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言葉って難しい

小説を書いていると、言葉って難しいと思うことが多々あります。

書き始めたばかりの頃は、
思い浮かぶシーンはあるのにうまい表現が見つからない、
言葉が浮かばないといった感じで難しいとよく思っていました。
これはたくさん書いていくうちに自然と思わなくなりました。
慣れと語彙力大事です。

次は、言葉は浮かぶけどどの単語を選択するかというとき。

“「がんばります」と彼女は言った。”

という文章があるとして、
・「がんばります」と彼女は笑んだ。
・「がんばります」と彼女は説明した。
・「がんばります」と彼女は誓った。
と色々バリエーションが考えられるので、
どの単語を選ぶのか非常に頭を使います。これは難しいけど楽しい作業です。

そして書いたものがある程度不特定多数の人に読まれるようになると、
何をどんな言葉で書くのか難しいなと思うようになりました。
何気ない言葉が誰かの地雷を踏み抜く可能性もありとっても気を遣います。
そんなことばかり考えていると何も書けないので
割り切るところは割り切りますが。
いわゆる差別用語や言葉狩りの問題にも通じますが、
そういうものも含めて知っておかなければと思います。

かなり前のことです。
自分は小説を書くのが好きなので「小説を書くのが楽しい」と書いたところ、
「私はこんなに苦しみながら書いているのに『楽しい』とか不謹慎(意訳)」
みたいなことを言われたことがあります。
極端な例ですしタイミングとか何かが色々悪かったのでしょうが、
ポジティブな言葉でも人の気に障るときは障ってしまうということです。
ポジティブとかネガティブっていうのも結局主観的な話だったりもするし、
万人に受け入れられる言葉なんてないんだろうなあ。


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そういうわけで告知でした!

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