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体験は感性を育ててくれる

昨日、ふと昔々よく聴いていたアーティストさんの歌を聴いた。

人生で一番どん底だったときによく聴いていたバンドさん。

久しぶりに聴いた曲(↓ではないけれど)は、相変わらずとてもよかった。
よかったけれど、昔のように胸が痛くなるくらい曲のそばにいられなかったことが少し寂しかった。けれど、同時に、少し距離をおいて温かい気持ちで聴けるようになったのはそのときの自分と変化したからで、それが少し嬉しくもあった。

と、それはおいといて。

わたしはもともとロックやバンドにはそんなに興味がない人で、知っているアーティストはヒットチャートにランクインしてる人くらいだった。

でも、人生の途中つまずいて、ひきこもったり、なんやかんやある中で、
音楽の趣向も変わってきた。

そのとき、今まで全然知らなかった歌詞やメロディーが急にわたしの心に刺さるようになった。そして、その音楽たちがわたしの心のそばで一緒に寄り添ってくれた。

音楽があったからわたしは救われた。

ふと思う。
もし、わたしが人生につまづくという体験をしなかったら、
たぶんこの音楽とは出会っていなくて、共感もできなくて、この心の彩りを感じることができなかったのかもしないなって。(とはいえ、まぁ逆に違う道を辿ったら、それはそれでまた違う新たなものに出会えるんだけど、まぁそこは…)

悲しかった体験も、苦しかった体験も、悔しかった体験も、全部全部嫌だけど、
もしその後で素敵な意味づけをするのならば、
その体験たちがわたしの感性の幅を広げてくれたんだなと思う。
おかげで今、わたしはいろんな音楽に対して、心躍ったり泣いたりする。

とはいっても、そのときは到底思えないし、それもこれも今穏やかな自分がいるから思えることなんだろうと思う。
(ありがとう、今までの自分、そしてこれからの自分よろしく!)

久しぶりに聴いたそのバンドさんは、まさかの活動を休止していたけれど、もしかしたら活動再開するかもしれないと書いていた。

そして、その足がかりとなる?新しい曲は昔と比べて明るい曲調に思えたのは、わたしのフィルターか、はたまた、そのアーティストさんの心情が変化したからか。

そういうことを含めて、体験は感性を育ててくれる。

とまじまじと感じた。






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