筋肉の出力を上げる方法〜お腹の筋肉を参加させよう〜

スポーツなどをしていて、力が足りないと感じた時、筋力不足と考えてしまいがちですが、力が発揮できていない可能性があります。
その一つとして、筋力不足ではなく、お腹の筋肉が働いていないために、四肢の筋肉も安定して働けないことがあります。
これは、動作をするときにお腹の筋肉がしっかり働いていないことで、四肢の筋肉が働く時の土台が不安定なために力を発揮できないということです。
例えるならば、硬い床の上でジャンプするのと、柔らかいマットの上でジャンプする時の差と同じです。硬い床の上ではしっかりとジャンプできますが、柔らかいマットの上では力が逃げてしまい、思うようにジャンプできません。
この時の床に該当するのがお腹の筋肉になります。

では、お腹の筋肉をつければ良いかというと、そうとばかりも言えません。
多くの方がお腹の筋肉はあるのに、ただ働けていないという状態にあるからです。
以下に解決策を記載いたしますので、やってみてください。

1、お腹の筋肉のスイッチを入れる
顎を引いて(おへそ見て)20秒でオッケーです

これは、頚椎の角度による影響ですが、顎を引いて20秒保持することで、しばらくの間お腹の筋肉が働きやすくなります。
逆に上を向いて20秒すると、しばらくの間お腹の筋肉が働きづらくなります。

自分は上を向いていないと思われた方、テレビを見る時などに、背中を丸めていませんか?
背中が丸くなった状態で正面を見ると、顎が上がっていると思います。この時首は体に対して上を見ている状態と同じになります。
この状態ではお腹の筋肉のスイッチが切れ、働きづらくなってしまいます。

では、そういう姿勢をしてはいけないのか?
そんなことはありません。20秒顎を引けば、しばらくの間お腹のスイッチが入りますので、運動前に顎を引いて20秒保持すれば、運動時にお腹の筋肉が参加して、四肢の筋肉の働きも向上します。

また、普段のトレーニングの直前にも顎を引いて20秒することで、運動時にお腹の筋肉を参加させることができます。
そうすれば、他の運動をしながらお腹の筋肉の運動にもなりますし、四肢の運動の際にお腹の筋肉を参加させるという運動を学習させることができるので、普段から運動前に顎を引いて20秒を心がけてみてください。

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