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読了「無事に返してほしければ」白河三兎

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かつて川でおこった事故で行方不明になっていた
長男を誘拐したという一本の電話が、
平穏だったはずの一家に波紋を投げかける。
あの日、川に行かなければ……。
妻は不倫していたのか?あの子は自分の子なのか?
俺が殺してしまったのだろうか?
疑惑と後悔が渦巻く中、警察が待機している
自宅から、長女までもが連れ去られてしまった。
ヒステリックになる妻。立ち尽くす夫。
無力な警察官たち。
やがて事件は思ってもみなかった展開を
次々と迎えていく。まさに予測不能!一気読み必至
反転しながら連鎖していく誘拐が誘拐を誘う、
連作ミステリー。
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以下より、ネタバレが含まれる場合があります。

2章までの盛り上がりがすごかったのに
3章からがなんと言うか、もったいない。

別視点というか、全く関わりのない人物が
いきなり出てきて、「ん?」と理解するまで
時間がかかってしまった💦

これなら、もう少し日野家と関わりがあったなら
理解は早かっただろけど…
と言うか、日野家の話をそれぞれの視点から
書いてあるだけの方が面白かったと思う。


そして、子どもは大人が思ってるより強かで
頭が働くんだよねー。
そして本気を出せば、平気で大人を欺けられる。

拓真も家庭を顧みなかったのはよくなかったけど
元凶は令子だと思う。
私は令子が嫌いすぎて、ちゃんと
この先不幸になってほしいと願ってしまう😅

そして亜乃はきちんと向き合ってほしい。
そうした上で、幸せになってほしい。
そうじゃないと、亜乃自身が壊れてしまいそう。
悪いのは子どもじゃなくて、大人なのに。

誘拐や、子どものメンタルに関わるので
そういうのが苦手な人はシンドいかもしれません。


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