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荒地のエンジン31. “天使の一翼を担う者たち”

3つのエンジンを組み合わせる機構を構想する勉強会を農水省で敢行した。3つのエンジンとは、
■全国、936.6万人の様々な障害を持つ人々の生きがい産業労働力を引き出し農業生産や食品加工の高齢化する業界に新しい力を導く農福連携の指導者H教授。
■全国2859組合、264605戸からなるマンション管理団体の防災デザインを推進するK理事。
■全国の農山漁村、中央市場の心臓、1日2万台のトラックが流れ込む豊洲市場協会の若きリーダーI専務理事。
このトリニティエンジンをコアとする災害食供給ラインを構築することが、ひいては移住という20世紀のコンセプトを凌駕する農山漁村↔大都市圏循環回廊へと発展してゆく。大都市圏に農業地帯を移植し、農山漁村に快適な青空都市を張り巡らせる。すなわち【TRITY C  =三位一体のC】、“Corridor circulated between City and Country”、都市農村回廊。
盛って盛って実質30%前後の自給率をじわじわと輸入産品に圧迫され、廃業ブームの農畜水産業からではなく、一般流通している保存食品をローリングストック備蓄しているとしても、大災害や戦争が発生すれば、大量の餓死者を出しつつ、もって一ヶ月だろう。災害食という原則、輸入産品を対象としない国内農畜水産物の新しい需要を国内農山漁村に拓く大作戦を先導し支えうるのは936.6万人の障害者達だ。かのノストラダムスが予言した人類滅亡を回避する“別の者達、もう一つの者達”が彼らかもしれない。人間としての多くの幸福を持たないでこの世界に勇敢にも生まれきた彼らが人間を超える働きを担う。天使の一翼。一応の整合性を持たせて作図したポンチ絵を共有。経緯と現状を私が切り出し、3つの領域のエンジンマンにつなぐ。
今や農福連携は縮小の止まらない日本の産業労働力のanother engineであり、H教授は農福連携・防災という分野を勉強会で提唱された。
全国の中央卸売市場の心臓、豊洲市場協会のI専務理事は慎重に農水省官僚の方々、全国マンション管理組合の高齢の防災担当理事の発言を聞きつつ、H教授と協調している。発酵肉勉強会を入れて3回目の勉強会なので、O課長補佐からはそろそろ優先順位作成や事業詳細への移行もというご指摘。しかし仕掛け人としての私はまだひけない。どのような練達の事業者がいても、個人の経営の才だけではこの広大な分野をカバーしきれないからだ。まずは災害食消費者マーケット、流通機構、そして災害食生産・加工供給業界からの需要と供給の調整と見解の共有からだ。全国マンション組合のK理事はかつては流通が専門の方で、全国の組合の中でも東京圏が30%を占めており、まずはその辺りからとのコメント。初顔合わせはまずまず無事に終わることができた。
このメンバーをゆるやかにまとめつつ、新年度の勉強会には、いよいよ23区区役所、熱意ある県庁・市役所、スーパーマーケット協会を参加させつつ、具体的事業モデル原案を放り込みみたい。

独創的なシステムエンジニアがいないかな?

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