隼斗530(歌猫)

歌詠み猫|5.30.19生|powered by @aratarivers (旅人)

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最近の記事

【短歌ブック】#88 椿

~短歌Bookmarks~ 短歌(和歌)の歴史は長い、57577に何が詠まれてきたのか。 毎回一つの短歌用語と歌を〈辞典〉からブックマーク。 短い歌が繋いできたものを知る、一つのきっかけになれば。 ~~~ 【椿】つば-き(名) 葉は楕円形で光沢ある常緑木。春に鮮紅・淡紅・白色などの一重や八重の花を開く。 くれないの椿がひとつ三つ四つ落ちて笑いて天を仰ぐも (道浦母都子) 出典:「短歌用語辞典 増補新版」日本短歌総研 《歌人紹介》 道浦 母都子(みちうら もとこ)

    • 【短歌ブック】#87 雲雀

      ~短歌Bookmarks~ 短歌(和歌)の歴史は長い、57577に何が詠まれてきたのか。 毎回一つの短歌用語と歌を〈辞典〉からブックマーク。 短い歌が繋いできたものを知る、一つのきっかけになれば。 ~~~ 【雲雀】ひばり(名) 春の野に空高く上ってさえずる小鳥。背羽は赤褐色の地に黒褐色の斑がある。 中空の声を聞きつつしばらくをあなたを探す雲雀をさがす (竹内由枝) 出典:「短歌用語辞典 増補新版」日本短歌総研 《歌人紹介》 竹内 由枝(たけうち よしえ) ▼W

      • 【短歌ブック】#86 沈丁花

        ~短歌Bookmarks~ 短歌(和歌)の歴史は長い、57577に何が詠まれてきたのか。 毎回一つの短歌用語と歌を〈辞典〉からブックマーク。 短い歌が繋いできたものを知る、一つのきっかけになれば。 ~~~ 【沈丁花】じんちょうげ〔ぢん-ちやう-げ〕(名) 生垣や庭先に植えられる常緑潅木。早春、内が白く外が赤紫色の香気の強い小花が群がり咲く。「沈丁」とも。 風の香(か)を君は問いけり「沈丁」と短く答え言葉をさがす (大橋恵美子) 出典:「短歌用語辞典 増補新版」日本

        • 【短歌ブック】#85 風花

          ~短歌Bookmarks~ 短歌(和歌)の歴史は長い、57577に何が詠まれてきたのか。 毎回一つの短歌用語と歌を〈辞典〉からブックマーク。 短い歌が繋いできたものを知る、一つのきっかけになれば。 ~~~ 【風花】かざ-はな(名) 雪の積もっている風上から風に吹かれてまばらに飛んでくる雪。晴天に風が立ってちらちら降る雪。 風花の地に落つるまのためらひをコートにつけて人ら行き交ふ (東 淳子) 出典:「短歌用語辞典 増補新版」日本短歌総研 《歌人紹介》 東 淳子(

        【短歌ブック】#88 椿

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        • 【短歌Bookmarks】
          88本
        • 歌集「縁」33首
          33本
        • 超ショートショート集 「嘘」11編
          11本

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          【短歌ブック】#84 風邪

          ~短歌Bookmarks~ 短歌(和歌)の歴史は長い、57577に何が詠まれてきたのか。 毎回一つの短歌用語と歌を〈辞典〉からブックマーク。 短い歌が繋いできたものを知る、一つのきっかけになれば。 ~~~ 【風邪】かぜ(名) 感冒。風のやまい。流感。 幼稚園で流行つてゐたといふ風邪を巡り巡つていただくわれや (池田はるみ) 出典:「短歌用語辞典 増補新版」日本短歌総研 《歌人紹介》 池田 はるみ 池田 はるみ(いけだ はるみ、1948年3月5日 - )は、歌人。

