衣笠祥雄はなぜ監督になれないのか

“権力”としてのカープ球団

きのう、新宿ピカデリーで映画「新聞記者」を鑑賞。広島では機会を逃しつづけ、上京してようやく念願が叶いました。

映画は時代の空気のなかから生まれ、それをスクリーンに映しだすものでしょう。たとえそれが過去の歴史ものであっても、未来に舞台を設定したものであっても、現代に通底するテーマでなければ共感を得られないし支持もされない。たとえそれが娯楽ものであっても、そのセンスは現代的であるかは問われることでし

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爬虫類の眼とウサギの眼

6時間という長丁場。まんじりともせずにスクリーンに見入っていた。
こんな経験は初めてのことだ。

それでも息抜きがしたいとか、中座して帰ろうと思いもしなかったのは、この映画の不思議な魅力に魂ごと吸引されてしまったからだろう。

スリリングなカーチェイスがあるわけでもなく、こけおどしのアクションもなく、暴力もセックスもない。
それどころか、BGMすらほとんど流れないモノトーンの映像の中では、米国ボス

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「?」と「!」と。

昨日、新刊の「ズムスタ、本日も満員御礼!」のゲラ校正を版元にもどした。

これで難所の峠は越えた。
あとは最終校正と表紙のデザイン確認とかが残るのみで、ぼくの手は離れた作業ばかり。
下山しながら荒くなった息を整えていく感じだ。

こんどの新刊は、「衣笠祥雄はなぜ監督になれないのか?」、「マツダ商店(広島東洋カープ)はなぜ赤字にならないのか?」に、つづく“カープへの提言本”シリーズの第3弾に当たる。

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チケット狂騒劇

きょうが東京オリンピツクの抽選申し込み受け付け最終日だというのを思い出してサイトをのぞいてみた。

そしてびっくり。
「やれやれ、オリンピックよ、お前もか!」

最終日ということもあるのだろうが、オレの前に12万人が待機しているって?
あるいは、最終日にもかかわらずそれだけひしめきあっているというのか?

そのオレはといえば、別にチケットを買いたいわけではないから、そんなヒヤカシも含めてのことなの

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タイトル考

7月13日に新刊『ズムスタ、本日も満員御礼!』が刊行されることになった。

先行書ともいうべき『衣笠祥雄はなぜ監督になれないのか?』を出版したのが2010年。その続編ともいえる『マツダ商店(広島東洋カープ)はなぜ赤字にならないのか?』を上梓したのが2012年。

あれから既に7年の歳月が流れた。

「いつまでもカープが優勝できないのはなぜなのか?」
前掲2著のテーマはそれだった。

ところこれらが

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野ライターの執筆仕事

早朝、新著原稿の手直しが済んだ。

まだ校正作業が控えているが、肩の荷がひとつおりた。

外は曇天だが、さはやかな夜明け。

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衣笠祥雄はなぜ監督にならなかったのか?

衣笠祥雄氏が江夏豊氏と強い友情で結ばれていたことはよく知られている。

現役時代、チームメイトだったときは「女房より長い時間いっしょにいた」というほどだった。
プロ野球選手は遠征で家庭を離れる時間が長い。したがってそんな関係は稀というわけではない。
しかし、江夏さんが日ハムにトレードになってチームを去ると衣笠さんが「ユタカがおらん!」と号泣していたと言われるほど、ふたりの友情は深かった。

このふ

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