nariwai no Gamao

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記事一覧

求めたい条件を満たす盛夏ニット

夏でも長袖を着たい理由の一角に『涼しさ』が位置付けされている人は、ここ数年でかなり増えたように思える。 その認知度に伴い需要が増えた事で、今となってはファストブ…

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それを『日装』と呼ぶ。

その人となりが滲むような洋服が堪らなく好きだったりする。 プレスでシワを伸ばした綺麗なシャツも、洗い込まれて風合い漂うシワの寄ったシャツも、一見は相反するように…

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街と自然の狭間を繋げる。

私が住んでいる仙台は杜の都と呼称されるだけあり、所謂街と言われる土地の景観にさえ自然が当たり前のように溶け込んでいる。今の季節であれば、街の中心から少し歩くだけ…

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強烈で優しい。

思い切りの良さと、洋服への絶妙な落とし所。冬のカシミアを筆頭にHERILLの魅力のひとつはそこにあると感じていて、スプラッシュペイントも正にその代表格と言える。デニム…

nariwai no Gamao
3週間前
9

梅雨と夏の救世主。

いよいよ今季の入荷も佳境を迎え始め、コレやアレのように少しずつ夏を見据えてご案内をしていこうと思うが、夏を楽しむ前に必ずぶち当たる梅雨という厄介な時季。 毎度な…

nariwai no Gamao
3週間前
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夏の必需品とシャツ、ニット。

約2年の時を経て、遂にBATONER共作のウォシャブルウールノースリーブを今週末より展開するが、少し前にご案内していたコレらを単純にノースリーブ仕様にしている訳でもなく…

nariwai no Gamao
4週間前
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信頼感の在り所。

人間で言えば長所の一角として得意な分野があるように、洋服にも飛び抜ける何かが必ず存在している。そして欲を言えば自身のクローゼットに並ぶ洋服はそんな面々の集まりで…

nariwai no Gamao
1か月前
8

好きになった洋服の話。

去年の8月頃、OUTILのアトリエに『それ』はあった。 入り口からある程度は一望出来るコレクションの中で全てが視界にある筈なのに、ハッキリと目に映る感覚が覚えた物が『…

nariwai no Gamao
1か月前
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想像を掻き立てられたのなら。

初見であっても、不思議と "身に覚えに近しいイメージ" が湧く事がある。 クタッとしたリネン素材のシャツや、風合い豊かな綿素材のニットを見て優しい着心地が想像出来る…

nariwai no Gamao
1か月前
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結局、好きは変わらない。

新しいシーズンを楽しむ上で、新鮮さを求める事は当たり前の感覚だと思うが、経験が物を言うという言葉があるように、一度や二度、自分自身が良いなと思えた事はそうそう塗…

nariwai no Gamao
1か月前
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BATONERから得る、春夏の必需品

日中の気温差はあるものの、春らしいと素直に思える心地の良い日が続くようになり、仙台も漸く桜の蕾が姿を現し始めた。予報を見ても気温が崩れる気配は無さそうで、少し足…

nariwai no Gamao
1か月前
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変わる事のない『心地良さ』がここにある。

個人的な話だが、身に纏う洋服でオンとオフの違いが全くと言っていいほど無く、休みでも外出するとなればジャケットを羽織る。それも気が向いていれば、"前日に仕事で1日着…

nariwai no Gamao
1か月前
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PRINT TEE STYLE vol.2 "size3"

vol.1 こちらは既に店頭より販売を開始しており、オンラインストアの掲載は3月29日(金)18時頃を予定としております。店頭にて完売の場合は掲載がございません。遠方より気…

nariwai no Gamao
1か月前
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PRINT TEE STYLE vol.1 "size4"

さぁ、今年は「あの」プリントTeeをどう合わせて楽しもうか。 メインは夏。 ただ、立ち位置的に最も際立つタイミングは間違いなく「今」だ。 既存のワードローブの何か…

nariwai no Gamao
1か月前
5

心の赴くままに。

常に憧れが心にある。 その矛先は「誰か」であったり「経験」であったり。もしくは言葉にし難い「感覚」のようなものだったりと様々だ。 所在が今では無く先にある "それ…

nariwai no Gamao
1か月前
9

そうそう、この感じを探していた。

先日降った雪は偶然だと割り切り、その前にふと訪れた陽気な気温感こそが本来のリアルなんだろうなと思うと、そろそろシャツの出番がチラつき始めている。 主観的で申し訳…

nariwai no Gamao
1か月前
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求めたい条件を満たす盛夏ニット

