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碧月はる
2021年11月24日 15:16
早く寝なきゃ。そう思う夜ほど、うまく寝つけない。追加で眠剤を飲もうか迷って、やめた。起きられない事態だけは、どうしても避けたかった。スケジュール帳にぐるぐると描いたピンクの丸に、ずっと急き立てられていた。必死に作った書類を鞄に詰めこみ、忘れないよう玄関に置いた。あとは朝起きて、目的地に向かうだけ。その状態で潜り込んだベッドはひんやりと冷たくて、隣に小さな体温がないことに思わず泣きそうにな