生きていると、いろいろあります。
生きているだけなのにいろいろ起こります。

何かそんなに悪いことしたのかな、なんて思ってしまうほど、物事は狙ったように重なって発生することもあります。

仕事、家族、将来、お金、友人関係、結婚……人生には多くの人が通る共通のライフイベントがあって、多くの人が直面する諸問題があります。

いろんなことが一気に起きると、まるで自分の人生はそれら自分の外側にある物事たちに縛りつけられているようにも錯覚してしまいます。

今も何か起こっているし、これからもきっとより大変なことが起こっている。

果たして我々の人生は、あまりに多い自分以外の要素に雁字搦めになっているのでしょうか。

最近特に身に染みて体感している僕の解釈を、つらつらと綴りました。

管理下にない事象に対して

何かが起こると感情が動きます。
もうそれは仕方ありません。
感情が動くことが問題なのではなく、その後の対処の仕方が問題なのです。

正しく問題を捉えること。
根本解決や本当に問題なことは、事象が起こった後の行動なのです。

ポイントは管理下にあることに行動を絞ること。
人は動かせませんし変えることはできませんから、自分が動き、自分が変わる。

雨が降っていることを嘆いても雨は止まないように、ドライな響きになりますが結局は「それで、どうする？」と自分に問いかけるしかありません。

管理下にあるのは、自分の行動だけです。
何なら自分の感情も管理下にありませんから。

そういった、自分にはどうしようもない物事をきちんと切り分けること。

名著『嫌われる勇気】には「課題の分離」という言葉でこの辺りの話が書かれています。

管理下のないことをどうにかしようと思うことは、降っている雨を止めるぐらい不可能なことだと健全に潔く諦めるのが大切だと思います。

全ての事象は自分が元で起こっている

さて、僕の座右の銘は「人は鏡、万象我師」です。

自分の外側ばかりで物事が起きますが、それらから何を学ぶかということを大切にしています。

起こったことを起こらなかったことにはできないのと、そのままではもったいないので事象から学びます。

もう起こらないように、あるいはより良いことが起こっていくように。

自分が今後何を変えればいいかを学ぶチャンスです。

何度も何度も、もういいよと思っても壁はやってきます。
必要もないのに迫ってきます。

もしかしたらそれは、自分の人生の大きな癖を変えていくためのかけがえのないきっかけかもしれません。

とはいっても、当事者はそんなことを思う余裕もないでしょうが。
どうせなら自分の何が元で起こり、何のメッセージと捉え、自分は何を改善していくか。

そういった建設的な捉え方ができれば理想です。

人生は自由であると証明したい

人生は雁字搦めなのかという問いに関して、もしかしたらそうかもしれませんが僕は選択肢は自由だと思っています。

例えば、最近では5時起きを目標にこの一週間過ごしてきました。
やることは朝の7時までに終わらせればいいという助言をそのままやってみようと思って実行しています。

日中や夜はいろいろ巻き起こりますが、5時から7時の時間帯はとても平穏です。

まだ数日6時前起きになりましたが、徐々に身体が慣れてきた感覚があります。
習慣化するのはまず3週間といいますから、今月いっぱいはちょっと頑張ってチャレンジしてみようと思います。

起きる時間を変えたらいいよと教えてもらい、実践する人はその中の2割だといいます。
そして、継続するのはまたその2割だといいます。

この4％の継続枠に入れるかどうかが、結局変わっていく人と変わらない人を分ける一つの指標だと思っています。

管理下にあるのは行動だけです。

起きる時間を変えたところで今起こっている問題が解決するかというとわかりませんが、少なくとも仕事はちょっと着実に前進することができるようになりました。

一週間でこれですから、一ヶ月続けたらもう少し効果が出てくるかもしれません。

起こっている現象を変えるのではなく、自分を変える。

自分を変えるのは行動次第ですから、つまり割と自由じゃないか、と思うわけです。

行動し始めは多少無理をするので、より負荷がかかったような感覚に陥りますが、解決の糸口が少しでもあるのならやってみてもいいかもしれません。

何時に寝ても起きる時間は管理下にあります。

面倒かもしれませんが外に出て人生の先輩と話したり、友人と話したりする場をつくることも管理下にあります。

僕も諸問題を抱えながらも、なんとか変えてきたと。
なんとか変化して、改善して、人生良い方向に変えてきたと。

そう言いたい。

事情は人それぞれなのでさすがにあまりに無責任なことは言えませんが、人生は思い込んでいるよりずっと自由で、豊かであると、自分の人生を通じて証明したい。

まずは、今日一日。
そして明日も5時に起きる。
タスクを進める。
仕事を前進させる。
今日やると決めたことをやりきる。

そんな日々をコツコツと積み重ねます。