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私が5年以上働いてきた会社が買収され、自主退社を促されるまで

皆さんはじめまして!

私はスーパーの店員をしながら、副業でせどり物販をしているChihayaと申します!(*´艸`*)
そのスーパーというのは11月中旬に完全に店を畳み、私は退社することになりました。
10月現在はまだギリギリ在籍中ということで、スーパーの店員として自己紹介させて頂きました!

この記事では、私が2021年10月現在まで約5年働いてきたスーパーが買収され、新しい会社から自主退社を促されるまでの出来事を時系列順に、ストーリー形式でまとめてみました。

当然ですが社名や個人名は一切書きません。
理不尽かと思われる内容も包み隠さず、起きた事実をそのまま書きますが、それに対する誹謗中傷や私怨を感じさせるような皮肉のような表現はございません。
決して会社を悪く言ったり晒し上げる目的のものではなく、実際に起きた出来事として、読んで頂いた皆さんの知識や今後の参考の引き出しの一つに仕舞って頂ければそれで良いという想いで書きました。

また、タイトルでは「自主退社を促される」という表現をしていますが、実際に新しい会社の方は少しでも働ける場所を残そうと動いてくれた方や、働きやすい環境にしようと積極的に声をかけてくれる方もいらっしゃいました。
とても感謝しています。
私の専門職が無くなり待遇が極端に悪くなる為、「自主退社を選んだ」というのが正解です。

出来るだけ短く、要点をピックアップし読みやすくまとめることに務めましたが、それでも長くなってしまいました。
少しでもわかりやすくする為、いらすとやさんの絵をお借りしイラストでの表現もしているので楽しんで頂けると思います。
文章能力が低い為に理解しづらい部分もあると思いますが、温かい目で読んで頂けると幸いです♡

登場人物


入社5年目のスーパー店員。
魚を捌く技術が欲しくて鮮魚部に入社。
5年以上魚を捌き続けたスーパーレディ。
魚屋の仕事は嫌いではないが、給料が安いため入社1年目から副業にせどり物販を始める。
利益は全て仕入れや事業資金に回しており、物販の売上のみでは生活が難しい為、せどりを本職にするつもりはない。
可能なら魚屋の仕事を続けたい。

買収されたスーパー
私が働いていた創業60年の地元密着型の古いスーパー。
隣町までの狭い範囲で7店舗の経営。
2代目社長が経営していたが、初代社長(父親)(高齢)は会長として健在し実質最高権力者。
正直二人共評判はあまり良くない。
昔は稼ぐスーパーだったらしいが、年々競合大手が何社も近所に店舗を構えるようになる。
その影響で売上が落ち続けていたこともあり、私が入社した時点ではボーナス全カット、低賃金という現状。
借金がなんと………!
従業員数約500名。

買収したドラッグストア
私の働いていたスーパーとはかなり離れた地方で大手として店舗を広げているらしいドラッグストア。
最近は出店範囲を広げ、近所でポツポツ見かけるようになり名前は知っていた。
ドラッグストアとスーパーをかけ合わせた店舗を作りたいらしく、私のいた会社を買収したとのこと。
従業員数約3,000人。



4月上旬「少なすぎる情報」

仕事が休みだった私の元に、出社中の同僚から一件のラインがきました。
「なんか6月から買収されて会社変わるらしいよ」
この時はまだ、危機感はありませんでした。
上場企業のドラッグストアがスーパーも展開すると聞いたので、どちらかというとワクワクしていました。

給料も上がるだろうし、ボーナスも出るかな。

それと同時に

そういえば去年から今年にかけて、
本部の常務達、店長数人、それに私に包丁を教えてくれた鮮魚のバイヤー、
合計10数人の上層部の人間が、時期をずらして1人ずつ退職していったのは何故なんだろう。
せっかくもう少し働いてれば大手企業の役職につけたかもしれないのに…

とも考えていました。

当時の私の考えがいかに甘かったか、今思い出すとため息が出ます。

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その後の社内は当然、しばらくの間ざわついてました。
「上場企業らしいよ!向こうでは人気の就職先だって!」
「俺はどうせ給料減らされるよ。歳だし」
「地方に飛ばされたりするのかな…嫌だな」
「絶対ボーナス出るよ!」
「潰れかけてた会社の人間なんてクビにしたいでしょう普通」

あまりにも現場への情報が少なく、その後の待遇がどうなるか知らされていない状態でした。
正式な発表がされた訳ではないからです。
その為ポジティブな意見もあればネガティブな意見もあり、それでも変わらずにいつも通りの営業をしています。

私達現場に伝わっている情報は、「株式会社〇〇〇に買収されて、6月から正式に切り替わるらしい」のみだったのです。

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会社からは正式な発表がされないまま日数が流れました。

結局噂だったのかな?とスタッフ達が思い始めた頃、突然各店舗の店長達が言いました。

「7店舗中A店、B店、C店を除く残りの4店舗を同時に閉店することが決まりました。」

買収の話も定かではないまま突然の閉店。
訳がわからず質問をしても「今は答えられない」との返答しかなく、
潰される店舗にいた移動手段のない近所に住むパートさんや高齢のスタッフさんは絶望的だったと思います。