求めたい条件を満たす盛夏ニット

夏でも長袖を着たい理由の一角に『涼しさ』が位置付けされている人は、ここ数年でかなり増えたように思える。

その認知度に伴い需要が増えた事で、今となってはファストブランドでも多く展開されるようになった。

ただ、快適で、日差しを遮り、風を含ませ、そして蒸れないという絶対条件の篩にかけると納得まで至らない場合が殆どだろう。

ましてや"サマーニット"となれば尚更で、そもそも製作的な観点で扱いが難しい事

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それを『日装』と呼ぶ。

それを『日装』と呼ぶ。

その人となりが滲むような洋服が堪らなく好きだったりする。

プレスでシワを伸ばした綺麗なシャツも、洗い込まれて風合い漂うシワの寄ったシャツも、一見は相反するように見えるが何処となく纏う人の日常や感性が浮かび上がって見えるから。

そういった狙わずとも『着る人』が現われている大抵の物は所有者のパーソナルな部分が核としてあり、そして身に纏うモノである以上は当然ながら仕草や動きの中でもそんな瞬間がふと訪

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街と自然の狭間を繋げる。

街と自然の狭間を繋げる。

私が住んでいる仙台は杜の都と呼称されるだけあり、所謂街と言われる土地の景観にさえ自然が当たり前のように溶け込んでいる。今の季節であれば、街の中心から少し歩くだけでも新緑の清々しさと日が差し込んで生まれる影のコントラストが目に映り始め、その場に居るだけで本当に気持ちが良い。

見慣れた場所でさえも四季で表情が変わり、気が付くと目的も無いままに足を進めては移りゆく街と自然それぞれが混じり合った景観を求

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強烈で優しい。

強烈で優しい。

思い切りの良さと、洋服への絶妙な落とし所。冬のカシミアを筆頭にHERILLの魅力のひとつはそこにあると感じていて、スプラッシュペイントも正にその代表格と言える。デニムやダックというワークモデルに、同じくペンキ飛ばしという本来は偶発的に生まれるワークデザインを重ねていながらも、不思議とユニセックスで着る人を問わないファッションアイテムとして完成されている。

そして、同様に今季も然り。最高の2本が届

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梅雨と夏の救世主。

梅雨と夏の救世主。

いよいよ今季の入荷も佳境を迎え始め、コレやアレのように少しずつ夏を見据えてご案内をしていこうと思うが、夏を楽しむ前に必ずぶち当たる梅雨という厄介な時季。

毎度ながら心底嫌になるが、確か去年の夏、あるブランドが製作していた特徴的な生地で仕立てられたシャツを見た時に、これがあれば少しは前向きに梅雨を乗り越えられたのかも知れないと思った事がある。

夏における期待値の高さは去年に十分感じていたから、も

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夏の必需品とシャツ、ニット。

夏の必需品とシャツ、ニット。

約2年の時を経て、遂にBATONER共作のウォシャブルウールノースリーブを今週末より展開するが、少し前にご案内していたコレらを単純にノースリーブ仕様にしている訳でもなく、かと言って2年前の復刻とも違う。その全貌とも言える製作に関する詳細や背景に関しては、山下さんがしっかりと丁寧に綴ってくれている記事をご覧頂ければ全て分かるのでここでは割愛させて頂く。その代わりと言ってはなんだが、この記事では4色そ

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信頼感の在り所。

信頼感の在り所。

人間で言えば長所の一角として得意な分野があるように、洋服にも飛び抜ける何かが必ず存在している。そして欲を言えば自身のクローゼットに並ぶ洋服はそんな面々の集まりでありたいと心から思っている。後悔のない物選びの末にそうなっていたいというよりも、全てに確固たる信頼を委ねられる物だけを手元に置いておきたい。そして当然ながら、洋服である以上は自分が着ている時にどう感じさせてくれるのか、その在り方にこそ信頼感

