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メモ:外国人受けする贈り物(千円-数千円台)

日本の文化が好き・または好意的な外国人向けに喜ばれるお土産をメモっておく。基本的にお金のない学生生活中に工面したものなので、いずれも省予算で調達できるわりに驚き・貴重さを感じてもらえる費用対効果の高いものである。渡した相手は基本的に日本に留学している20代前後の大学生や、短期で遊びに来ている大学教員などである。長期でいる学生は自力で自分好みのものを見つけるので、日本人に渡す贈り物のようにその人のことを良く知ったうえで選んで渡すのではない限り、モノを渡して喜ばれる確率が下がる。
また、中台韓は少し好みの傾向が違う印象なので、この限りではない。

キーポイント

  • 日本っぽいというイメージに合致するもの

  • 外国からは可視性が低い日用品

  • 鮮やかな色や、わかりやすい日本らしさ
    これらがそろったものは、土地のものとしての目新しさと、旅行して地元の人に貰ったという興趣を感じてもらえる印象である。本当に歴史のあるものや、伝統の和菓子などは大して喜ばれない。同じ日本人同士、価値のわかる同志で楽しもう。

ちょっとお世話になった時に

和柄の折り紙

https://www.kimura-ohshido.co.jp/lineup/variety/B21-320.html

そのまま渡すのではなく、お礼のメッセージを書いたり、あるいは折って渡すと良い。例えば飛行機が好きな人に、和柄の折り紙で飛行機を渡すととても喜ばれる。逆にアニメが好きなら、有名なキャラの服の柄の折り紙なんかも一興。

桜の押し花
さりげなくお礼のメッセージに沿えてわたすと喜ばれる。特に夏だけの滞在で現地で満開の桜の花を見る機会がない人には効く。

障子紙で作ったメッセージカード
神保町の竹尾や浅草の江戸からかみの店で、細かめの柄のふすま紙や硬めの障子紙の端切れを買う。カードの大きさに切って、財布に紛れ込ませておく。趣味の集いですごく意気投合した人に連絡先を書いて渡したり、わかりにくいお店を探すときに道案内してくれた通りすがりのひとに「ありがとう!」と書いて渡したりする。

帰国の前に

小刀

これは男女問わず、かなり受けがいい。聖柄(ひじりづか)の簡素な切り出し刀でも、盆栽用の接木用の打ち出し模様の小刀でもよい。値段はピンキリだけど、1000円程度から見つかる。より一般的な包丁を渡すほどお金をかけられない場合に丁度いい。肥後守もとても受ける。


https://www.miki-japan.com/gardening/tsugiki-kogatana/tk121.html


https://www.dcm-ekurashi.com/goods/428904



https://www.miki-japan.com/zz016.html


刀のパーツ

目貫や鍔など、どれでも受けが良い。観賞用や骨とう品・美術品ではなく、居合用の実用ものであれば2000円程度から見つかる。目貫は2つ一対なので、一つ渡して「ズッ友!」というととても受けがいい。

https://item.rakuten.co.jp/shicmx/mnk014/?s-id=ph_pc_itemname


https://item.rakuten.co.jp/shicmx/ost0163/?s-id=ph_pc_itemname

樺細工

男女ともに華やかな光沢が好評である。ヤマザクラ類(wild cherry tree)の樹皮であることを伝えるとより一層受ける。

http://yatuyanagi.net/?pid=159318530

絞り染めの小物

縮緬のように細かい細工ではなく、タイダイのような大振りながらが良く受ける。


https://www.katsuraya-fg.com/2781/

古着の着物やその端切れ

お土産に古着なんて!と思われるかもしれないが、ハンカチ程度の鮮やかな柄の布裂を他のお土産を包むのに使って、「これもプレゼントだよ」というととても喜ばれる。数百円程度で見つかる。

神保町とかで見つかる浮世絵版画・巻物等

お土産に古物なんて!と思われるかもしれないが、いずれも非常に喜ばれる。色紙もよい。価値のあるものでなくても、鮮やかな色が入っていれば喜ばれる。


以上はすべて、最大公約数的に万人受けする贈り物であるが、基本的に、どんなものが喜ばれるかは渡す相手次第である。本当に仲良くなった人は、その人の好みや、共通の思い出などからもう少しキュレーティングして渡したいところである。
例えば絵を描くのが好きな友達に、南天の木の枝の習字用の筆や、金泥で銘の入った墨を送った時は本当に喜ばれた。ポケモン好きの友達は、普通にポケセンやドンキに連れていってグッズを一緒に選ぶことが最もよい贈り物になった。スーツケースのスペースも考えてなるべく小さいものを選ぶのが安全パイだが、飾っておいて良く目立つような贈り物のほうが、それを見る友達からよく思い出してもらえるかもしれない。唯一の正解はないからこそ、楽しんで選ぶのもまた一興なのである。

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