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5月下旬「社長が残した最後の言葉」

この日は7店舗中、最も売上が悪かった4店舗を閉店する日です。
これを最初に知らされたのが大体1ヶ月前ということになります。
在庫を失くすのに一ヶ月の調整が必要だと判断したのでしょう。

この4店舗は、私が売上データを見るたびに
「どうやって給料を払ってるんだろう…」
と思うくらい売上が低く、
近所の競合大手には何をやっても勝てないまま顧客が減り、グダグダな経営をしていました。

大きな借金をしてまで経営コンサルタントを呼んでも効果はなく、
給料を更に下げたことで社員のモチベーションも下がり、
「古い店内を綺麗に改装すべき」
「赤字の店舗を閉めるべき」
という上層部の意見にも耳を貸さず、
「改装は金がかかる。社員の情熱が足りないだけ。」
「思い出の店舗だから絶対に閉めたくない。」
という会長(社長の父)の意見を尊重し、今までずるずると経営を続けてきた。
と上司は語っていました。

その結果、いつからかこの4店舗は各店毎月600万円近くの赤字を出し続けながら経営してきたそうです。

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まだ正式に発表されていない買収したドラッグストアは、
この赤字4店舗のうち2店舗を新しいドラッグストアに、
残りの2店舗を売地に出すものとして閉店することにしたそうです。

そしてこの日は

社長が各店に挨拶に来る日でもありました。


買収の話が広まり、社員やパート達の不安は大きくなる一方、詳細を聞きたくても、
会長も社長もずっと連絡が取れませんでした。

あくまで上層部の推測ですが、どうやらスタッフから責められないよう逃げ回ってたとのことです。
本部も「社長は来ていない」の一点張り。

真意はわかりません。

私達社員は全体の半分ほど、退職を選んだ者がいましたが、
残された半分の社員は残りの3店舗に配属されることになりました。

しかし閉店する店舗のパートさん達には選択の余地がありませんでした。

私達の知らないところで、新しい会社の上層部に指示を受けた店長陣から、自主退社を促されていたそうです。

移動手段がない、高齢等の問題で本当に転職が出来ないパートさんもいらっしゃったと思います。
現に水産部の仲の良いパートさんも頭を抱えていました。

そして私はその日、なんと閉店する店舗にヘルプに来ていました。(私は元から残っているB店の所属)

おかげで社長挨拶に出席することができたのです。



久々に社長の顔を見ました。



社長はいったいどんな挨拶をするのだろう。



こんな時、スタッフにどんな声をかけるのだろう。



謝罪をするのだろうか。どんな顔で?



組織のリーダーはここで何を話すのが正解なのだろう。




私の興味は、そこにしかありませんでした。


ボーナスも無く、低賃金で、とても良いとは言えない待遇の会社。
しかも今日で閉店する店舗で絶望するスタッフ達の前で、ずっと音信不通だった社長のスピーチは中々見られるものではありません。
スマホで録音し、自身の経験値として心に刻もうと、心して聞くことにしました。


雰囲気の暗い事務室で、
急に職を失ったパートさんや不安な社員達に囲まれた社長が発した第一声は、
今でも鮮明に覚えています。






「なんと僕の借金がなくなりました!!」パチパチパチパチ





これが正解ではないことだけはわかりました。


ドラッグストアに買収された際に、会社の借金を立て替えてもらったという話でした。
厳密に言うと、借金を立て替えてもらう代わりに譲渡した。という言い方のほうが正しいのでしょうか?
(この辺の契約は詳しく好評しておらず、法律の知識もない為よくわからないです。申し訳ないです…)

「借金を立て替えてもらったこと」「身軽になった喜び」「経営者の苦労」
笑顔で一通り話し終わったあとに、
「お店はなくなりますが、皆さんのおかげで地域から愛される店になりました。ありがとうございました!」

で話は終わってしまいました。

周りをみると、皆に申し訳無さそうにする店長、唖然とする社員、中には悔しさで泣き崩れているパートさんもいました。
かつて経験したことのない空気の重さを感じました。

社長が少し間の抜けている人だと聞いていましたが、
天然でこんな話をしたのか、それとも「自分にはもう関係ない」という意思で吹っ切れて話したのかは未だにわかりません。

とにかく残されたスタッフを思いやる気持ちは微塵も感じられませんでした。

それじゃ他の店舗にも挨拶してくるね!と店を後にした後ろ姿は忘れません。

こういう状況になった経営者というのは、もしかしたら以外とこんなものなのかもしれませんね。

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また、正式に書類で今回の買収の件について配られたのもこの日です。
「これからは株式会社○○○として生まれ変わり、よりユーザーに愛される会社になりましょう。」みたいな内容だったと思います。

