日々の6割眠い

小説やエッセイのようなものをコツコツ書いている主婦です。今年は文学フリマに何とか出よう…

日々の6割眠い

小説やエッセイのようなものをコツコツ書いている主婦です。今年は文学フリマに何とか出ようと思っています。

最近の記事

妹目線

世間はGWらしいですね。 私の場合、長女が小学3年生のころから部活に入ったこともあり、GWはどこにも行かなくなりました。それ以前は、知人のお家に2泊3日で泊まりに行かせてもらっていたんですが、私が独立準備をする時に疎遠になってしまいました。(SNSを辞めたり、人と距離を取って仕事モードへ切り替えたので、複数の人と疎遠になった。私が完全に悪い。) 今年もゆるくやっていきましょう、という感じなのですが、私は仕事をぶっ抱えているので原稿を書きます。 時々noteの創作の狭間に我が

    • クレープを食べる

      自宅の近くにキッチンカーが来ている。クレープを販売しているようで、オーソドックスなチョコバナナだけではなく、ブルーベリーやみかん、おかず系のもあるようだった。文量が多い記事の制作が続き、頭の中がショートしている。取材録音を聞きながら家事をしていると、甘いものが食べたくなる。コーヒーと間食を繰り返し、気付けば夕方である。突然会議2本、取材の文字起こしが続く。やりたくてやっていることなのに、とパソコンを打つ手が止まる。 喫茶店に行って、店主と話したがる中年や高齢者の気持ちが分か

      • 社会の良心

        選挙活動における妨害が一部で話題ですね。私は与党・民主党時代に政党事務局の経験があるので、今日はその視点から少し選挙の話を記録しておきたいと思います。あらかじめ書いておくと、現在私は立憲民主党には関係していません。最近維新の方が立憲を潰す、というようなコメントを出していたかと思いますが、とっくに政党としては弱体であるため、わざわざそのようなコメントを出すのは好かないな、と思いました。無いものを有るかのように言うことは下品な行為です。維新も含めて、自民党と拮抗できる野党は1つも

        • 私の恋人

          あなたと過ごす時は、大きすぎる部屋は好きじゃない、少し狭苦しくて、閉じ込められたような場所が好きだった。開閉できる小さな窓を開けて、少しだけ外気を入れる。24時間換気の、静かなモーター音が浴室からこぼれてくる。手に入らないものばかり欲しがっても仕方がない、あまり多くのことは望まないようにしているが、未だにあなたがどうして多くのことを望んだのかわからない。苛立ってから煙草を吸う癖はもうない。いくつかの悪癖は止めて、新しい悪癖は増えないようにしている。今の私を見たら、あなたはどう

          春にうまれる生き物

          ある園芸家によると、春に咲く花々はとても気まぐれだそうだ。晴れの日差しにつぼみを膨らませたと思ったら、いたずらに雨の日に咲いて、散ってしまうことがある。かと思ったら、寒さの中で可憐にひらき、「どうかこの日まで咲いていて欲しい」というささやかな願いを、叶えてくれることもある。待てども待てども、今年はひらかないと思うと、未だかつてないほど、見事な色を魅せることもある。 チューリップは気ままに開いてしまうし、桜はあれだけ太い幹をもつのに、花びら1枚ずつは、とても脆弱である。続けて

          春にうまれる生き物

          ロングドライブ

          春になると、教習所で運転免許証を取得したことを思い出す。地方に暮らす高校3年生は、学校から許可を得たらすぐに自動車教習所に通い始める。(許可を得ずに通う子もいるが、教師が巡回しているためすぐに停学をくらう)私は3月生まれなので、誕生日を超えるまでは仮免許すら取得できない。そのため、3月中頃から4月初旬までは、とにかく自動車教習所に通いまくっていた。進学先が決まっていて、入学式以降は車で通う必要があったのだ。 自動車教習所では、すでに運転免許証を取得した同級生たちは姿を消して

          ロングドライブ

          ギャンブル

          時々自分の素性について話す時に、ギャンブルについてネタにすることがあります。私自身はパチンコどころか、FXや先物取引もしません。若干株やドルは動かしてみたりしますが、NISAも関心がありません。お金に関心がない、というよりは資産形成では相続や贈与など、家族からもらえる人とそうではない人では動かせるお金に大きな違いあるため、自分は個人資産の形成では無理があると判断をしました。そのため、会社を経営し法人を動かしています。給与所得で一定の金額を毎月確保しているよりも、会社としてやる

          the gate

          言葉を書けなくなってしまったことは、今も深く自分を傷つけている。初めて小説を書いたのは小学5年生、その前から詩や俳句は書いていて、読書感想文などで賞を取るようになり、全国大会にも行き、左利きだった私は初めて自分の右手を許せるようになった。文字が書けず、発声ができなかった時期がある自分でも、物語を紡ぎ、目の前に世界を創り出せる。創造ができる自分の右手のことを、深く信じるようになった。ずっと書き続けていたわけではない。それでも自分の右手は矯正を重ねた大切なパートナーで、書けなくな

