にあります。 効果:不眠、足の冷え、膝関節痛など 失眠は、眠りに関係するツボです。 ちょっと眠れないなというときにオススメです。 失眠は、お灸が理想的ですが、押すだけでも効果があります。 温かさを感じるまで何回も据えてみましょう。

【ツボシリーズ No.5】内関(ないかん)

こんにちは。とある鍼灸師です。 今回は、内関(ないかん)というツボのおはなしです。 場所:図のように手のひら側の手首から自分の指3本分離れたところにとります。 効果:ここのツボは心臓と関係があるので、動悸や胸の痛みと関係します。 また、乗り物酔いしやすい方にも効果があります。 ここに円皮鍼(えんぴしん)といって、まるいバンソウコウのような鍼があります。これをはっておくとよいです。 図が円皮鍼です。 ここは、皮膚も薄い場所なので、鍼をはる場合の長さには注意してくださ

【ツボシリーズ No.6】委中(いちゅう)

こんにちは。とある鍼灸師です。 今回は、委中(いちゅう)というツボのおはなしです。 場所:膝の後ろの曲げたところにできるシワの中央にとります。 効果:腰や足の痛み、おしっこがでにくい、首の後ろの痛みなどに効果あります。 膀胱とつながっているツボなので膀胱の症状に効き目があります。 委中を触ると、コリがあることがあります。 ここを痛気持ちいくらいの強さでマッサージするとふくらはぎの張りや硬さがとれやすくなります。 是非とも試してみてください! ではまたー!

【ツボシリーズ No.7】関元(かんげん)

こんにちは。 とある鍼灸師です。 今回は、久々のツボシリーズです! ではいきましょう! 〇関元(かんげん) 場所:カラダの正中線上にあって、へそから指4本分下にあります。 (この時の指4本分は、人差し指から小指までの幅をいいます。) 効果:泌尿器や生殖器系の疾患、冷え、のぼせ など 関元の場所は、臍下丹田(さいかたんでん)ともいわれ、いちばんカラダのエネルギーがあつまるところになります。 腎臓の働きが弱っているときは、関元が軟らかく弱くなっていることがおおいで

【ツボシリーズ No.8】肩井(けんせい)

こんばんは。とある鍼灸師です。 今回は、肩井(けんせい)というツボについてお話していきます。 ○肩井(けんせい) 場所:首の付け根(第7頸椎)と肩の関節の先(肩峰)とを結んだ線の中央にとります。 効果:肩こり、首こり、頭痛、歯の痛み などなど 押し方としては、3本の指(人差し指から薬指)で皮膚の面に対して垂直に押してください。 痛気持ちいくらいの強さで押してください。 肩井は、肩こりの特効のツボとして言われおり、胆のうの臓器と関係があります。 胆のうのツボは、

【ツボシリーズ No.9】百会(ひゃくえ)

こんにちは。とある鍼灸師です。 今回は、百会(ひゃくえ)というツボです。 場所:カラダの中心の線と両耳をつなげた線の交わるところに取ります。 効果:頭痛、めまい、耳鳴り、鼻づまりなど また、不眠やのぼせにも効果があります。 ツボを結んだ線を経絡(けいらく)といいます。 経絡は内臓とつながっています。 百会はいろいろな経絡が交わるところと言われています。 産まれたばかりの赤ちゃんには、このツボを使ってはいけません。 産まれたばかりの赤ちゃんは、頭蓋骨がちゃんとくっつ

【ツボシリーズ No.10】至陰(しいん)

こんにちは。とある鍼灸師です。 今回は、ツボシリーズも10回目を迎えました。 では、いきましょう!! 〇至陰(しいん) 場所:足の小指にあります。小指の爪の外側の線と爪の下の線の交わるところにとります。 効果:頭痛、鼻づまり、逆子など 至陰は、膀胱のツボになります。膀胱近くの内臓とも深いかかわりがあるので、逆子の治療に使われます。 至陰と三陰交(さんいんこう)というツボのお灸は、逆子の治療によく使われます。 しかし、安定期に入ったら治療してください。 安定期入る

【ツボシリーズ No.11】足三里(あしさんり)

こんにちは。とある鍼灸師です。 今回は、足三里(あしさんり)です。 ではいきましょう! ○足三里(あしさんり) 場所:膝のお皿の下にある外側のくぼみから指4本分下にとります。この時、人差し指から小指の幅を使ってとります。 効果:胃腸の症状、消化・吸収・排泄の症状に使われます。胃下垂にも有効です。 その昔、松尾芭蕉が歩き疲れたときに、足三里のツボにお灸をしたと言われています。 三里とは、長さを表した言葉で手にもあります。

【ツボシリーズ No.12】太淵(たいえん)

こんにちは。とある鍼灸師です。 今回は、こちらのツボです。 ○太淵(たいえん) 場所:手首の親指側にあるくぼみにとります。 効果:鼻水、せき、のどの痛みなどの呼吸器の症状に効果があります。 また、腱鞘炎にも使われます。 肺に関係するツボで、治療でも多く使われます。 太淵を軽く押したり、お灸したりすることで、風邪の予防にもなります。

【ツボシリーズ No.13】太白(たいはく)

こんにちは。とある鍼灸師です。 今回は、こちらのツボです。 ○太白(たいはく) 場所:足の親指側にあります。     足の親指の根元にある骨のでっぱりを超えた後のくぼみにとります。 効果:お腹が張っていたい、嘔吐、下痢、食欲不振、消化不良など 太白は、脾臓のツボになります。 東洋医学では、脾臓は消化器系の働きを担う臓器なので、胃や腸の症状に対して有効です。 脾臓の働きが弱くなると、外反母趾にもなりやすいです。