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さよなら2020年

辿り着いてしまった感じがしてわくわくした。2020年の年始にその年にやる予定にしていたことのほとんどを傍に置いて、2020年3月以降、今やるべきだと思ったことをやってきたら、随分と予定していなかった場所にいた。

もともと追い込まれるほど燃える性格なんだろうけど、こんなに鍛えられながらアウトプットを続けた年はなかった。何より人の力になりたいと心から思った。音楽活動を自分以外の人のためにやりたいと思ったのは本当に初めてでした。


配信ライブやオンラインライブハウスを始めたのは、ライブを必要とする人にライブを途絶えさせたくなかったから。パソコンやインターネットはそんなに得意じゃなかったし、そういうことをやるのはミュージシャンらしくないという硬派な考えからダサいと思っていたけど、そういうのがどうでも良くなるくらいに生きてる音楽を届け続けたかった。

SNSを通した立ち振る舞いもたぶん、ずっと柔軟になったと思う。ミュージシャンなんだからつべこべ言わず曲をリリースして人を元気付けるっていうことをするのは僕にはとても時間がかかりすぎるし、とにかく人と人とが離れ離れになる中で、オンラインでもいいから音楽だけじゃなくていいから、僕の動画や言葉や活動に出会う人の気持ちを少しでも軽くしたり元気になってくれればいいと思っていました。

その結果、2020年にはたくさんの人と知り合えた年でした。オンラインでも、その向こうにいるのは紛れもなく人間だと分かってから、人とのオンライン上でのやりとりがとても愛おしく思えた。インターネットってよくわからなくて得体が知れない海の中みたいで怖いと思っていたけれど、人と人を繋ぐ力があることを実感してとても嬉しかった。


ライブハウスでのライブも、極力やることにしました。人それぞれいろいろな立場があったと思うけれど、僕は月の数本程度のライブならできる家庭や仕事の環境にあったから、よく知っている近くの馴染みのライブハウスを中心に自分が1人でも多くのお客さんを呼ぶことで貢献したいと思った。こんなことを書くと、そんな気持ちなら出てくれなくていいとライブハウスの人たちは言うかもしれないけれど、本当にその気持ちが1番大きかった。なんとか生き延びてくれていて本当にありがとうという気持ちです。あそこに敵う音の空間はないのです。

僕の2020年の活動を追ってきてくれた人たちがこれを読んでくれていると思うので細かな活動については詳述しないけれど、2020年の最後のライブが12/26に終わった帰り道、なんだかとてもやりきったー!と思えました。僕の活動を見守ったり支えてくれたり参加してくれた皆さんのおかげでしかないです。お客さんがいるから、そこがステージになることも昨年学んだことです。


2021年、僕はなんだか新しい気持ち。きっと感染症の脅威はまだまだ終わらないだろうけれど、僕は一区切りつけて、やっと2020年の年始にやろうと決めていたことに改めて向かえそうです。まだまだ不安な人もいるかもしれないけれど、きっと大丈夫だよ。無茶なことをせずに、やるべきことを真面目にやっていくだけです。


今年の僕のテーマは、「行動」です。コロナ禍だともうわかった今、改めて先を見据えて粛々と進んでいきます。どうか応援よろしくお願いします。

お互いに健康には気をつけて。いい一年にしましょうね。


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