何もないところに、少しずつ石を置いてゆくような仕事
『アフリカ』最新号(まだ印刷・製本所にいます)はこれから販売のことをやらなければならないのだけれど、ぼくの、こういった仕事の特徴は、というか「疲れるところは」と今日は言いたいような気がしているのだが、企画するところから、書いたり(書いてもらったり)、話し合ったりした後、実際につくって(部分的には誰かにつくってもらったりして)、売るところまで全部ひとりで進めるということだ。
いまは、次につくる予定のものもあり、それはもう数年ごしの企画で、ちょっと急ぎたい。
それで今日は、ここのところあたためていたことを、どうやったら実現できるか、ずーっと書いていた。
一日中書いて、あーでもない、こーでもない、と頭をひねっていた。
書いているものは、原稿じゃない。単なる手紙でもない。企画書のようなものだが、単なる企画書でもない。でも一度書いて、推敲して削ったり加筆したりして、原稿に取り組んでいる時とたいして変わらないようだ。
疲れるとか言いながら、ぼくは何もないところに、少しずつ石を置いてゆき、崩してまた置いたりして、企画を立ち上げてゆくところの仕事が、じつは好きかもしれない。
アイデアというのはスンナリと進むものじゃないので、いつもモタモタしていて、すぐに心がしおれそうになりますけど…
そんなこんなで、うちは貧乏暇なし路線まっしぐらだが、1日なんかあっという間だ。
(つづく)
ようやく完成する『アフリカ』最新号について、とりあえず目次をアップしました。画像の表紙は作業中のもの(部分)。予約受付中です。
掲載しているいろんな文章やら何やらについて、近々ここで書くつもりです。
「道草の家・ことのは山房」のトップ・ページに置いてある"日めくりカレンダー"、1日めくって、7月4日。今日は、家でお弁当、な話。
※"日めくりカレンダー"は、毎日だいたい朝に更新しています。
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