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幻想のエンジン7. “Noah‘s Ark projectを発想した日本人”

理事長と私の意外な共通点が見つかった。二人とも過去に“ノアの方舟”にまつわる発想をしていたのだ。私の場合、名刺の裏に“S.H.ips=SocialHuman ips=社会的人間再生細胞”と表現したレベルだったが、理事長の場合、そのもの“ノアの箱船”構想だった。3.11の後、理事長は豪華客船の中身を最先端農場、畜産養殖場、食品加工場、ソーラー発電・風力発電・潮流発電・蓄電、商業空間(観光レストラン等)に改装した緊急時の食料確保・自給自足・避難、平時の観光・地方創生モデルとしてデザインしていたのだ。デッキでは石油を産出する藻による燃料生産までをイメージしていた。東海東南海地震が想定される太平洋沿岸各県に大型船係留可能なドックを設置するプランは壮大でまさにノアの箱船そのものだ。私の場合、老朽豪華客船そのものを地上設置して巨大津波タワー化しても良いと思われた。果たして同等なプロジェクトを発想した人間はいるのだろうか。ノルウェーのスピッツベルゲン島の永久凍土の地下に貯蔵される種子銀行は種子の箱舟と言われるが、人間そのもののための箱舟ではない。
理事長は単なる思いつきをデザインして、友人たちに見せただけで、何のアプローチもしていないとのこと。私は理事長の了解を得て、直ちに国土交通省港湾局クルーズ振興室にアプローチ、“noah's ark project”PDFをメール送付した。この発想は平均的日本人のそれを超えており、中国富裕層、ユダヤ支配層、アングロ・サクソン支配層級だと思われるが、人口削減大ブームの今の潮流には逆らうものかもしれない。おそらく国交省でも観光庁でも取り上げないだろう。かつて数千年前或いは1万年に、山上に巨大箱舟を設置した人間がいたが、現代の人間には山上に巨大豪華客船を設置するなどという、天使的な行動は霊的にも精神的にも不可能になっていると思われる。物質的にも経済的にも可能なのだが。

■画像はヤフー検索“ノアの箱舟画像”より。

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