最果タヒ展で私が読んだもの
仙台パルコで開催された最果タヒ展に行った。
自分が立ち止まる場所によって、その瞬間によって、ことばが揺れ、繋ぎ目が変わる。
一枚ことばが裏返れば、見える風景や聞こえる音が真逆になる。
日本語の文法としては正しく繋がらないこともある。
背景に見えることばたちも、そのときそのときで変わる。
同じ会場で同じことばを見た人が累計500人いるとすれば、500通りの詩がある。この展示のコンセプトは、そういうことなのだろうと解釈した。
私が読んだ詩。
その中でも残したかった、私が出逢うべくして出逢った詩を、読んでほしい。
タップして画像だけで見たほうが断然画質がいいです。
私が行ったのは、2月末。
1週間早ければ、目に留まらなかったかもしれないことばたち。
そういえば「ことば」とは、葉っぱだった。
読んでいる最中にひらりと姿を変える一枚のことばは、それの本来あるべき姿なのかもしれない。
あとがきを読んで立ち尽くした。
「世界」「命」「平和」「破壊」「地球」。
そんな大きなことばたちを、私はあまり好まない。
だけど私はこの日に見たから、足が止まった。目で追った。写真を撮った。
“自分はどう思うか、ということも、瞬間瞬間に切り替わり、より刹那的になっていくのかもしれない。”
それをまさにこの展示で、私は体験した。
最後に、私にとっての“「存在の確かさ」”を感じたことば。
Instagramには違う写真を載せていますので、ぜひ。
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