スタッフの呼びかけを無視し、不安の声に蓋をし、ギリギリまで連絡を断ち、最後の知らせがまるでコピペでもしたかのような書類、しかも閉店の事実を当日に知らせたことに対し、スタッフ達は「何を今更…」と口を揃えて話し、怒りを見せていました。

「Chihayaちゃん…私仕事なくなっちゃったよ。有給もないし歳だからどこも決まらない…どうしよう。」
涙を流すお世話になったパートさんに、私は何も答えてあげられませんでした。

これは余談ですが、銀行からの借金は8〜10億円近くあったと聞きます。

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6月上旬「違和感」

この日は正式に新しい会社に買収された日です。
電話やメールでも新しい会社名を名乗るようになります。

機材や備品等も少しずつ新しい物が導入され、
閉店した4店舗の社員達が振り分けられそれぞれ配属、
更に新しい会社のドラッグの社員が数名配属され、彼らが店を管理するようになりました。

店長は実質ドラッグの社員に従う形となりました。新しい設備、ルール、方針等の説明を一通り聞き、この時はどの社員も
「新しい会社で頑張るしかない!」
と話していたのを覚えてます。

ですが、ドラッグストアから来た新しい社員達の働き方に違和感を覚えました。

なぜか
店の売上や運営、既存のスタッフに全く興味がないのです。

全く向上心がないというか、ただ淡々と時間の経過を待っているだけのような、
自身の事務作業以外に関心がないように感じました。
今思えば、挨拶も自分からしてこなかったように思います。
会社が切り替わる前日に店内の改装なども一切行わず、看板も以前のまま。

新しい会社は本当にこれでいいの?
と思いながらもいつも通り仕事をしていました。

この理由を数日後に知ることになります。

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6月下旬「弱肉強食」

この日は新しい会社のスタッフ2名と面談をしました。
新しい会社の所属となった上で、給料面や労働時間、残業に関するルール等、様々な基準がドラッグの会社と同じものになり、その説明を聞いた上で今後どうするかを聞かせてほしいというものでした。

「どうするかを聞かせて欲しい」とはどういうことだろう。

この面談の内容が私にとっては衝撃的で、社員たちを絶望させることになります。
今後どうするか。とは、事実上退職するかどうかの選択でした。

私「スーパーとドラッグストアを組み合わせた店舗での水産部を希望します。これまで通り水産部で役に立てます。
5年間の経験で市場に出回る魚は全て捌けますし、店舗の管理も任されてきました!」

ドラッグ1「んー…ごめん!そのスキルいらないんだよね!」

ドラッグ2「生鮮コーナーは元々いた会社の方々には任せない予定なんです。」

私「え…私もドラッグストアで働くということですか?
資格などないのですが給料はどうなるんでしょうか?」

ドラッグ1「給料は下がりますよそりゃ!資格もない新人なんですから」

この時、私達既存の正社員に告げられた待遇は大まかに次の通りです。

・ドラッグストアでは給料を中途の新入社員に合わせて下げる。(基本給17万)
・肉、野菜、魚などの生鮮コーナーのスタッフは、全員ドラッグストアの新人店員にする。
・残業代はでなくなる。(こういう会社らしい)
・異動は全国に行ってもらう。異動しない契約の場合は更に給料減。
・登録販売者の資格(ドラッグを扱う資格)がないなら更に給料を下げる。ないと待遇もかなり悪い。

この時期は、次の資格試験を受けられるのが一年後なので、一年はこの待遇が確定します。試験に受かっても1万円程しか給料は上がらないそうです。
更に追い打ちをかけるように、

・近々残った3店舗も全て潰して改装予定。
・3店舗を改装後、生鮮コーナーは自社ではなくテナント募集をするから今の人間は必要ない。

そして、
・有給消化は今年中であれば給料の100%を出すが、来年からは60%にする。
・今のスーパーが続いてる間は、生鮮コーナーのスタッフのみ今までの給料の継続を約束する。

というものでした。

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「辞めろ」と言われてるのがすぐにわかりました。

私「生鮮は既にプロフェッショナルがいます。何故自社で行わず、わざわざテナントを入れるのでしょうか?」

ドラッグ2「確かに弊社はドラッグ専門なので生鮮のスキルがある人間がほとんどいません。ですが皆様に任せずにテナントを募集すると上が決定したんですよ。」

ドラッグ1「まあ、プロと言っても潰れかけた会社の人間ですからねー…さすがにそういう人達に…ねぇ?」

この時のあしらう様な扱いを見て、
今店舗に手伝いに来ているドラッグストアのスタッフの私達への関心の無さや、お店への興味の無さがようやくわかりました。

既に潰す予定の店、辞めてもらう社員に興味などあるはずがありません。

それでも営業を続ける理由は、私達全社員が辞めるかドラッグストアに異動するまでの間、誘導するまでの居場所としてとりあえず残されたものでした。

ドラッグ1「この店舗はいつ閉めるかまだ決定してないんですが、早めに考えをまとめてくださいね。」
そう言って面談は終わりました。

ドラッグストア側の考えをまとめると、

・既存のスタッフはあくまで潰れた会社の人間なので、退職するか最低給の新人ドラッグストア店員になってほしい。
・スーパー&ドラッグの店の経営をしたいことは間違いないが、生鮮コーナーは私達経験のある自社のスタッフではなく、お金をかけてでもテナントを入れたい。

