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マクロビオティック派の私が母と添加物バリバリポテチを食べる理由

現在同居中の母には
私がマクロビオティックを勉強中だと話していて、
興味を持ったようで、色々と質問を受けました。

当然一度や二度で全てを理解できる情報量ではないので、

「つまり何やったらいいの?
何買えばいいの?何食べたらいいの?」

ってなります。

母の買い物に四六時中ついて行けるわけでもないので
最終的には母にマクロビオティックを
導入して貰うのはムリだと判断致しまして、
今は単純に和食にすればいいよとだけ伝えています。

食生活ってまず
本人の価値観があって、ポリシーがあって、
経済状況があって、買い物事情があって、
体力やモチベーションなど、
様々な事情が複雑に重なった上で成り立ってるので、

チョロっと説明した程度では
「おっしゃ!じゃあマクロビオティック極めるぞー!」
とはなりません。
そんな簡単ではないです。

勉強やヒアリング、長期計画が必要不可欠です。
かつどの食事が体に合うかはその人によるので、
完全個別カスタマイズ案件です。

食生活って下手すると殴り合いになりかねない
言い争いにまで発展するのですよ。
ある意味宗教戦争みたいなもんだから。
ハッキリ言って面倒臭いんだよね。
自分の人生なんだから好きにすればって思う。

それなのに一部の
マクロビオティック意識高い系の人は
「最近食生活には気を付けていて、
有機JAS規格の野菜を食べてるんですよ〜」
という人に対して

「有機JAS規格には実は一部農薬が使われていて……」

という話を延々と始めたりします。
これから楽しい
一般人も混在の飲み会だという時に(笑)

本当、説教って抗いがたいエンタメなんですね。
いい年こいてコントロールできないくらいには麻薬性がある。
添加物よりそっち気を付けた方が
はるかに平和だと思うんだけどね。
まずは手始めに
「有機JAS規格を選ぶとはお目が高い!」
だとか言えないのだろうか。
いい大人で商売人なのに。

そういう人を見るたびに思うのだけど、
本気でマクロビオティックを普及させたいと考えてるなら
意識高いだけではだめで、
意識高い人は低い人に目線を合わせないといけないんですよね。
そうでないと顧客目線で話はできないから。

お客様候補の方に
「もう付いて行けないから私は結構です」
と言われたら終わりです。
だから意識次元は上下左右自由自在でなければならない。

意識上がりっぱなしだと浮世離れして
「パンが食べれられないならお菓子を食べればいいじゃない」
みたいなことをフツーに言い出します。
当然ムカつかれるに決まってます。

私が母と一緒に買物に同行した限りでは、
近くのコンビニやスーパーに
無添加無農薬食品が手頃な価格で提供されないと
導入するのはムリでしょうね。
年金生活者の年間所得って超シビアな数字なので。

だから私は個人で気を付けられるレベルだけ気を付けて、
食卓に出されたポテチも母と一緒に食べます。
後でデトックスするなり調整すればいいので。

母の世代は成長期に添加物をあまり摂取していないので、
基礎体力が高く、
一番長生きする世代と言われています。
逆に私達の世代の方が大変なくらいです。

母に
「添加物が入ってるから食べないの?」と聞かれたら
「今お腹いっぱいだから」と返しています。

少なくとも嘘は言っていないし、
ある程度お腹が膨れているのに
食べるほどには魅力がないってだけだから。

現時点でまだ
マクロビオティックの普及がおぼつかない以上は
暫定的にでも共存しないとイカンでしょう。
この世に存在するものには全て意味があるのだから。

自分のポリシーが明確であるということは良いことですが、
人間関係を歪にしてまで主張するべきなのかね?
という部分には疑問を感じます。

自分が損失を被るタダ働きだとかには
文句言っていいと思うけど、
その人自身の生き方である「食」にまで
過剰に意見するのは疲れるし反発を買うだけなので。

その分時間をかけて
まずは相手との信頼関係を構築した方がいいと思うんですよね。

そのときにようやっと
「実は有機JAS規格には一部農薬が使われていて……」
という話が入ってくる。
この話の順番を間違えると
どんなにいい話であろうと
ただの一人カラオケでジャイアンリサイタルです。

だから最近ようやっと家に粗塩が導入され始めています。
一緒に暮らし始めて4ヶ月くらいかな?

そのくらい時間がかかるんですよ。ホント。


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