せば、また帰ってくるね。
今日はこの間延期になった花火大会があった。
帰るギリギリまで花火を見て、夜行のバスの出る場所まで向かう。
河を挟んだすぐ向こうで行われる花火。
ドーンという音がお腹にまでしっかり響く。大きな花火は真上まで上がってくるので、かなりの角度で見上げないと全部見ることができない。
そのくらい近くて迫力のある。小さな地元の大きな夏の風物詩。
今年のお盆はなんだかお盆っぽくない。毎年会ういとこにも会ってないし、花火もずれ込んじゃって。
でも、その分いつもよりのんびりできて両親との時間も作ることができたのだけど。
もう戻る時間か。
あんま戻る実感ないなぁ。
「せばな。体に気をつけれよ」
そう言って見送ってくれた母。
バスが出るまで何度も何度も手を振ってくれて。
ここ最近戻る時はいろんなことが不安で、顔を見ると泣いてしまうからと思って見送る両親の顔を見ることができなかった。
でも、今日は違う。
「次は冬かなっ」なんて言いながら笑って、別れることができた。
ちゃんと、進んでいるんだな。
別に根拠はないんだけど、「もう大丈夫」って思えてる。だから大丈夫。
おいしいご飯を食べて、お風呂に入って、好きなだけ寝て。
家族や友だちに会って、話して、笑って。
他愛ないこと、なんでもないこと。
そのことがどれだけ大切か。
自分の力になっているか。
帰ってくるたびに思い知らされる。
先のことなんてわからないけど、今1つ言えるのは最高の夏だったなってこと。
せば、またあっちできばってくるかー(がんばってくるか)…適度にね。
今日も一日おつかれさまでした。
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