・退職するかドラッグに異動する者が増えたらその店舗を閉店。残った店舗に残りの社員を異動させて、これを繰り返し人数と店舗を徐々に減らしていく流れ。

というものでした。

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自己紹介で書いたとおり、私は個人事業主として物販をしていますので、小規模ながらビジネスの厳しさは少しだけ見てきました。
生意気ではありますが、自分以外に期待してはいけないと思っていますし、味方はいないです。
市場は戦場であり、疑わしいものは全て排除する徹底ぶりでようやく少しの利益が産まれます。

このドラッグストアの考えは正しいです。

弱肉強食のビジネスの世界。
弱者が強者に飲み込まれれば、不遇な人間があふれることは当然だと思っていた私は「仕方がない」と割り切ることができました。
他の社員の持っている「怒り」というものはありませんでした。

ですが同時にこの時、
こんな事を考えるようになりました。
どうしても達成したい目的が出来ました。



時代についていけず、ビジネスで負け続け、強者に飲み込まれた中小企業はどこに流れ着くのか、不要な社員はどうなるのか
それが見てみたい。
この会社の存在が完全に消えて無くなるまで、絶対に辞めない。
残り続けて、会社の最後を見届けてみたい。



5月下旬の社長あいさつをなんとなく録音していた私は、当時からこの考えが頭の片隅にあり、
この日はっきりと「会社の本当の最後というものを見届けてみたい自分がいる」と自覚しました。
会話や面談はすべて録音、アクションが起これば全てメモに取るようになりました。

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8月下旬「鉄くずちょうだい」

この日は、残った3店舗のうちの1店舗、A店が閉店しました。
不遇な待遇が確定したり、異動できないと訴えたスタッフが異動宣告をされるなど、
順調に退職者が増え、一ヶ月前に閉店の告知がされたそうです。

ちなみ水産は人数が少ない専門職でもあるので、私はドラッグストアへの異動宣告をされない自身がありました。
これも私が残り続けた理由の一つです。

社長のあいさつはありません。

社長と会長(社長の父)はどうやら別々の道を行ったそうです。

社長はそのままドラッグストアで新人社員として勤務したが一ヶ月で辞めた、
こっそり上層部に入れてもらった、
などの噂がありましたが、恨まれないよう、探されないよう公開しないでほしいとドラッグ側に伝えていたそうです。

こういう情報は、ゲームの話で仲良くなったドラッグストアの社員を通して色んな方と繋がるようになり、
こっそり教えてくれるようになりました。

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そして、そんな社長の父親である会長はというと、なんとこの日、私が所属していたB店にやってきたのです。

裏口から挨拶もせずにズカズカ入ってきて、大きい声で呼ばれたのを覚えてます。

会長「おい。鉄くずちょうだい。」

意味がわからずに「はい?」と聞き返すと、

会長「なんでもいいから鉄くずはないのか?売れそうなやつ。新しく会社やりたいの!」


どうやら、借金を肩代わりしてもらった今、新しく会社を始めたいということでした。
その資金を集める為、まだ完全に潰れてない各店舗を回って、売れそうな鉄くずを回収していたのです。

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もちろん会長はA店にも行っています。
この日A店は最終日。
今日で会社を去るしかない、仕事が決まってない人間も沢山います。
私がお世話になったいつもニコニコした大好きなパートさんもいました。
きっと皆が不安で、辛かったと思います。

その中で、久々に顔を見せた音信不通の会長がやってきて、彼らに向かって

「鉄くずちょうだい」

と言い放った思うと、私の心が痛くなります。

「またスーパーやるから!やる気あって使えるやつはまた雇ってやるから!」

そう言ってお店の使ってないボロボロの製氷機を引きずりながら帰っていきました。

「あいさつは何もないの?」
「ずっと逃げ回ってたのにそれだけ?」
「もう店の人間じゃないからそれは盗難じゃないの?」
「必死に働いてくれた他の社員やパートには何も言わないの?」
「経営出来なかった人間がまだ人を使おうとするの?」
「不法侵入じゃないの?」

この記事で、こんな揚げ足を取るような、ましてや嫌味のあるような表現はしないようにしてました。
本当にこれを書いていて、お恥ずかしいと思いました。

ですがこれが当時私が思った本心なのです。

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ただの愚痴に聞こえないように注意していましたが、不快にされた方は申し訳ございません。

