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卒業式前にスイミーになる

いよいよ長男が小学校卒業。

ここ最近は週2~3日の登校で
けだるい消化試合みたいな日々
だったけど

式の10日前に
長男から受け取った
卒業式のお便りを見て
激震が走った。


“在校生は参加できません”


在校生は卒業式の日は休み。
参列もできない。

これまで5年間、
休みになるのは知っていたから
何の問題もないけども

まさかの
家族なのに妹は留守番???

つい最近まで
“保護者等の参加は一家庭3名まで”
との知らせだったので

小2の長女も連れて行くつもりで
当然、留守番要員はいない。


繊細ちゃん気質で
懇談会の30分は留守番できても
式の1時間~2時間を
一人で、家で、留守番するのは
到底できそうもない。
(すでに顔青ざめてるし)


というわけで、すぐ学校に
「在校生不可って、家族でも?」
と問い合わせたところ

学校事務の方から返ってきた言葉は
「例年そうなっているので」

3名以内だけど?と言っても
「例年、だめなので」


10日前というタイミング。
厳密に言うと
お便りをもらっていたのは
もう少し前で
長男が出すの遅かった。

それでも、
お便りの発行日は
式の2週間前。


義実家からは高速バスで2~3時間。
義両親は80オーバーの高齢だし
長女もあまりなつかない。

実母の家からは片道1時間ほどだけど
仕事のシフトが入っている。

来れたとして、
繊細ちゃん気質の長女は
祖母と2人きりの約2時間は
緊張の連続で、嫌だと言う。


「式典」とはいったい何なのか?


もう少し、早く言ってくれてたら。
3名の定員を在校生もOKにならないか。
なぜ、「在校生」だけ規制するのか。


たくさんの疑問がわいてきて
校長先生にも直談判したけど
最初に返ってきた回答は

「式典なので」だった。


・・・だから、
なんやねん???

ここから、私と
インスタグラムのフォロワーさん、
リアルな友人、ママ友との
意見交換が始まりました。


そして、まとめたことを、
意見と今後(来年度以降)の要望として
書面で校長先生にお渡しした。


スーツ着て。
あさイチの校門前で。

その後どうなったかを
実際の意見・要望書の内容と
先生の回答と一緒に

次の投稿でまとめます。


少数派が声を上げるためにスイミーになろう


今回、改めてわかったこと。

それは、卒業式の日に
子どもをどこにも預けられないのが
少数派かも知れないってこと。

長女は、繊細な気質が強く
児童精神科にも通っているけど
放課後デイなどの頼り先が無い。


でも、こうした少数派の親子が
「例年そうなので」
「式典なので」といった

意味の分からない言葉に潰され

仕方なく我慢して留守番したり、
仕方なく片方の親しか
式典に出れなかったり

してきたのではないか。

今まで上手くいってきたようで
それは、誰かの犠牲の元だったのでは?

ということ。

この少数派の声が
「スイミー」(レオ・レオニの絵本)
に出てくる小さな魚たちのように

集まって大きな声になり
学校などの大きな組織に
それをあげていかなければ
くり返されるのでは?

ということ。

預け先があるから平気、
むしろ下の子連れてくの大変、
というご家庭も多いと思う。

だけど、
それが当たり前ではなくて
うちみたいな家庭もある
ってことを

先生方には知っておいてほしい。

ということも踏まえた
意見・要望書にしたつもり。


なかなか変わらない
昭和の臭いがする慣例。

変えてもいいと思うもの
残っていることが不思議なもの
どんどん声あげていこう。


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