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実山椒カオル鯛出汁鶏キーマカレー (16/40)

じんわりと、おいしかった。
じぶんでつくっといて言うのもなんだけど。

二度とおなじ味は再現できないだろうし、二度もまったくおなじレシピでつくろうとは思わないけど、いまこの時点の記録をのこしておこうと思う。

だいたい15〜20人前の分量を考えて、写真のメモを持ってスーパーへ。
そこで、きれいな色した実山椒にであい、思わず買ってしまった。

山椒をカレーにつかったことも調理したこともなかったけれど、挑戦してみることに。

メモに書いているように、はじめはカルダモンがかおるカレーをイメージしていた。
主演予定のカルダモンがいるところに、実力者の山椒が登場してきたわけだから、カルダモンには退場していただくことに。
ついでに、脇役のマスタードにも降板してもらい、さわやかな引き立て役としてフェンネルシードと奥行きがでそうなフェヌグリークに登場していただいた。

ホールスパイスはそんな感じで、パウダースパイスは、クミンを少し減らした分フェンネルを増やし、クローブとブラックペッパーは退場、レッドチリを増やした。

  *写真は上からレッドチリ、フェンネル、クミン、コリアンダー

あってるかどうかはわからないけど、山椒メインのかおりが引き立つようになればいいなと考えてのことだった。


実山椒はさっと湯がいて、冷水にさらす。

鯛のアラはさっと湯がいて、とれるところだけ身をとり、あとは少しの鶏ガラといっしょに鍋に投入。
アクをとりながら、白濁のパイタンスープをつくる。

タマネギをくし切りにしてタヌキ色(あめ色)になるまで炒めておく。部分的に焦がしてしまったけどOKとする。
油→ホールスパイス→ニンニク→ショウガ→炒めたタマネギ→トマトピューレ→パウダースパイスの順に火を通していき、鯛鶏パイタンスープにイン!

次に鶏ミンチを投入し、実山椒を投入して軽く煮込む。
塩と醤油少量で味をととのえて完成!
ココナッツミルクは入れるかどうか悩んだけれど、やめておいた。
ご飯はターメリックライスにしてみた。


何年か前から、アルバイトの人も含めた仕事のミーティングをした後に、カレーをつくって食べるようになった。(カレーじゃないご飯をつくるときも、もちろんある)
はじめは市販のカレールーでつくっていたけれど、ひょんなことからカレーの学校に通い、スパイスでつくるカレーに目覚める。

前日に仕込みをしたり当日の朝にカレーをつくらせてくれる職場に感謝。
いっしょに食べてくれるスタッフのみんなに感謝。

ときどきつくって食べるミーティング後のカレー、この前はなに食べたっけ? 一年前のカレーは?? カレーとともに、季節やいっしょに食べた人の思い出がよみがえってくるのがオモシロイ。

カレーも仕事も、計画通りすることだけが大切ではなくって、好奇心をもって学び、挑戦(ときには失敗)し、シェアして味わっていきたいもんだ。

これ、おいしいから食べなよ。みたいな、おしつけにならない程度に、たのしみながら。

あっ! そういえば、買った九条ネギをつかうのを忘れてた。。。

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