翌日からA店に残っていた数名が、残りの2店舗に振り分けられました。



9月上旬「闇」

少しずつ人が減っていく中、水産部からもどんどん退職者が現れ始めました。

ですがこの日から、あるヘルプの方が来てくれるとのことでした。

ヘルプが必要だと判断した店長はドラッグ側から、スーパーでの水産部経験者をヘルプにまわすよう指示を出してくれたのです。

その方は気さくな方で9月の間、約一ヶ月間一緒に働き大変仲良くしていただきました。

また、ドラッグストアの内情も沢山教えていただけました。

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その中で印象に残った内容が

・女性は上層部との枕営業で昇給する人が何人かいる。このスーパーの店舗を管理している見覚えのある女性スタッフもその一人。
・登録販売者の資格試験に落ちたスタッフはまるでゴミのように扱われる。(多すぎる異動や自主退社の誘導、雑用のみの仕事や低賃金等)
・売れない店舗は人手不足、補給はしない。
・店長は実質休めない。
・登録販売者が他にいないと休めない。
・パワハラを相談しても黙認された事例がいくつもある。
・パワハラが原因で裁判が数件起きている。
・過労死が出たが遺族に謝罪していない過去がある。

というものです。

大げさな話も紛れていたり、ヒートアップするのが噂ですので事実はわかりませんが、ゾッとしました。
火のないところに煙は立たないと言います。
事実じゃないものがあるにしろ、こんな噂が何もない会社から流れるとも思いにくく、混乱が起きないよう周りには何も話さないようにしていました。

そしてそのヘルプさんには
「辞めるつもりならそれが正解。普通の会社に行ったほうがいいよ。」
と言われたのも覚えています。

レジの友達は、「一年間頑張って資格を取ってドラッグで働き続ける」と前向きに話していた子もいます。

この話は彼女にするべきなのか、私にはわかりませんでした。

ヘルプの方は一ヶ月間手伝って頂いた後、高速道路を8時間かけて帰っていきました。
高速代は出ないそうです。

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9月23日「闇が闇を呼ぶ」

この日はとある面接がありました。それも水産部の残ったメンバーのみです。

私達の将来を心配してくれたドラッグの上層部の方が、
改装後に魚屋のテナントに入る契約をした水産会社に連絡をしてくれたようで、
その会社の入社面接を受けさせて貰えることになりました。

会社はまた変わりますが異動による家族の心配をすることもなく、当時はまた鮮魚の仕事が出来ると喜んでいました。


しかし面接の結果、私含めその会社に入社した仲間はほとんどいませんでした。

面接をしてくれたのは、その水産会社の人事部の方です。

私達の入社に対してとてもポジティブだったのですが、何というか正直に申し上げますと、想定していたより遙かにブラック企業のような業務内容でした。

他のスタッフも驚いて断ったそうです。

面接の段階で、
「うちは正直に言うと、労働基準法を守れてません。毎日13〜4時間は仕事することになるけど大丈夫?」
「会社に泊まった方が楽だよ。どんどん店の規模広げてるから人分けると休みが取れなくなるんです。」
「みんな仲いいし環境がいいから定着率は高いですよ。人が足りてない訳ではないです。」
「給料は高い方ですよ。25万出します。それくらいは働いてもらわないと。」

などの話をしていました。

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録音を聞き返して印象に残った発言はこれくらいでしょうか。


また、これは私が余計だったこともありますが…
「人を増やして時間帯を分けることで、労働基準法を守った働き方が出来ると思う。」
「それだと単純計算で時給800円もない。包丁を扱う仕事でその時間勤務したらそれは高いどころか少し安すぎると思う。」
「本当に人は足りているのか。明らかに足りてないように感じる。」
などの気になる内容も聞きました。

これに対する返答が、あからさまに機嫌が悪くなり怒鳴るような返事をしたり、
「それはお前が考える事ではない」
などウヤムヤな回答が多かったのも覚えてます。
その辺は怖くて録音を再生したくありませんでした。

ですが私の質問は揚げ足を取るような発言だと、自分でもわかっていたのでそこは少し反省しています。(他の社員やパートさん達は喜んでくれました♡)

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ちなみにこの会社がテナントに入る契約をしてくれるまで、ドラッグストア側は中々苦労したそうです。
他の水産会社にはほとんど断られ、なんとか契約に持ち込んだのがこの日面接した水産会社だと聞かされました。

実は、既に辞めた私と仲の良かった元同僚がある水産会社に入社していたのですが、
「買収した例のドラッグからテナント入ってくれって営業来てたらしいけど、うちの会社断ってたよ。」
と連絡をくれたのです。

理由は単純に、
売上げが低いこと(地方では既に水産会社をテナントに入れているが利益が取れていないそう)、
もう一つが、
業界では評判が良くないからだそうです。

前述のヘルプの方から聞いたドラッグストアの闇の件もあり、

「類は友を呼ぶ」ではないですが、
スタイルが似ている会社同士は惹かれ合うものがあるものなのかな。
と思いました。

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これは余談ですが、実は以前お世話になっていたバイヤーさんの紹介で私は別の水産会社の面接もしています。
バイヤーの「俺はもう辞めるんだけどね…」が気になりましたが、面接に伺いました。

その会社も「労働時間は一日14時間くらい」「残業代はなく、労基は守れていない」と面接で公言していました。

水産会社はこれが普通なのでしょうか?

