駆け足で振り返る!さいきん観た日本映画のはなし。
さてさて!みなさんこんにちは!
仕事をがんばるとこちらがおろそか…こちらをがんばると仕事が…
バランスって大切だけど難しいですよね。
今日は最近観た映画の話の感想を短くまとめてみます。
じゃっかんネタバレ含みます。
波紋
『かもめ食堂』『めがね』や『彼らが本気で編むときは』などでおなじみの荻上直子監督作品。
これまでとは毛色が違うなんだかおかしな雰囲気にざわめきましたが、
北欧でも小さな島でも、団地でも新興宗教でも…これまでの作品に共通しているのは<ていねいに暮らす>ということ。
何かを盲目的に信じて暮らしていたけれど、新しい何かが自分の中に入ってくることで世界が広がる。今まで持っていた概念が壊される様子は『バーバー吉野』でもあります。
今回はそれが皮肉に振り切ったダークコメディ。
誰にだって抱えている差別や依存を痛快に皮肉っています。
技のデパートぞろいのキャストの中で際立つ筒井真理子さまの多芸ぶりも見どころです。
怪物
先日のカンヌ国際映画祭でも話題となりさまざまな部門賞を受賞した是枝監督の最新作。
ずっとカンヌを意識されている監督なので、ヨーロッパでの評価を意識しており日本人ウケまんまん中ではなくフランス映画っぽさもあったり、社会問題にアプローチしているのはいつも通り。
今回は坂元裕二さんを脚本に迎えたこともあり、いつもとちょっと違った顔ぶれで新鮮でした。
1つの出来事も、多方面から観ることで違った意味を持ってくるのだな。と感じました。
怪物は見る世界によって変わるということ。
田中裕子さんいると緊張で画面がピッとしますね。すてきな女優さんです。
よこがお
『波紋』からの筒井真理子さまシリーズ!
去年『LOVE LIFE』を見て深田監督いいなぁ…と感じたのでこちらも観ました。
時系列があっちこっち飛ぶのですが、市子の髪型でああ、現代なのか!とか過去なのね。とわかります。
すべてを失ってささやかな復讐をする市子さんだけど、すべてを失っても優しさとか本来持っているものは変わらないのだと思いました。
スッキリするような終わり方ではないけれど、ああ見てよかったという気持ちよさがある作品です。
『淵に立つ』も観てみよう!
以上!最近観た日本映画を駆け足で振り返りました!
はるみそ
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