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呼吸の時間

今、働き方や生き方について様々な考えがあります。
最近では資産運用などを行い、早期退職するFIREという言葉もあるくらいです。

私はかつて、日本マクドナルドの地方フランチャイズ会社で5年程務めていました。フリーターから上がりたての自分を拾ってもらい20歳から25歳の力有り余る時間を、マクドナルドに費やしました。
18歳からアルバイトをしていたので、それを含めると約7年になります。それから社員として活動していた時期は、毎日が時間に追われる日々でした。

社員になりたての頃は、店長のサポートを中心に業務をこなしていました。
1,2年たつ頃には一つの店の店舗管理も任され、シフトや発注、セールス管理まで全てを一人でこなすようにもなってきました。

この頃は本当に無我夢中で、一月に数える程しか休みがなく、家より店舗にいる時間の方が長かったような気がします。
22歳の時に、新店舗開店のオープニングマネージャーとして参加したときは、店長はいたものの、若手の私は24時間エマージェシーホットラインとなり夜中にトラブルがあって電話がかかってきても、すぐに駆け付けなければいけない程でした。

でもこの頃、仕事を長続きできていたことは単に
マクドナルドで働くことが好きだったからです。
お客様と接客して、笑顔にすることに非常に幸せを感じていました。
【その感情と経験が今の仕事にも生かしていけていると信じています】

世間でよく見る、サービス業、チェーン系の社員の過労自殺や精神疾患の話はよく耳にしますが、私の場合当時、身体は何回か壊しましたが、それよりも働くことへの楽しみが勝っていたので、モチベーションが高い状態を維持する事ができました。

前置きが少し長くなりましたが、どうして今の仕事になったかは、またいつか記事に書こうと思いますが、時は経ち今は接骨院を営みながらマインドフルネス瞑想の講座講師をしています。

正直、あの頃の自分と比べると、今は時間に余裕がありすぎるくらいです。柔整師として外に勤務していた時の自由度はそれほど高くありませんでしたが、今開業し一人で仕事行っているので、空いた時間を好きなことに有効活用することができます。

考える時間はあってこそ改めて気づき、それはとても大切な時間です。
そして、一呼吸する時間、ゆっくりと食事をとる時間、
マインドフルに物事を感じる時間を、最近やっと心から体感できるようになったと感じます。

忙しければ、忙しいほど本当に大切な時間というものを忘れてしまいます。
私も当時の若い知力では”時間”の大切さ、時が経つ概念を深く考えてはいませんでした。私自身、暇な方よりは常に動いていたいタイプなので忙しい方が好きなのですが、今は働きたい時に働き、休みたい時に休んでいます。(自営業なので選択が自由という事もありますが、実際月に3~4回程の休みです)

マインドフルネス瞑想を通しながら、自己を見つめ、あらたな繋がりを広げていくうちに、自分自身、成長の時代がパラダイムシフトしていきました。
それは意図的ではなく、気づいたら変わっていました。

マインドフルネス瞑想は一日1分からでも始めることができます。
継続する事で自己を俯瞰する時間、そしてゆっくりと呼吸を行う時間を確保できます。


何度も記事にも書いていますが、”呼吸”は非常に大切な事です。
心を冷静にさせ、今に意識を戻していきます。
それはすなわち、何か(過去や他人軸)にとらわれていた意識を自分自身に戻してあげる事で、本来の自分を生きることができます。
本来の自分、つまり自己実現の意識を持つことです。

マインドフルネス瞑想≠悟りを開く為 であり、
人それぞれ目的と課題が違うので”気づき”の種類が変わるかもしれませんが、”気づき”により、新たな意識のレベルに上ることはできるのかもしれません。

私は今、マインドフルネス瞑想を伝えていくことで少しでも多くの方々が、日常を豊かに過ごしていただければ良いと思っております。

もし時間があったら、少しだけ目を閉じてゆっくりと呼吸に意識を集中させてみましょう。数分で良いのでその瞬間を感じてみてください。

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