私が甘いのか、普通の会社が周りにないのか。

何故労基が守れてないと自覚した上で改善しないのでしょうか。

ただでさえこの業界は、
「プロとして魚を捌く技術」
のある人材がどんどん不足しています。
労働環境をせめて普通のレベルにしないと本当に職人が絶滅してしまいます。

この日の面接のこともあり、私は水産関係の仕事はもうしないと思います。

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10月上旬「掃除」

私が所属しずっと働いてきた店舗、B店が閉店しました。

一人ずつ仲間が会社を去っていき、ついに営業を続けることが難しい人数になり、
残ったメンバーはC店に異動となります。
7店舗あった会社が、
噂が広がり始めた4月から約半年後、ついに最後の1店舗になりました。

お世話になった方々に挨拶をし、これからどうするか、仕事は決まったのか等の雑談をしながら、みんなが笑顔でお別れをしました。


そして日にちは少し前、この閉店日の10日ほど前に遡ります。

この日は2回目の面談が行われていました。

面談というか、「退職か」「ドラッグで継続か」を最終決定する話し合いのようなものでした。

私「私は新しい水産会社も断りました。水産関係の仕事もここでは出来なくなるという話です。
ドラッグストアの勤務時間と給料だと生活が難しいです。
お世話になりましたが退職することにします。」

ドラッグ「わかりました。今月で辞めますか?
最後のC店を閉店するまではいてくれると助かるんですが…」


『辞めてもらいたいが、すぐにいなくなると困るから全店閉店するまではいて欲しい』
この考えに対して数人のスタッフは、「都合が良すぎる。」と面談後に話していました。

ですが私の答えは決まってました。

私「わかりました。スーパーの店舗の最後を見届けたいので、C店が無くなるまでいます。」

水産部の職人がいなくなると困るということで、私の答えに面接官は安心しているようでした。

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実はこの時、ドラッグストアで継続したいという話をしたスタッフが何名かいた事がわかりました。

後日その人達に話を伺ったのですが、面接で継続の意思を伝えたところ
「基本給は15万にする。」
と、
何故か以前言われていた金額よりも2万円下がっていたそうです。

また、「いても邪魔になるだけだと思うよ?」など言われ、継続するとは言いにくい状況になってしまったと聞きました。


この面接で、ほとんどのスタッフがB店の閉店に合わせて退職することが決まりました。

社員は全体で10人も残っておらず、水産部の社員は私を含め2人になりました。

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10月上旬「ポンコツ達」

C店に異動してきてすぐに「寂しさ」のようなものを感じました。

働いたことのある景色なのに、知ってるスタッフがほとんどいない。

私ともう一人のスタッフが来る前までC店で働いていた顔見知りの社員たちは、
私達と入れ替わるように直前に退職されたそうです。

その為現場には、前社員のほとんどが退職、ドラッグストアから集められた手伝いが集合している状態でした。

この状況を想像してみてください。

働いたことのある場所で、全く知らない方々が淡々と仕事をするこの違和感、誰も私に挨拶もせず、一人でこっそりと仕事を進める謎の寂しさは、これから先ずっと経験出来ないと思います。

全員が無気力で、潰れるとわかっている店でただ黙々と作業をするだけの店になっていました。

そんな中でも、皆さんは思っていたより真面目に働いていたと思います。(ただの作業になっているだけかもしれませんが…)

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ちなみに私は、ドラッグの判断は「優しいほう」だと思っています。
退職を促しているのは事実ですが、次の仕事が決まるまでの居場所を提供しているように感じました。
すぐに全店を潰して強制的にドラッグに配属することも出来たはずです。

また、「有給の引き継ぎ」や「ドラッグに配属されるまでは以前の給料を提供する」という内容の話もありましたので、厳しい判断を迫られる中でも
気遣いを感じられました。

そしてこのC店、実は今後どうするか、この時はまだ決まっていませんでした。

ドラッグもスーパーも競合大手に囲まれ改装しても勝ち目がなく、建物が古い為に買い取り手も見つからず、どうすることも出来なかったそうです。

A店、B店は改装が決まっていますが、「とりあえず既存の社員の居場所として営業しておく」という感じだったのでしょうか。

いつ閉店するかわからないまま、私達は淡々と働き続けました。

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ちなみに手伝いに来ていたドラッグストアの社員も、この時期にかなりの人数が退職していました。

