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裁判員制度勉強会で知り合った桜井香子に一目惚れ
して以来、一色知也の人生は、次第に暗がりへと
吞み込まれていく。実は知也は養子で、実父は
二十年前の一家惨殺事件で死刑になっていた。
刑期を終えて目の前に現れたその共犯者小田島の
影に怯えつつ、知也は香子がひた隠す、二人の
呪われた宿命を辿ってゆく。

講談社文庫　364ページ
読了カラーイメージ　茶褐色(ちゃかっしょく)
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この先はネタバレを含む場合があります。

テーマはすごいよかったのに詰め込みすぎて
台無しになってる気がしました。

小田島はクズ過ぎるし、というかそんなに警察も
分からないものかな…。

そして理信、気持ち悪い。
なぜ自分の手でやらなかったんだろう。
本当に好きな人の子供だとしたら
私はあんなことさせられない。

結局、香子は誰の子かも分からずに終わるし…。

香子がただただ不憫で仕方なかった。

せっかく出会えたのに、あんな重いもの
背負えないよ。

せめて真犯人が捕まるか
香子と理信の親子関係が分かるか
どっちかは書いてほしかった。
謎が多すぎて、消化不良でした。