          【短歌ブック】#84 風邪

          【短歌ブック】#83 石蕗

          ~短歌Bookmarks~ 短歌(和歌)の歴史は長い、57577に何が詠まれてきたのか。 毎回一つの短歌用語と歌を〈辞典〉からブックマーク。 短い歌が繋いできたものを知る、一つのきっかけになれば。 ~~~ 【石蕗】つわ-ぶき(名) きく科の常緑多年草。暖地の海辺に自生。葉はフキに似、厚くて光沢がある。黄色の頭花を房状につける。 石蕗の花に光の澄むまひる死までの時間は測ることなき (安田章生) 出典:「短歌用語辞典 増補新版」日本短歌総研 《歌人紹介》 安田 章生

          【短歌ブック】#83 石蕗

          【短歌ブック】#82 オリオン

          ~短歌Bookmarks~ 短歌(和歌)の歴史は長い、57577に何が詠まれてきたのか。 毎回一つの短歌用語と歌を〈辞典〉からブックマーク。 短い歌が繋いできたものを知る、一つのきっかけになれば。 ~~~ 【オリオン】(名) 南方の空に見える星座。三つ星といわれ、長方形で、冬の夜空をかざる。 上りくるオリオン星座と背合はせの冬の大三角 永遠なる図形 (北沢郁子) 出典:「短歌用語辞典 増補新版」日本短歌総研 《歌人紹介》 北沢 郁子 北沢 郁子(きたざわ いくこ

          【短歌ブック】#82 オリオン

          【短歌ブック】#81 福寿草

          ~短歌Bookmarks~ 短歌(和歌)の歴史は長い、57577に何が詠まれてきたのか。 毎回一つの短歌用語と歌を〈辞典〉からブックマーク。 短い歌が繋いできたものを知る、一つのきっかけになれば。 ~~~ 【福寿草】ふくじゅそう〔ふくじゆ-さう〕(名) 早春、葉に先立って黄色の花が咲く。正月用の鉢植えに用いる。 一鉢の黄の福寿草一壷のしろたへの塩今年始まる (宮 柊二) 出典:「短歌用語辞典 増補新版」日本短歌総研 《歌人紹介》 宮 柊二(みや しゅうじ) 191

          【短歌ブック】#81 福寿草

          【短歌ブック】#80 冬ざれ

          ~短歌Bookmarks~ 短歌(和歌)の歴史は長い、57577に何が詠まれてきたのか。 毎回一つの短歌用語と歌を〈辞典〉からブックマーク。 短い歌が繋いできたものを知る、一つのきっかけになれば。 ~~~ 【冬ざれ】ふゆ-ざれ(名) 冬のさなか。真冬。見渡す限り荒れさびた冬の景色。また、その季節。 逢ひにゆく旅にあらねば冬ざれの野中にひとつともす家見ゆ (小野興二郎) 出典:「短歌用語辞典 増補新版」日本短歌総研 《歌人紹介》 小野 興二郎 小野 興二郎 (おの

          【短歌ブック】#80 冬ざれ

          【短歌ブック】#79 返り花

          ~短歌Bookmarks~ 短歌(和歌)の歴史は長い、57577に何が詠まれてきたのか。 毎回一つの短歌用語と歌を〈辞典〉からブックマーク。 短い歌が繋いできたものを知る、一つのきっかけになれば。 ~~~ 【返り花】かえりばな〔かへり-ばな〕(名) 季節はずれに再び咲いた花。返り咲きの花。狂い花。 をさな児と夕ぐれ時を来りけり桜若木はかへり花して (土屋文明) 出典:「短歌用語辞典 増補新版」日本短歌総研 《歌人紹介》 土屋 文明(つちや ぶんめい) 1890-1

          【短歌ブック】#79 返り花

          【短歌ブック】#78 木犀

          ~短歌Bookmarks~ 短歌(和歌)の歴史は長い、57577に何が詠まれてきたのか。 毎回一つの短歌用語と歌を〈辞典〉からブックマーク。 短い歌が繋いできたものを知る、一つのきっかけになれば。 ~~~ 【木犀】もく-せい(名) 秋に葉のわきに黄や白の小花が群がり咲き、芳香がつよい。 キンモクセイ香りを添付追加して送ってみたい十月の庭 (立花 開) 出典:「短歌用語辞典 増補新版」日本短歌総研 《歌人紹介》 立花開 (たちばな・はるき) 1993年6月26日、愛

