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訪問看護のやりがい ~ひとりひとりに向き合える~

今回から数回に分けて、今思いつく限り「訪問看護のやりがい」についてお伝えできればと思っております。

この記事をお読みになっている皆さまの中には、「いつかは在宅に」と関心をお持ちの看護師さんもいらっしゃるのではないでしょうか。

それならば…あるいはそうでなくても、訪問看護業務の楽しみはどんなところにあるのかご興味もお持ちよ方もいらっしゃるかと思いますので、そんな方々のためにも、いくつかの視点をお示しできればと思っております。

今日お伝えしたい訪問看護のやりがいは…まずは「ひとりひとりに向き合える」ということです。

この「ひとりひとり」という言い回し…採用面接でも求職様から必ずと言っていいほど聞かれる言葉です。

もしかしたら、多くの看護師さんは、本来の看護師の役割でありながら現状の職場環境ではなかなか得られない「ひとりひとりにじっくり向き合う」という行為そのものに、どこか強いあこがれを抱かれておられるのではないのかな…と私は個人的に想像しております。

仕事の正確さのみならず、「スピード」や「効率」が大いに求められる病棟や施設で日々奮闘され、ひとによっては疲れ果ててすらおられるであろう看護師の皆さんにとっては、とても切実なことなのかもしれません。

訪問看護の世界では、1回の訪問にかかる時間は概ね30分、60分です。必要に応じて90分というケースもあります。その間、ご利用者様とは完全なマンツーマン状態です。それでも、訪問看護の仕事に慣れてくると30分という時間すら短く感じてくるようになるくらいです。

そもそも在宅の場合、接し方において何が求められているかが他業種とはまったく異なるようです。病棟では看護師が一人の患者様に30分も対応することなど、とても許されることではありませんよね。

訪問看護の現場もそれなりに多忙なことには変わりないのですが、処置をしながらのちょっとした言葉や気持ちのやり取りが、後々ご利用者様との信頼関係を深めることにも繋がるようです。

在宅における「ひとりひとりに向き合う」ことというのは、看護師が役目をじっくりこなせる喜びに繋がるのみならず、ケアそのものの質を高めるためにも、とても大切なことなのです。


【関連記事:訪問看護のやりがい ~ご家族や地域との関わり合い~】


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