見出し画像

2月22日「猫の日」🐱

前回の記事

ひとり文芸ミュージカル 「三毛子」

2月21日は漱石の日、原作 夏目漱石『吾輩は猫である』を題材にしたお芝居(ひとり文芸ミュージカル)を観劇してきました。劇の前には特別講座を聞くことができとてもためになりました。

特別講座

ホトトギス主宰 稲畑廣太郎 氏による「漱石と虚子」
漱石と虚子の関係性、『吾輩は猫である』連載に至る経緯、連載当時の話題を中心に俳句や時代背景などお話をしてくださいました。
 
総合女性史研究会代表的 米田佐代子 氏 「晶子 と らいてう」
母性保護論争について、当時の女性の置かれている立場、時代背景、世間の感覚をもとに、与謝野晶子と平塚らいてうの2人の生き様とそれぞれの主張をお話しくださいました。
今回のお芝居の中に台詞として重要なお話でもあります。

三毛子

主人公の三毛子は琴のお師匠様の家で暮らす可愛い猫です。お手伝いさんのフユ子さんと師匠、お弟子さんがとても気になる様子。そんな三毛子の生涯を振り返り、ながら三毛子の人間観察の物語、猫の神様との掛け合いもユニークです。舞台となる今から約100年前の日本の時代をイメージしながら楽しみました。

今回の舞台に投句に寄せられた優秀作品は劇中で三毛子が読み楽しめました。

2月21日「漱石の日」、2月22日「猫の日」

ホトトギスで連載の始まった『吾輩は猫である』と作者夏目漱石。
奇しくも二つの日が連続していること、そして素敵な文芸のお芝居を観劇できたこと、知的な興奮が冷めない今日を過ごしています。

読書につながる観劇(感激)体験

今回のお芝居を見て、改めて夏目漱石、与謝野晶子、平塚らいてう、について興味が深まりました。『吾輩は猫である』にも愛着のような感覚が深まります。ただ読むだけはない新しい刺激と、再読への興味関心が高まります。

本屋さんの無い地域へ本を「届ける」活動🚐 ハリ書房のサポートお願い致します。🦔 サポートいただきましたお気持ちは、移動書店の出動経費、店舗での読書イベント、仕入れ等、本屋の運営に使わせていただきます。