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トピックス(旅行記)

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2020年9月の記事一覧

☆スプレー缶から広がる世界8☆

美術館再開日記、ちょっとずつアップします

コロナ禍の美術館でー「作品のない展示室」2020年は誰も想像していなかった年になった。コロナウィルスによって。これを書いている今も、世界中でまだ誰もが手探りを続けている。でも薄明かりは射している。未知の誰かときっと手を結べる気がする。 私は東京郊外にある公立美術館に勤務している。 世田谷美術館。略して「セタビ」とよばれる。緑豊かな公園の一角にある。 1986年開館、バブル期の華やぎをひとときまとい、2000年代以降はかなり「冬の時代」を生きている文化施設であるが、アンリ・

グッバイ、セプテンバーさん。ハロー、オクトーバー。

気が付けば9月が終わってしまう。 2020年も残り3ヶ月。 色々なことがあっという間。 夏は念願のポーラ美術館に行って、静嘉堂文庫美術館に曜変天目(稲葉天目)をこの目で拝み、酒井抱一と狩野探幽の屏風に圧倒され、東京都現代美術館の岡本信治郎に魂を揺さぶられ、メルボルン以来の名和晃平のPixCell Deerと対面してきた。大満足。 ピンクの髪はすっかり色落ち、オレンジみのある茶色になって本日黒髪に染めました。 色々なことを書きたいのに上手くまとまらず、秋の夜風が涼しくな

【目印を見つけるノート】179. ラファエロとマルガリータのラブストーリィ

きょうは前置きなしで、16世紀のある「恋人たち」について書きましょう。 ラファエロ・サンティとマルガリータ・ルティのお話です。 絵画の画像を安易に引っ張ることができませんので、サイトのリンク、YouTubeを引いてきます。ご面倒かと思いますが、ぜひクリックしてみてください。短めの動画を選んでいます。 また、英語やイタリア語の解説がついていますが、聞き飛ばしても大丈夫です。私も分かりません😵 ⚫ふたりの出会い ラファエロ・サンティは16世紀に活躍した画家で、レオナルド・ダ

残しておきたい9月26日のこと

2020年の9月26日は、上高地にいた。この日は私の誕生日。学生の時みたいに夜行バスに乗り、しっとりとした冷たい空気の中、早朝の上高地を散歩。 「透き通る」という言葉では表しきれないほど透明度の高い川の水に何度も感動し、木々に囲まれたトレッキングルートをひたすら歩く。朝も、昼も、夕方も、疲れているのに止まりたくないくらい、歩くことが楽しかった旅行だった。 * 先日、木に抱きつくことの癒しの効果について記事を書いた。 自分がいま、必要としているのは、自然が生み出すマイナ

Sweet Melody - Part 3

有料
100

GoToトラベルキャンペーンで函館グルメを楽しもう!!

ラッキーピエロのチャイニーズチキンバーガーが食べたい! ハセガワストアのやきとり弁当が食べたい! 塩ラーメンが食べたい! 函館牛乳を飲みたい! ………そうだ、函館行こう!! 伊丹から行く激安函館旅行気づいたらJALダイナミックパッケージで函館旅行を購入していました。 (ダイナミックパッケージ:飛行機と宿泊がセットになった旅行商品。一人でも購入可) 正規料金43,300円が、GoToトラベル利用で29,300円です。 内訳 ・JAL 伊丹⇄函館 直行便往復 ・函館

9月29日

 海が見たい。と彼にいうと何もいわずに車を走らせた。気分がおそろしく悪く朝から精神安定剤をラムネのよう噛み砕き重たい頭を引っさげて彼との待ち合わせに出向いた。あたしの顔を認めた途端ぎょっとした顔をしたのは気のせいではない。本当に顔色が青白くなっていたそうだ。そのときにいえばいいものを彼は海についてからそのことを切り出した。 「ちょっと寒くないか?」  てゆうか自分が寒いんでしょ? とあたしはクスッと笑う。なにせ彼は半袖だったのだ。 「いや別に……」  やせ我慢をしている彼がと