「登録販売者の資格試験に落ちた社員」の待遇の悪さに耐えかねた方がほとんどでした。

どうやら今回のスーパー買収の件でここに手伝いとして送られてきたスタッフ達は、資格が取れなかった全国の社員だったそうです。

ドラッグでの仕事が出来ないと判断された方々がスーパーに呼ばれたらしいです。

現に仲良くなったドラッグストアの方も、
「最後にこのスーパーで働けて良かったです。
普通に仕事ができた気がしますし、楽しかったです。
ドラッグでは奴隷なので、もう戻りたくなくて…」
と話をしていました。

ドラッグの上層部には「ポンコツ達」と呼ばれていました。
話してみたらいい人ばかりだったので、心が痛かったです。

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10月下旬現在「5年間の時間稼ぎ」

つい先日、残ったもう一人の同僚からLINEがきました。

「11月〇日に完全に閉店するらしいです。」

場所も悪く買い手が付かなかったC店は、このまま赤字営業を続ける訳には行かないと、11月中旬に急遽閉店することにしたそうです。

大きな借金を立て替え、辞めたスーパーの社員全員の有給を払いながら、
利益の低い店舗が営業していくのはさすがに経済的に厳しすぎたのでしょう。

私達スタッフに届いた通知も、
「退職することが前提」
の内容で書かれていました。

ドラッグストアでの継続の意志を見せていたというスタッフも、退職までの流れが案内されていました。

気の毒ですが、高齢のスタッフには最初からそのつもりだったのだと思います。

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ここで一つ疑問がありました。

退職を促していながら、まるでこうなることが予測できていなかったような急遽の閉店。

ドラッグストアの方々もバタバタしていました。

散々買い手がつかず悩んでいたのに、
売上を上げられる見込みがないとわかりつつも
「改装し営業する。」
という選択をしたのです。

私達を退職させるつもりでいたなら、
居場所としてでも営業を続けることが難しくなる事くらい最初から計算できていたはずです。

営業を続けることが難しい。と閉店改装の判断をしたのは何故今だったのでしょうか。
何故早めに判断できなかったのでしょうか。

「何か意図があり、以前から決まっていた閉店日をあえて遅く発表した」
「元々退職させずに店も続けてもらう予定で進められていた話が、それを不都合に思った中間管理職の独断により退職を促される流れを作らされていただけだった」
「予定より残り続ける人数が多かったので無理矢理退職させる手段に出た」
「退職させるスーパーのスタッフに気を使って、限界まで店を残してくれていた」
「そもそもそこまで考えてやっていなかった」

等の可能性を考えましたが、私の立場では真意を確認する手段はありません。

ですが、現場にいた私の見解では、
「ドラッグストア内部での意見が最初から分断していた為、コミュニケーションが取れていなかった」
という可能性を感じてならないです。

今となってはどうでもいい話ですが…

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今は閉店する店舗で張り切って仕事をする者はおらず、のんびり残業などもせずに営業して、毎日暇そうに閉店する日を待っています。

残った水産のもう一人の仲間も有給消化中、スーパーの社員の中では私が最後の一人になりました。

結局、スーパーの約500人いた従業員はほとんどが退職、継続として残ったのは上層部の人間が2人、平社員が1人、という結果になりました。

平社員は前述した私のレジの友達で、既にドラッグストアに異動していたのですが、
低賃金で残業も多く、もう辞めたいと言っていました。

上層部の2人も、今は改装と店舗拡大のプロジェクトに入れてもらっているけれど、
ドラッグストアの現場に配属させられたら辞めようと思う。
と話していました。

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この時、スーパーの前上層部2人からこんな話を聞きました。
今回の件で、私にとっては一番の衝撃でした。

「実は今回の買収の件、5年くらい前から計画を進めていたんだよ。
〇〇銀行もお金貸してくれなくなって、経営もずっと赤字だったけど、何を話しても会長が『俺の思い出を無くすな』みたいな理由で騒ぐからとにかく赤字ばかり膨らんでいたんだよ。
そんなとき、新しい店舗の場所を探していた株式会社〇〇〇〇から買収の話が来たから、会長(父親)がいない時に社長(息子)を中心にこっそり話を進めていたんだよ。
社長は借金を立て替えてくれるって話になってからはもう会社を潰すことしか考えてなかったよ。
あの時からね。
黙っていて本当にごめんな。」

ショックでした。

私が入社する少し前から決まっていたそうです。
社長(息子)は会長(父親)のワガママで借金が増えつづける現実から逃げることしか考えていなかったそうです。

会社が無くなるとわかっていても真実を伝えず、それまでに足りない現場を埋める為だけに人を入社させ、計画通り借金を立て替えて貰って会社を潰した(譲った)。
といった流れでした。

上層部以外には伝えずに、伝えさせずに、逃げ切るまでの時間稼ぎの為に私達は働かされていたのでしょうか。

買収の噂が流れ始める数ヶ月前、上層部の人間が立て続けに退職していった理由がこの日初めてわかりました。
話し合いの結果、買収後の自分達の待遇が悪くなる事がわかっていたから、給料が良いうちに、買収される前に退職していたのです。