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好きになった洋服の話。

好きになった洋服の話。

去年の8月頃、OUTILのアトリエに『それ』はあった。

入り口からある程度は一望出来るコレクションの中で全てが視界にある筈なのに、ハッキリと目に映る感覚が覚えた物が『それ』だった。

そして気が付けば、導かれるように『それ』がある場所へと向かっていた。

あぁ、俺これ好き。

ストレートに、シンプルに、純粋にそう感じた。

そして宇多さんから『それ』の製作秘話を聞いて更に好きになり、袖を通したあ

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想像を掻き立てられたのなら。

想像を掻き立てられたのなら。

初見であっても、不思議と "身に覚えに近しいイメージ" が湧く事がある。

クタッとしたリネン素材のシャツや、風合い豊かな綿素材のニットを見て優しい着心地が想像出来るように。

経験故の先入観というものは、時として未来を見せるように『袖を通した先にある景色』を想像させる。

それならば、このシャツ達はどんな景色を見せてくれるだろうか。

先日にご紹介していたアレやコレに続き、KAPTAINSUNS

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結局、好きは変わらない。

結局、好きは変わらない。

新しいシーズンを楽しむ上で、新鮮さを求める事は当たり前の感覚だと思うが、経験が物を言うという言葉があるように、一度や二度、自分自身が良いなと思えた事はそうそう塗り替えられず、他に代用が無い事も理解していると尚更抜けられない。

その上で、相も変わらない安堵感とスタイルに与える少しばかりの変化に心惹かれ、今季も縋る思いで「あるシリーズ」を仕入れたので是非ご案内させて頂きたい。

blurhmsが手掛

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BATONERから得る、春夏の必需品

BATONERから得る、春夏の必需品

日中の気温差はあるものの、春らしいと素直に思える心地の良い日が続くようになり、仙台も漸く桜の蕾が姿を現し始めた。予報を見ても気温が崩れる気配は無さそうで、少し足早だが先日に衣替えを始めたのだが、冒頭の通り "日中の気温差" が厄介になるのが東北の春で、日中は陽気な春を感じるが、夕方以降は冷える。このギャップに悩まされる現実を理解している分、衣替えや春物を探す心理としては、ギャップを埋める『何か』を

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変わる事のない『心地良さ』がここにある。

変わる事のない『心地良さ』がここにある。

個人的な話だが、身に纏う洋服でオンとオフの違いが全くと言っていいほど無く、休みでも外出するとなればジャケットを羽織る。それも気が向いていれば、"前日に仕事で1日着ていた物"であってもだ。それと、家の中でも当然のように大好きなニットを着続ける。擦れて毛玉が出来ようが、食べカスが落ちようが何も気にせず着ては洗い、洗濯して乾いた翌日に今度は仕事に着ていく事だってある。

これは「飽きない」という感覚より

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PRINT TEE STYLE vol.2 "size3"

PRINT TEE STYLE vol.2 "size3"

vol.1

こちらは既に店頭より販売を開始しており、オンラインストアの掲載は3月29日(金)18時頃を予定としております。店頭にて完売の場合は掲載がございません。遠方より気になる方がいらっしゃいましたら、事前の通販も承りますのでお気軽にご連絡くださいませ。

筆者
nariwai store manager
橋場 祐人
(通称がまお)

〒980-0014
宮城県仙台市青葉区本町2-6-23

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PRINT TEE STYLE vol.1 "size4"

PRINT TEE STYLE vol.1 "size4"

さぁ、今年は「あの」プリントTeeをどう合わせて楽しもうか。

メインは夏。

ただ、立ち位置的に最も際立つタイミングは間違いなく「今」だ。

既存のワードローブの何か、新調した羽織やシャツ、ボトムスとの様々な組み合わせと、そこから派生するスタイリングの幅にこそ「あの」プリントTeeは活きてくる。

選択する楽しさを見出すために、今季もしっかりと豊富なバリエーションで揃えました。

是非その組み合

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心の赴くままに。

心の赴くままに。

常に憧れが心にある。

その矛先は「誰か」であったり「経験」であったり。もしくは言葉にし難い「感覚」のようなものだったりと様々だ。

所在が今では無く先にある "それら" は、自身が起こす行動の積み重ねや歩みによって引き寄せられる事を前提の上で、ふとしたキッカケが追い風のように背中を押し、急に距離を縮める事がある。

理想と現実の距離とも言える狭間が埋まる瞬間とでも言おうか。

私自身の中で、そう

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そうそう、この感じを探していた。

そうそう、この感じを探していた。

先日降った雪は偶然だと割り切り、その前にふと訪れた陽気な気温感こそが本来のリアルなんだろうなと思うと、そろそろシャツの出番がチラつき始めている。

主観的で申し訳ないのですが、出番がまだまだ先の物は全くと言って良いほど気持ちが入らず伝える気になれない性格なもんで、納品していても提案のタイミングを伺っている物が実は結構あったりする。

ただシャツで言えば、春と夏を跨いで袖を通せるロングシーズン物から

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