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睡眠不足と糖代謝

今回は睡眠不足と糖代謝というテーマについて取り上げてみました。

今回なぜこのテーマなのか?ということなですが
これは自分が特に感じる部分なので体感だけではなく
研究から見ていきたいと思います。

自分自身の反応しては睡眠不足が続くと
昼食を食べた後の眠気がかなりひどくなります。

リブレでも計測したことがあるので間違いなく
血糖値スパイクを起こしているのですが
食事の内容や食べ方に気を付けていても
低血糖の反応が出てきます。

そう考えた時に睡眠負債が続いていると
食事にいくら気をつかっていても
血糖値に関してはコントロールが難しい
という憶測をたてました。

情報としては知っていたけど
改めていろいろと調べてみたという話です。

では5つの研究報告を上げていきます。


1)睡眠制限がインスリン感度と耐糖能への影響について報告
睡眠負債は炭水化物代謝と内分泌機能に悪影響を及ぼします。

2)睡眠不足が交感神経系の活動を高め
ひいては血糖レベルに影響を与える可能性が指摘されています。
睡眠不足が長期的に体内のホルモンバランスや体重に影響を及ぼし
それが低血糖のリスクを高める可能性もあります。

3)健康な若い男性を対象に睡眠時間を制限すると
レプチン(食欲を抑えるホルモン)のレベルが低下し
グレリン(食欲を増加させるホルモン)のレベルが上昇
これが飢餓感を増大させ、結果的に糖質摂取を
増加させる可能性があることを示唆しています。

4)睡眠不足が肥満と糖尿病のリスクを高める可能性がある。
これは睡眠不足がインスリン抵抗性や
糖代謝の変化を引き起こすことによって
結果的に血糖レベルに悪影響を与える
可能性があることを示唆しています。

5)この報告によると
睡眠および概日リズム(体内時計)の乱れが
メタボリックな健康に影響を及ぼし
血糖コントロールに関する問題も含まれています。


これまでの報告から睡眠不足が糖代謝に影響を及ぼし
インスリン感度を低下させることで血糖値への影響を
生み出すことが分かります。

その他内分泌ホルモンにも影響を与え
糖尿病のリスクを上げるなど広く報告されています。

これらの点から睡眠不足は間接的に血糖レベルの管理に
影響を与える可能性があります。

これらを踏まえ適切に生活習慣をコントロールしようと思う
キッカケとなれば嬉しく思います!

では!

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【自己紹介】
佐藤宏隆 さとうひろたか
▢柔道整復師
▢栄養コンシェルジュ2ツ星
▢臨床分子栄養医学研究会認定カウンセラー
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普段は横浜で
整体、トレーニング、栄養指導をおこなっています。


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