二冊目『はるなつふゆと七福神』

賽助『はるなつふゆと七福神』

出版されてすぐに買ったからか何かのキャンペーン中だったのか、表紙の上に更に文字情報だけのカバーが掛かってて、カバーの内容はこんな感じです。
「カバーを外すと見えてくるディスカヴァー文庫
仕事も男も神頼みのニート女子×何とか有名になりたいマイナー七福神=ほっこり心あたたまる笑顔」

買ったもののずっと積んでいたので、現状がちょっと主人公に近い状態なので、いいきっかけかと思って読みました。
もう少し若い間に読んでたらめちゃくちゃ面白がれた気がします。読むタイミング逃した~という気持ちもありますが、日常ファンタジーでさくさく読めて良かったです。
登場人物に悩みやコンプレックスはありますが、深刻になりすぎず全体的に前向き。

マイナーな七福神が知名度をあげたい!と主人公の家までやってきますが、何やらその情景を思い浮かべると、とっても可愛らしい。キーボードの上でえっちらおっちら文字を打ってるところを見てみたい。
特別にこれを読んだからといって七福神に詳しくなれるわけではないけど、興味のきっかけになってくれました。

ただ、特別短編のページ数が結構あったので、本編があっさり終わってしまったように思えて物足りなかったのが残念。その分、特別短編のニタニタはしっかりボリュームでした。
続編やスピンオフは今後出るのかな?


ここ数年で沢山レーベルが出て来て、本棚に並ぶ背表紙の文字位置が凸凹して何だか不思議な感じがしています。

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