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「感じる」カラダを取り戻していこう。

風邪や発熱を忌むべきもの、避けるべきものとみなしている人にとって

ぼくらが行っている整体指導はとっても物騒なモノとして映るんだろうと思う。

くたびれている人や長年の不調を抱えている人が来室されたら

なんとかしてホメオスタシスを起動させて

風邪をひかせよう、発熱させようとサポートしていくのだから。


だからこそ理解のある人にしか整体指導は行えない。

心身のことを専門家に丸投げしている人には行えない。

あくまでもいのちを運営している本体が無意識運動であるということを知りたい、理解したいって感覚を持っている人に尋ねて来て欲しい。


とは言っても動かなかったホメオスタシスが再び動き出した時の反応は

フリーズ度合いがキツかった人ほど反応は大きくなる。

自分で体験してみると分かるんだけど

排泄反応で痒くて夜全く眠れなかった時などは辛かった笑


だからこそ誰にでもお勧めしたりは出来ない。

人生において

自発的に自分のいのちと向き合ってみたいという要求が芽生えたタイミングでサポートさせていただきたいと思うわけです。


継続して整体指導を受けて来られた方の中には

強烈な怠さなどの反応があると喜ばれる方もいらっしゃる。

その怠さがカラダが動き出した証であることを体験的に知ってしまっている方々。

反応が出ることを喜びとして捉えていただけるのは嬉しい。

今の世界を覆っている常識とは全然違うのだから。


今日、整体指導を受けに来てくださった方からは

前回整体指導を受けた後に初めて発熱できましたって報告をいただいた。

春の訪れという一番カラダが動き出しやすい時期と

カラダが整ってきたタイミングと

前回、頭へ丁寧に愉気を行ったタイミングが一致して

ようやくホメオスタシスが動き出した。

彼のカラダに大きく変化できる時期が訪れたことは間違いない。


とは言いつつも大きな反応が出ることは比較的少なくて

大抵は眠くて眠くて仕方ないってことがほとんど。

大きな反応を経験されるタイミングは

カラダやこころが長らく不調だった方々に多い。


以前、代々木公園でデング熱が発生したとき

近所に住んでいた方から発熱して歩けない。

人生で体験したことのない辛さなので

観てほしいと言われたことがある。


歩くのも大変な状態なのに

背中に手を当てて驚いた。

ふだんの彼とは別人の如く気が通る背中だった。

いのちにしてみれば本当に非常事態だったんだと思う。

ものすごく活発にカラダの内部が動いていた。


危急の状態で火事場の馬鹿力的な全力が出せているので外からお手伝いする必要はあまりなかった。


丁寧にいのちと向き合っていくと

本当に忌むべきもの、避けるべきものとは

風邪もひけないカラダ

鈍ってしまって異常を感じ取れないカラダであることが分かるようになっていく。



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