私に良くしてくれた役員も、バイヤーも、この事実を教えてくれずに去っていったと思うと、
ショックと同時に「こんなもんなのかな」という喪失感に近いものを感じました。

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現在は閉店日が決まった為、私は転職活動をしながら職場に出勤、帰宅後は事業、という生活をしています。



「最後を見届けて残ったもの」

退職することになるとはいえ、有給の引き継ぎと消化、また給料を以前のままで働かせてくれたことにドラッグストアには感謝しています。

前述したとおり、
強い会社に弱い会社が飲まれ、私達前スタッフは溢れただけであり、社会の仕組みでは当然のこと、歴史上何度も起きてきたこと。
です。

しかしそれを当事者として内側から見ることが出来る機会は珍しく、とても貴重な経験が出来たと思います。

そしてここから、
会社が無くなる瞬間を最後まで見届けた結果、
私が思ったこと、感じたことです。

恐らく閉店する時には、前社員の仲間は一人もおらず、感動の別れも何の話もしないまま、店を去ることになると思います。

ただ見慣れただけの店に、私の知らないスタッフが淡々と仕事をしている光景を最後に、私が5年働き続けたこの職場での最後の仕事は終わることになります。

数ヶ月後には全く知らない建物に変わっていて、私がしてきた仕事の形跡や面影、会社の姿かたちや思い出は完全に消滅することでしょう。



時代についていけず、ビジネスで負け続け、強者に飲み込まれた中小企業はどこに流れ着くのか、不要な社員はどうなるのか
それが見てみたい。
この会社の存在が完全に消えて無くなるまで、絶対に辞めない。
残り続けて、会社の最後を見届けてみたい。



これを叶えた結果、最後に私の心に残ったものがはっきりとわかりました。






「無」





でした。

建物だけの話ではなく、人も、思い出も、記憶も、名前や面影も、全てが「無」でした。

建物は当然改装や取り壊しで姿かたちは無くなり、潰れた会社の低レベルと判断された従業員はもちろん不要な存在です。

最後には、共に戦い続けた仲間から背中を後押しされる事も無く、知らない人間に背中を向けられたまま去っていきます。

覇気も情熱もない現場にいれば、記憶や思い出、思い入れも気付いたときにはな無くなり、
以前の会社の歴史や名前はまるで最初から無かったものになりました。

それゆえ、振り返って「頑張ったな〜」と思い出に浸ることもないでしょう。

私には「無」以外の言葉が思い付かなかったです。


今回の経験から得られたものも特にありません。

興味本位で会社の最後を見届けただけです。
自分の糧になるようなものが得られると期待していた訳でもありませんから。

ですが強いて言うなら、
新しい仕事を始めるときは、
会社の状況やトップの方がどういう人間なのか、
緊急事態が訪れても協力して行き続けられる会社なのか、
ビジネス力のある人間が集まっているのか、
当たり前の人権を重んじてる会社なのか、
等をしっかり調べてから会社を判断しようと思いました。

無くなった時に残るのは「無」ですから。


大きな虚しさの中、去っていきます。


今回の出来事は、当事者からしてみれば大事です。
ですが、社会全体の広い目で見れば、もはやそこら中で起きている常識の一つです。

現にこのご時世、沢山の会社は倒産の危機にあり、もっと大変な思いをしている方々も沢山います。
ですが、そこに関心を向けたことはありませんし、無理に向ける必要もないと思います。

だからこそ、いま自分の身に降り掛かった時のことを考えるのもいいと思います。
あなたの会社は本当に大丈夫でしょうか?
こういう出来事は以外とあっさり、突然訪れることがあるようです。
本当に突然訪れます。
だから私は読んでくれた皆様の幸せを祈っています^^

私は副業をしていたおかげでまだ少し安心感がありますが、他の退職した仲間は今もまだ大変な思いをしていると思います。

厳しい現実ですが、それでも立ち上がって、歩いていかないと行けないのが私達人間の、日本人の社会です。
解雇や倒産等、似たような経験をした方、もっと辛い思いをしている方、
きっとあなただけではないはずです。

いつか近い未来、笑い話だったと言えるようなポジティブな将来を目指してもう一踏ん張りしようかな!
と私は思いました!


下手くそな文章ですが、ここまで読んでくれてありがとうございました。

最後も特に大切な事を伝えられた訳でもなく、ただ出来事をまとめただけのような形になってしまいました!

これが買収された中小企業の未来とスタッフの行末なのだと、皆さんの知識に残れば嬉しいです!

もっと待遇のいい会社もあれば、悪い会社もあるかと思います。
「買収されるとこういうこともあるのか」
程度に思って頂ければと思います。

読んでいただいて、本当にありがとうございました!♡

以上でこの記事は終わりです。

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