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今朝の日本企業からのクレームと、『日本語コミュニケーション講師』としての、私の対応

今朝は朝から、日本で働いているスリランカ人の問題で、日本企業様よりクレームの連絡が入りました。
(グループLINEを作っています)

今日のクレームは
「約束時間に、約束の場所に来ていません。非常に困っています。早く彼らに連絡を取ってなんとかしてください!」

というものです。

最近はだいぶクレームが減っていたのですが、久しぶりに大きな出来事でした。

私はオンラインレッスン中
至急、スリランカ側の担当者に一言メッセージを送り

「急いで〜!クレーム入ってる〜!」
とだけ送り、そこから2時間ほど時間を取られて、自分の仕事も思うままにすすまず、、、という今日の出だし、でした^^;

これも、日本社会で働く外国人労働者の現場問題です。

「日本のルールを教える」ことは一瞬ですが、
「日本のルールが守れるようになる」には、習慣化までの刷り込みが必要で、
「日本のルールを破らなくなる」までには、様々なケースでの彼らの言動を見守る期間が必要になります。

子どもも同じですよね^^

教えたときは「はい、わかった」と言い、
守れるようになるまでには「何度か失敗を繰り返し」
定着して、もう目を離してもいいかな、と思えるまでには「何も言わずに見守る・様子を見る」期間が必要ですよね。

外国人労働者は「大人」ですが、日本の社会の中では、「日本人0歳」と同じと思って、この3つのステップを踏んでもらえると、彼らも「わかる→できる」に成長しやすいのですが、日本企業もそういうわけにはいきません。

だから、問題が起こったときは「誰か」に、
「ちょっとこれ、どうすればいい?!なんとかしてよ!」
と、お願いしたいのです。

ただ、分かっていただきたいのは、
「そもそも、こんなに違う文化で育った者同士が、一緒に活動をする、仕事をするにあたり、双方への「共通認識を生むための研修なり教育」が「充分に」行われてない」のがそもそもの原因なのだと思っています。

双方の文化の違いのすり合わせが行われて始まるのか、
行われないまま始まるのか、
行われている「つもり」と思って始まるのか、

ここの認識も多くの場合、抽象的で曖昧な部分です。
この判定?!のようなことも、私の役割だと思っています。

日本企業は、彼らとのコミュニケーションに自信があるわけでもなく、異文化の問題解決のプロでもありません。

その間を繋いでいるのが、今朝の話で言うと「私」です。

私が何をしたかというと

  1. まず、日本企業側に謝罪をする

  2. スリランカ担当者に事情を伝えて、まずは、何らかのメッセージをグループLINEにすぐに送るように伝える(謝罪と、自分か今から起こすアクションについて)

  3. 本人達に連絡を取る(何をしているのか、どこにいるのか、どうしてなのか)

  4. その報告を、再度グループLINEに入れる

  5. 日本企業からのメッセージが入ったら、自分が分かっても、分かって無くても、とにかく「すぐ」返信をする

簡単に説明をすると、このように対応しました。
私の意図は

・私が出しゃばりすぎず
スリランカ側と日本企業で、問題解決ができるようにする。こうすると、今後問題がまた起こった時に、当事者だけで解決の流れがわかるので、今回の事例がこれからに生きてくる。私はあくまでも裏方の仕事

・スリランカ側には
日本企業側にすぐに対応することでこれ以上感情的にならないように防止?!することができるという説明をし、「日本での対応の仕方とその理由」を伝える。「スリランカと日本の違い」に、納得して行動を起こしてもらえるように、ただの「行動だけの指示」ではなく、日本社会の背景と共に説明し、今後の為に学んでもらう。

・日本企業側には
私はほとんど出ずに、出るとしたら、スリランカ側の対応が「これ、やばいな!」と思った時だけ、スリランカ側の立場に立って謝罪、もしくは対応をするに留まります。
あくまでも、日本企業には「外国人と仕事をすることの現実や、問題や、対応」を体験してもらい、日本人とは違うこと、何が違うのか、そして、彼ら達との対応の仕方と信頼の築き方を知って欲しい(当たり前ですが、日本人ではない!)、という意図を込めて、できるだけ「直接的に」関わってもらうようにします。

私の(勝手な^^;)こういう意図があり、最終的には「双方が机上ではなく、現実の体験を通して、双方にあった問題解決の仕方を見つけていく」というところを目指しています。

これは、私が「日本語コミュニケーション講師」だからできるのか、私のそれ以外の経験からなのか、どれなのかわかりませんが、でも、これらの思いと言動の根底には、「コミュニケーション講師」としての自分のMissionとステップが強く関係していることは分かっています。

自分の役割が分かっています。

長くなりましたが^^; 今朝の大ハプニングを皆様にシェアさせていただきました^^;

っところで^^: 今日も、こちらの講座のお申し込みをいただきました。
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実は試験勉強を始めていたのですが色々考える所もあり迷っていました。
ちほみ先生という方に行きついてHPやnote、YouTubeまで見せて頂いて是非この方から学びたいという気持ちを持ちました。
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嬉しいです!

一人でも多くの方が、特に「日本語教師」の皆様が、社会のコミュニケーションの問題解決を行うというMissionに向き合って下さると嬉しいな、、、と思います^^

あと2名様、募集です👇👇👇



お気軽にお問い合わせ、お申し込み下さいませ^^

JIC 協会 Chihomi


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