ベンチャー・スタートアップ専門社労士

林戦略社会保険労務士事務所の代表です。人事歴15年超。人事総務リーダーとしてIPO実務…

ベンチャー・スタートアップ専門社労士

林戦略社会保険労務士事務所の代表です。人事歴15年超。人事総務リーダーとしてIPO実務を経験してます。現在はベンチャー人事と社労士のパラレルキャリアに挑戦中。ベンチャー・スタートアップ企業の労務・採用相談対応中です。

最近の記事

【2024年4月施行】労働条件明示書のルールが改正されます

こんにちは。林戦略社会保険労務士の林です。 今年の4月からいくつか労務ルールが改正されます。今回はその中でも労働条件明示書について取り扱いたいと思います。 どんな改正なのか全従業員対象な項目は「就業場所・業務の変更の範囲」を追加で書くことです。 有期契約労働者のみが対称な項目は「更新上限の有無と内容」「無期転換申込機会 無期転換後の労働条件」を追加で書くことです。 どうやって書くべきか就業場所・業務の変更の範囲について明確に決まっている場合はその内容を記載すればOKです。

    • 複業社労士、2年目の振り返り

      早いもので2020年9月の開業から2年が過ぎました。 忙しさが徐々に上がってきているのが感覚値としてあるのですが 2年目を振り返り、3年目の目標を決めていこうと思います。 まずは今までの振り返り開業のきっかけ 開業当時の考えはこちらのnoteに書いてます。 当時は「そんな人事・労務に悩みがある企業に自分自身の知識と経験を提供することで、少しでも役に立ちたいなと思っています。」と書いていますが、実際は提供だけはなく、こちら側が新たに勉強させてもらうことも多いなと実感してま

      • 客観的な労働時間の把握について

        労務 Advent Calendar 2021の2日目の記事です。 今年はまだまだ空きがあるので、登録お願いします! 2019年に働き方改革関連法案の施行がスタートし、2年が経過しました。年5日の有給取得義務化や時間外労働の上限規制など、大きな動きがある中で「客観的な労働時間の把握」もこの関連法案に含まれています。 また最近のIPOに向けた労務管理の中で、この客観的な労働時間の把握が厳しく見られるようになってきています。ここでは、客観的な労働時間の把握とは何なのか、どのよ

        • スタートアップ支援プランをはじめました

          こんにちは。林戦略社会保険労務士事務所の林です。 最近急速に空気が乾燥してきており、乾燥肌な私は身体中かゆくなってしまうので、ヒルドイドローションが手放せない季節になりました。 ちなみに11月は過重労働解消キャンペーンや、労働保険への加入促進強化月間など、労務に関する取り組みの強化月間となっています。 当事務所でも労務月間に合わせて何か新しい取り組みができないかと検討した結果、NEWパッケージプランを作ったのでそのご紹介です。(月末ギリギリですが) その名も「Start-u

        【2024年4月施行】労働条件明示書のルールが改正されます

          【お知らせ】月刊総務12月号に記事を寄稿しました。

          2021年11月8日発売の月刊総務12月号に「副業人材を受け入れる際の労務管理ポイント」という内容で記事を寄稿しました。

          【お知らせ】月刊総務12月号に記事を寄稿しました。

          複業社労士、開業1年の振り返り

          こんにちは。林戦略社会保険労務士事務所の林です。書こう書こうと思いつつ、ずるずると月日が過ぎてしまいました。。 企業人事として勤務しながら複業として社労士事務所を開業し、9月で開業1年となるので、振り返りをしようと思います。 開業のきっかけ私は自身のミッションを【「はたらく」をサポートする」としています。 ベンチャー企業の場合、従業員1人が組織全体に与える影響がとても大きいので、組織事情オンリーでコトを進めると大抵崩壊への道を進みます。なので組織事情と個々が抱える価値観やそ

          複業社労士、開業1年の振り返り

          マニアック項目からクラウド給与ソフトの使い勝手を考える

          こんにちは。林です。 労務アドベントカレンダー2020の2日目担当です。 今回は多くの労務担当の方がご覧になることを想定し、通常のクラウド給与ソフト説明ではなく、よりマニアックな項目からクラウド給与ソフトとの付き合い方を考えていきたいと思います。 何故このテーマにしたのか私は企業に勤務しつつ、開業社労士として他社様の人事労務サポートを行っています。その過程で労務関係者や代表の方とお話する機会があるのですが、その中にはクラウド給与ソフト導入を「ボタンクリック一つで全ての処理

          マニアック項目からクラウド給与ソフトの使い勝手を考える

          誰が管理監督者なのか

          こんにちは。林戦略社会保険労務士事務所です。 秋も徐々に深まってきましたね。 私は最近発売された「No Rules」を夜な夜な読み進めています。 「アメリカは働き方自由でいいな」 「日本も同じようにできないかな」 「おっ、管理監督者になれば自由に働く時間が決められるのか」 「よし、導入しよう!」 さすがに上記のような形で進めることは少ないと思いますが、一方で管理監督者の要件を吟味せずに進めてしまっている会社もあるのではないでしょうか。(裁量労働制も同じような発想から運用し

          副業受け入れ時の労務管理注意点まとめ

          副業(「複業」もありますが、以下合わせて「副業」に統一)が徐々に一般的になってきており、厚生労働省のモデル就業規則でも以前は副業禁止とうたっていましたが、今は許可する文言に変わってきています。 スタートアップやベンチャーの中には、副業人材を受け入れて事業を回している企業も多くあると思います。 この記事では副業を受け入れる側の企業が気を付けておくべき労務管理注意点をご説明していきます。 ※6000文字オーバーとなってしまったので、目次から気になる項目だけピックアップしてお読みい

          副業受け入れ時の労務管理注意点まとめ

          ピアボーナス導入時の労務管理注意点まとめ

          スタートアップ・ベンチャーでは、ピアボーナス制度を導入している企業が多く存在すると思います。この記事では労務管理の観点からピアボーナス制度導入時に注意すべき点をまとめています。導入検討の方はご参考になさってください。 ピアボーナスとはピアボーナスとは、従業員同士が成果やサポート等、賞賛したいと思った時に少額の報酬を送りあうことができる仕組みのことです。 Googleが導入していることもあり、日本企業でも導入を進めている会社が増えてきています。 ピアボーナスの主な目的ピアボ

          ピアボーナス導入時の労務管理注意点まとめ

          ANA年収3割減ニュースから賃金減額を考える

          先日、航空会社大手の全日空が年収3割カットするニュースを発表しました。 「ANAですら3割減ならウチの会社はどうなるんだ…」と不安になる方もいる一方、 「そもそも年収3割減なんて違法じゃないのか」と有効性に疑問を持つ方もいるかもしれません。 この記事ではどういった根拠で行われるかを考えてみたいと思います。 大原則:賃金額は労使の合意が必要賃金を含む労働条件は厳密にいうと、労働基準法だけではなく、労働契約法にも属する内容となります。そして労働契約法は5つの原則があります(法

          ANA年収3割減ニュースから賃金減額を考える

          note はじめました。

          こんにちは。社会保険労務士の林です。この記事はベンチャー人事として勤務しながら社労士事務所を開業するにあたり、 ・林はどんな人間なのか ・どうして開業したのか ・何ができるのか を知っていただくことを目的に作りました。 何をやってきた人間か・1社目:アパレルベンチャー(従業員数20名→180名超) 2004年に大学卒業し、設立2年目のアパレルベンチャーに新卒として入社。販売員としてキャリアをスタートし入社2年目で、社内唯一のバックオフィスメンバーとして本社異動となりました。