アートの定義とは?を考えてみた

「自分らしく、美しく生きること」 わたしはそれをアートだと思っている。 わたしのオウンドメディアとして記事を書いているブログのタイトルは"Senhare Art Life"というのだけれど、 これは"何気ない日々をアートのように美しく彩る"ことを意味している。 誰もが自身の個性を生かし、輝いて生きてほしいという願いを込めている。 作品を観ること最近はめっきり足を運べなくなってしまったけれど、わたしは美術館へ行くのが大好きで心惹かれる展示が催されると知れば必ず鑑賞していた

秋の始まりにひと息🍁ムーミンとカフェのコラボ♪

こんばんは、ゆうです♪ 涼しい季節になってきましたが、いかがお過ごしでしょうか?☺️ この時期にステキなコラボを見つけたので、紹介していきます♪ 出典:https://animageplus.jp/articles/detail/33056/2/1/1 なんと今フィーカをテーマに、ムーミンとUCCカフェのCAFE@HOMEがコラボしてみるたいです☆ フィーカとは、 北欧の文化でコーヒータイムを家族や友人と楽しむことです。 北欧ならではの時間の使い方だなぁって思います

ドクメンタ(documenta)の訴え

ドクメンタ(documenta)とは ドイツ連邦共和国中央部(かつての東西ドイツ国境付近)、ヘッセン州の古都カッセルで1955年以降、5年に一度行われる現代美術の著名なグループ展である。決められたテーマのもとに現代美術の先端を担う作家を世界中から集めて紹介する。
美術界の動向に与える影響力が大きく、世界の数ある美術展の中でも、ヴェネツィア・ビエンナーレに匹敵する重要な展覧会だ。 今現在、ドクメンタ、アート・バーゼル、そして、ヴェネツィア・ビエンナーレは、現代美術を語るうえでは

現代の〈汎風景〉を肯定する絵 坂口恭平パステル画展

少し前のこと。坂口恭平さんの東京での展覧会へ行ってきた。小さなギャラリーにひっきりなしにお客さんが訪れていて、まじまじとパステルの風景画を眺めていた。 観客は、本当に色んな人が来ていた。仕事帰りのサラリーマンから主婦、お子さん、少し精神症を抱えているように見受けられる人、様々な人が絵をじっとみつめていた。 会場には坂口さんの新作の歌が流れている。絵はほぼ完売していた。 僕はというと、皆と同じように、作品体験としてとても心を動かされた。 これは、肯定の絵だ。と思った。 あな

東京から三島へ移住して2カ月。NHK取材を受けて。

東京から三島へ移住して2カ月半くらいが経った。 この度ご縁があり、『地方移住』をテーマに、NHK静岡放送局から取材を受け、先日放映されました。 NHK ナビゲーション ▼激変!"地方移住"新たな生き方・働き方とは この取材を通して、 『なぜ「移住」を決断したのか。』 『あぁ、移住してこんな変化があったんだな。』 『これから移住を検討する人に、先人としてこれを伝えてみたい。』 という想いを、更に言語化することが出来た気がする。 番組の中では全てを伝えて頂くことはもちろん

#2020年秋の美術・芸術!コンテスト-中間のご報告 - 忙しい人向けのシュールレアリスム『海辺でクラスメイトの男子を見かけたら“ベントラー*2”と唱えよ』

#2020年秋の美術・芸術!コンテスト-中間のご報告として、基本は、ほぼ時系列に(多少の順不動お許しください)、応募いただいた作品を、1作品ごとに、短文で評を入れさせていただき掲載させて頂きます。まずは、ご応募ありがとうございます。また、これから、応募ご希望の方も、ご覧いただき、お気軽に応募くださいませ。 ・忙しい人向けのシュールレアリスム『海辺でクラスメイトの男子を見かけたら“ベントラー*2”と唱えよ』 蝦空千鶴-EZORA Chizuru-さま、応募ありがとうございます