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こうなればケアマネ働きやすくなる? ケアマネが心理カウンセリングを受けて感じたこと

ハトコです。

以前に書いたことがあるのですが、
心理カウンセリングを受けたことがあります。

その経験の中でケアマネとして感じたことをあげていこうと思います。

理由は心理的ケアってすごく大事だと身をもって感じたからです。
たくさんの人にアクセスしやすくなったらいいのに。


受容と共感の影響力

臨床心理士さんのカウンセリング受けるなかでは、
まったく否定されません。
いわゆる受容(評価せずありのまま受け止める)といわれる姿勢です。
そして伝えた言葉は共感(相手の気持ちを受け取り伝える)とともに帰ってきます。

出来事の経緯やら愚痴やら自分の感情やらを、
もう支離滅裂に話していたのではないかと思います。

「今日は何を話したいですか」
「もっと話しておきたいことはないですか」
「その時どう感じましたか」
と励まされて徐々に話せるようになっていきました。

話をする間には「それは悲しいですよね」「辛い気持ちでしたね」と
寄り添ってくれていました。

初回の時には、
「話しただけでちっとも楽にならない」「何も解決しない」と
がっかりしながら帰途についたのです。
恥ずかしい話、解熱剤のようにあっという間に効果が出るような気になっていたのですね。

半年以上が過ぎてようやく気が付きました。
たくさんの時間をかけて、その姿勢、態度、言葉で
私の中のごちゃごちゃした感情を整理してもらったんだ。

大げさなようですが、ぐっと底のほうから人生を補強してもらったように思っています。
生きていく上でとても大事な補強工事でした。耐震性あがったかなW

ケアをする人される人みんなに必要な支援だ

ケアマネも相談援助職といわれており、
カウンセラーとしての初歩は学んでいます。
私自身も仕事で話を聞き、励まし、寄り添うことは日常です。

そのケアが相手にとってこんなにも力になるものとは。
その重要性について本当には理解できていなかったと感じました。

介護をうける人も担う人も、生活の大きな変化やストレスにされされています。
これからどうなっていくのか不安で、
感情的に不安定な状態で何年も過ごしている人がいます。

そんな利用者さんやご家族たちを支える介護の専門職たちも同じです。
誰かのネガティブな感情に触れ続けて消耗するのは当然のこと。

介護を受ける人、介護を担う人、それをサポートする人
みんなが心理的なケアを必要としているのでは?

むしろ介護保険サービスに入れてほしいくらいです。
あとケアマネの福利厚生にも!

ケアマネのしんどさも

臨床心理士さんのように専門家として確立されている人たちの力が
加わればケアマネはどんなにありがたいでしょうか。

ご本人やご家族を支え励ますことは、大切な支援だと私は考えています。
でも負担が過剰になるケースもあります。
一日何度も電話がかかってきたり(ときには早朝、深夜にも)、
威圧や複雑な言動をしたりして、支配的に扱おうとされることもあります。

私個人の感覚ですが、
専門的な知識が十分とは言えず経験や感覚によって、
心理的なケアを担っているんではないでしょうか。
あれ?けっこうな丸腰だな??

より高度な知識技術の人たちが支えてくれたらなぁ。
少なくともケアマネとしての私のしんどさは、軽くなるはず。


まとめますと…

・相手の話を受容・共感しながら聞くって想像以上に励ましになる
・介護にかかわる人たちが心理的ケアをもっと受けやすくなったらいい
・介護職×心理職できっとケアマネは今より安心して働けるんじゃ?

以上が「私が心理カウンセリング受けて感じたこと」でした。


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