          【短歌ブック】#78 木犀

          【短歌ブック】#77 蟋蟀・蛼

          ~短歌Bookmarks~ 短歌(和歌)の歴史は長い、57577に何が詠まれてきたのか。 毎回一つの短歌用語と歌を〈辞典〉からブックマーク。 短い歌が繋いできたものを知る、一つのきっかけになれば。 ~~~ 【蟋蟀・蛼】こおろぎ〔こほろぎ〕(名) 体は黒褐色で触角が長い虫。後足は非常に長く跳ねるのに適する。雄は秋の夜に物陰などでよく鳴く。「いとど」。「ちちろむし」。 なにゆゑに生きてゐるかと問ふごとく霜夜を細きこほろぎの声 (安田章生) 出典:「短歌用語辞典 増補新版

          【短歌ブック】#77 蟋蟀・蛼

          【短歌ブック】#76 秋津・蜻蛉

          ~短歌Bookmarks~ 短歌(和歌)の歴史は長い、57577に何が詠まれてきたのか。 毎回一つの短歌用語と歌を〈辞典〉からブックマーク。 短い歌が繋いできたものを知る、一つのきっかけになれば。 ~~~ 【秋津・蜻蛉】あき-つ(名) トンボの古名。「あきづ」といった。とんぼ。赤とんぼなど。 ぱったりと蝉の声やみ表札に赤とんぼきてもしかして母 (福井 孝) 出典:「短歌用語辞典 増補新版」日本短歌総研

          【短歌ブック】#76 秋津・蜻蛉

          【短歌ブック】#75 蜩

          ~短歌Bookmarks~ 短歌(和歌)の歴史は長い、57577に何が詠まれてきたのか。 毎回一つの短歌用語と歌を〈辞典〉からブックマーク。 短い歌が繋いできたものを知る、一つのきっかけになれば。 ~~~ 【蜩】ひぐらし(名) 晩夏から秋の夕方によくカナカナと鳴くため、かなかなとも言われる蝉。 夏の日のさびしき夕べかなかなとひぐらし蝉と聞きわけてゐる (大谷雅彦) 出典:「短歌用語辞典 増補新版」日本短歌総研 《歌人紹介》 大谷 雅彦(おおたに まさひこ) 195

          【短歌ブック】#75 蜩

          【短歌ブック】#74 炎帝

          ~短歌Bookmarks~ 短歌(和歌)の歴史は長い、57577に何が詠まれてきたのか。 毎回一つの短歌用語と歌を〈辞典〉からブックマーク。 短い歌が繋いできたものを知る、一つのきっかけになれば。 ~~~ 【炎帝】えん-てい(名) 夏。朱夏。 炎帝の下に喘げる生ひとつ人間の名を負ひて歩めり (中条芳之介) 出典:「短歌用語辞典 増補新版」日本短歌総研

          【短歌ブック】#74 炎帝

          【短歌ブック】#73 夕焼け

          ~短歌Bookmarks~ 短歌(和歌)の歴史は長い、57577に何が詠まれてきたのか。 毎回一つの短歌用語と歌を〈辞典〉からブックマーク。 短い歌が繋いできたものを知る、一つのきっかけになれば。 ~~~ 【夕焼け】ゆうやけ〔ゆふ-やけ〕(名) 日没の際、西空が茜色に染まる事。 校庭の地ならし用のローラーに座れば世界中が夕焼け (穂村 弘) 出典:「短歌用語辞典 増補新版」日本短歌総研 《歌人紹介》 穂村 弘 穂村 弘(ほむら ひろし、1962年5月21日 - )

          【短歌ブック】#73 夕焼け