「今日、なんだか酔ってないな」と思ったのだが、酔うもなにも酒を飲んでいないことに思い至った。わたしはこんなことで大丈夫なのであろうか。たぶんダメである。けれども、ダメであってもダメなりに生きているのであり、出来が悪いから工夫するのである。いや、そうじゃなく、飲んでなかったのか…。

ふと思ったんですけどね、いつからか「よそはよそ、うちはうち」という言い回しを人の口から聞かなくなった気がするんですよ。そんなことないですかね。自分では「よそはよそ、わたしはわたし」と思ってますけどね。みんな言わなくなっただけで変わってないのかしら。カフェはカフェ、居酒屋は居酒屋。

彼は何かを打ち明けるかのようにこう言った。 「やっぱり僕はナポレオンよりナポリタンが好きなようです。」 しらんがな。

代金を払って購ったものたちと比べられては諦められる 夜のがマシだ。夕餉でも拵えるか。 ノイズが介在する人間関係(アナログ方。ゲームで拵えるムラというか、草の働きと云うか)にうんざりしているので、酒場の踏み越えない会話が心地好いのであろう。 醜い網編み続けてんのね。

色で頼まれた