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なんで事業はじめたの?という問いへの回答は、「特にない」です。

見出しは昔つくった栗麹の写真。

懐かしいなぁ。
また作りたいですが、今年は間に合わないかな。

でも、栗甘酒はやりたいなと思っています。


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麹屋と言う、マニアックな仕事を始めたからか、よく「なんで麹屋さんになろうと思ったんですか?」
と聞かれることがあります。

それに対しての僕のお返事は
「特にないです」
という内容になってしまいます。


前職を辞めて2年半くらいフラフラしてたんですが、
もういい加減働かないと死ぬなーというところまで行きまして。

でも組織で働くのも、何か知らないことをやるのもめんどくさいなー
と思っていて。


自分にとってストレスがなく、自分の持つものの中で誰かを笑顔にすることで、そして生活していける商いになること、

ということが結果的に麹くらいしか残らなかった、ということでした。


それも「よし、麹屋やるぞー!」なんて強いモチベーションは全く無く、

(本当は全く何もしたくないのですが笑)

生活のために仕方なくやることになっています。
ほぼ、成り行きで流れに身を任せていただけです。


なので、僕の麹屋で成したいことも、叶えたい夢もありません。

強いて言えば、「息切れをせずに生きて行けること」だけを目指しています。


そりゃ、かっこいい美辞麗句を並べることだってできます。


例えば

「麹は本来、農村の文化であり、どの家庭も手前味噌を仕込み、もっと身近な存在であった。
その農村の文化が今は失われてしまっている。
丹波という農村が多くある街でマイクロ麹屋を開業し、地元に根ざした活動をすることで、"農村文化の復古"を目指すことができ、長い歴史をもつ麹文化を今後もう100年、繋げていくことができる」

とか。

(実際、補助金にはそういうのも話しますし)

かっこいい言葉は、後付で話すことが出来ます。
そういうの、残念ながら得意ですし。

でも、それは僕の心が心地よく無いのです。
本音じゃない言葉を並べることは、僕が息切れを起こしてしまうのです。

だから、「なんで麹屋さんを始めたの?」という問いに関しては、僕の純粋な本音で、

「特にないです、成り行きで仕方なくこうなりました笑」

とお答えしています。


浮雲のように、漂うように、縛られることなくふわふわと、流れるように、生きていきたいと思います。

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