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【留学給付型奨学金】~受給希望者の相談を受けて思ったこと~【重要アドバイス】

こんにちは,Hayuです☺
今年度はたくさんの方から給付型奨学金についての相談依頼があり,お話をさせていただきました。その中で私が感じたこと,たくさんの方が苦戦されているなと思ったことがありました。
JASSOの面接が来月に控えているということもあり,急ぎで私なりの奨学金の書類・面接両方に関しての要点をまとめようと思います。


❕書類,面接はただ自分が留学を通して何をしたいかを伝えるものではありません

奨学金のアプリケーションは,何が今世界・日本・ある地域で問題になっていて,なぜその問題を解決する必要があるのか,それを解決するには何が必要なのか,それをどのようにして解決するのか,なぜそれが実現可能なのかを伝える場です。

1.なぜ政府・企業・団体が大金をあなたに渡す必要があるのか?

例えばJASSOでは,奨学金の財源は税金です。自分,家族,街ですれ違う人全員が一生懸命払っているものです。他の奨学金だって,その企業や団体の大切な財源ですよね。なので,研究テーマがどのように奨学金給付者や社会に還元されるのかをしっかり伝える必要があります。
「私はこれをやりたいんです。だってこれは必要だと思うから。昔これで自身も苦労したんです」だけでは1ミリも伝わらないわけです。個人の感想じゃありません。「自身のこういう経験からこれについての必要性を感じた。これを解決することによって社会にこういった利益をもたらす」という風に,きっかけは自分の経験だったとしても,それをどう社会に還元できるか,点と点を線で結ばないといけません

2.なぜ何百・何千という応募者の中からあなたを選ぶのか?

例えば倍率が20倍の奨学金。20人の中で3位でも2位でも意味がありません1位に選ばれないと奨学金は獲得できません
そこで,自分がもし自分で稼いだ大切な大金を誰かに渡さないといけないと仮定して応募者をどう選定するか考えてほしいのですが,皆さんは何を基準にしますか?
私なら(主観),
➀応募者の素質(遂行する能力はあるのか)
➁研究テーマがどのくらい自身(又は社会)に役に立つのか
➂どのくらいその問題は緊急性,課題性があるのか

などでしょうか。

➀応募者の素質は,例えば履歴書の内容(成績や英語力,経験)や面接で明らかになるであろう持っている研究に関しての知識でしょうか。素敵な目標があっても,それを遂行できそうな人じゃないと意味がありませんよね。

➁研究テーマがどのくらい役に立つのかは,1.で既にお話ししたように,研究テーマがどのように奨学金給付者や社会に還元されるのかをしっかり伝える必要があるということです。

➂緊急性,課題性は,どのくらいそのテーマが社会で問題になっていて解決することが望まれているかです。いくら研究が役に立ちそうなものでも,どれほど社会から重要視されているかが大切だと思います。なので,単に「このテーマを研究することで,~に利益があります」のみならず,「現在こういったことがとても問題視されていて,この研究をしてこれを早急に解決する必要があるのです」といった視点も必要になってきます。


3.根拠は何?(論文と一緒ですね)

なぜその問題の解決が必要とされていて,なぜその問題をその研究で解決することができるのかを伝えるとき,「~だと思うから」では信憑性説得力もあまりないですよね。ここで大切になってくるのは,具体的な経験談であったり具体的な数字かなと思います。例えば先行研究の結果であったり,政府などが公表しているデータなどがよく使われそうで分かりやすい例かなと思います。
修士留学をする方のほとんどが卒業論文などを執筆したり執筆している最中だと思いますが,論文と同じで十分なエビデンスが必要です。
よく私自身奨学金の志望理由書は卒論の背景部分と似ているなあと思います。エビデンス研究の必要性研究方法も書かれていますし,どれも奨学金の書類にも必要なことだと思います。

奨学金の給付団体がそれぞれ奨学金給付目的を掲げていると思います。給付団体によって目的は様々だとは思いますが,上記に書いたものはどの奨学金でも共通して必要な視点だと思います。


皆不安。私も不安でした

納得できる書類がなかなかできなくて泣きながら書いたことだってある。
毎日リポビタンDを飲み自分を奮い立たせて。自身の研究室の机には何本もの空の瓶があり,それを見た教授や他の学生に笑われたり。その大量の瓶をごみ収集所に持って行った後輩も大変だったであろう(パワハラではなく後輩が研究室のごみを捨てるルールだよ)。
面接の前日?寝れる訳がない。なんたってものの10分で800万ほどの受給の有無が決まるのだから。人生の大きな選択が変わるのだから。
面接が終わった瞬間私が何をしたかというと,泣いた。パソコンをシャットダウンした後に泣いた。悔しくて泣いたのではなくて,今までの努力がすべて出せたのと,面接がうまくいった(正確に言うと大きな失敗はしなかった。小さいのはした)からホッとして,今までの重圧から解放されて泣いた。それくらい準備はものすごく大変だった。

と私の経験ですが,死ぬほど不安でしたよ。しかも書類の準備から面接が終わるまでは半年くらいありますし,ずっとそのストレスが付きまといますよね。
その大変さを知っているのと,私の経験を是非同じ悩みを持つ方々のために活かしたいと思っているので,奨学金に関してでもそれ以外に関してでも私で良ければいつでも連絡を頂ければと思います全力でアドバイスさせていただきたいです。怖い人じゃないのでお気軽にご連絡くださいね。
時間と労力の関係上有料にさせていただいてはいますが,一度ご連絡いただけるとその後も回数関係なく簡単な質問等に答えさせていただいています。

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最後に

奨学金を申し込むにあたってサポートしていただいていた教授に,「もう最後は熱意だよぉー!!!」と言われていました。確かに。特に面接では口頭で直接説明をしますし,最後は「この研究がしたいんです!必要なんです!!!」という熱意が伝わるのが大切かもしれませんね。不安でいっぱいの方もいると思いますが,不安を感じつつも熱意もしっかり持って臨めると良いですね。

心より皆様の奨学金獲得への挑戦を応援しております☺

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