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瞑想の旅路②(ゴールを目指して)

前回体に膨張感が芽生えて、体が重く感じるというところまで話しました。今回はその続きとなる話ですが、ここから潜在意識の扉が開き始めて、はじめて自分と内なる自分とが向き会う事になります。

一般的にトラウマと呼ばれるネガティブな記憶なども潜在意識の中に閉じ込められているものです。
全ての記憶はきちんと整理されて仕舞い込まれていたなら問題は起きません。
恐怖体験や自分が受け入れられない出来事や感情などが整理できないまましまい込まれた結果です。

ここをもう一度開いて整理し直す必要があります。
そのために内なる自分と向かい合うのです。
それは向かい合うだけで自然に解消されていきます。

深い瞑想により、心と体の緊張が解けて真に緩んだ状態が生まれます。
真に緩んだ状態とは、手足や体の感覚が消えて、自分の手足が何所にあるのか全く分からない、肉体の存在が意識されないほどの状態です。

暖かく気持ちの良い状態、リラックスしたストレスの感じない状態に導かれます。
すべてが客観的に見えて真の観察者となっていきます。

このときは外界との意識の境界(意識野)が狭くなっていますので直ぐに外部の事象には対応できません。
眠ってはいませんが、現実世界とは違う意識の中です。

自分自身で戻ることはできますが、外部からの刺激で戻ることは避けたい状態です。
ですから瞑想は安全で他から干渉を受けにくい場所で行う事が求められます。
深い瞑想は自分が真の観察者となり、過去の記憶や出来事も客観的に判断して新たな本来あるべき場所にしまうことが出来る唯一の手段です。

人は縁で結ばれる


人は一人では生きられません。多くの人間関係がその人の幸、不幸を決めると思います。
失敗や成功も人間関係が大きく作用します。
どんな人と出会うかが成功と幸福のカギになります。
逆に争いや憎しみも縁が呼び寄せた人間関係です。
ですから良い縁を求めていく姿勢は大切な心構えです。
良い人には良い縁があり、悪い人には悪い縁が集まります。
悪い人が好い人に好かれることは無く、良い人には良い人が集まります。
良い人とは聖人を指すのではなく、ポジティブな心を持ち他人と共感できる人です。
特別な能力を持って話のうまい人ではありません。
そんな人になるように自己啓発して自己実現を目指していくことです。
この志は日々の瞑想の中で維持されて身についていきます。
瞑想は良い縁を求めて自分自身が良い人になっていく修練のようなものです。


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