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『夷狄を待ちながら』 J・M・クッツェー (著), 土岐 恒二 (訳) 今の政治情勢で読むのもつらいし、初老の主人公と同年代の男性としてその赤裸々で辛辣な描写を読むのもつらい、つらいのがつらすぎて気持ちいいに変わるのがクッツェーの魔法。 

5か月前

「夷狄を待ちながら」 ジョン・マックスウェル・クッツェー

2年前

水声社/フリオ・コルタサル/土岐恒二=訳『石蹴り遊び』の話。1冊にして2冊の書物。第1の書物は第1章から第56章まで。第2の書物は各章末の番号順に読み進めることで成立する。既読の章を異なる順序で読み、隠れた主題を見付ける構造は人間業ではない。圧倒的な構成美。哲学的でありゲーム的。

「ボマルツォ公の回想」 ムヒカ=ライネス(後)

1年前

「ボマルツォ公の回想」 ムヒカ=ライネス(前)

1年前

フリオ・コルタサル/土岐恒二=訳『石蹴り遊び』を購入。元々興味を抱いていたところ、偶然ホセ・ドノソ『隣りの庭』を読んだら同書に言及する場面があったので、我慢の限界を迎えた。それにしても水声社さんの「フィクションの楽しみ」は5月に『テラ・ノストラ』を刊行したばかりなのに奮発するね。