          愛嬌に逃げない

          40歳にもなると、そこそこ昔の知人や友人がえらい人になっていくので、「最近の若者は~」という話になったりします。会社をやっている・引き継いでいる人も増えましたし、管理職にいる人も増えました。自分よりも10歳以上若い人を仕事をすることも増えるので、ついつい中年目線で若者分析をやっちゃいますね。 私自身は一人親方みたいなもんで、長時間若い人と同じ空間で仕事をすることはありません。チームプレイで仕事をすることもありますが、基本チャットで仕事をしているので、顔すら知らないフリーラン

          愛嬌に逃げない

          団体戦

          今日は取材準備も兼ねて、「個人戦と団体戦」について書いていきます。この記事で指す個人戦と団体戦は、「生きる上での戦略」のことを意味します。 核家族も多く、単身者も多いとされる日本では、都市部の賃貸事情から察すると、1~3人以下で暮らすことが想定されているかと思います。アッパー層が暮らす家はもっと広いぞ、という声はさておき、アパートやマンションの部屋は大人数で暮らすことはまぁ、想定していないですよね。少子化もドンドン進んでいるので、基本的に数人単位か1人で生きている人はとても

          わたしとは まるで形がちがう人 招き入れるは夜の隙間に

          1.ともしび ちいさな灯りの中に浮かぶ あなたの陰翳が目に焼きついている 夜闇が暗ければ暗いほど 深ければ深いほど あなたが正確に はっきりと見えるように思う 年齢をかさねると 肌をかさねることも上手になると思っていた いびつさは異なっていても ひとの造りはなんだかんだ同じだから たとえ同じ人とではなくても くりかえしているうちに 上手になると思っていた あなたに触れることには  これから先も慣れないのでしょう きっと 上手にもならないのでしょう これから何度触れても

          わたしとは まるで形がちがう人 招き入れるは夜の隙間に

          お気持ち

          Twitterから離脱してはや1年、正しくは別アカウントでは生きているので離脱でもないのですが、SNSとは距離を置く1年でした。現在はブルースカイに居ます。ゆるーいTwitter化してきているので、しばらくは居ると思います。お腹すいた、この後昼寝したい、もう駄目だ、歯医者だけは友達だ、などとつぶやいています。 ちなみに、必要以上に見ちゃうのでTikTokはやっていません。子の友達がちょっとあやうい配信をしているそうなので、親御さんの層はお気をつけください。(配管工事の現場か

          触れること

          以前Twitterをやっていた頃、なぜかセックスレスの相談を受けることが多かったこと、実生活でも定期的にその話を打ち明ける人が登場することもあって、雑記として「触れること」についてまとめておきます。どこか別で出すかも、という内容です。(長いです) セックスは介護に匹敵する 私には法律事務所で働いていた経験があり、離婚や不貞行為(不倫のこと)、男女トラブルを間近で見ることがそこそこあったわけですが、こういう分野は実際に揉めた原因ではないとしても、ほんのりとセックスレスが争点

          魔の2月

          フリーランスになって今年で4年目。毎年2月になると仕事のアップダウンを激しく経験するようになりました。今年も大幅に業務量が減るクライアントが出てきたり、急な業務の依頼が舞い込んだりとで、やっぱり「魔の2月」であることを実感しています。うぅ、売上が読めない。 今月は出張と卒業式を控えた保護者の打ち合わせも続いており、ややパンク気味。子が寝静まったあと仮眠し、夜中の2~4時頃をコアタイムに充ててしまったので、生活が乱れています。しかし、真夜中にぽつねんとパソコンで文章を紡いでい

          書いてあることは、書いてあるとおりに読む

          WEBライターとして文章を書くことを仕事にしている私は、クライアントの求める内容に沿って文章を生産する必要があります。ある人には硬派に、またある人には軟派にと豹変させていくわけですが、実際に読むのは不特定多数の方々なので、どう読まれてもあまり誤解が生まれないように書く必要があります。私が扱う分野は士業がリーガルチェックを入れるもので、細心の注意を払っています。この点は、誤解さえ楽しむ創作や、取材を重ねて書く取材ライターとは全く違うものでしょう。(細々と取材ライターもやってます

          書いてあることは、書いてあるとおりに読む

          原発銀座

          子の習い事の1つが大会ハイシーズンを迎えており、今日は自宅から車で1時間弱の会場へ。このエリアは「原発銀座」と呼ばれている場所で、政治面でも天災面でも、時々スポットがあたる場所です。原発銀座という言葉を安易に使って良いものなのか、という疑問はこの地を真面目に歩いたことがある人間なら、誰もが抱えるでしょう。 福井県嶺南地区には、全国1位の原発数が集中しており、廃止措置中を含めて15基あります。荒れた地も多い嶺南に煌びやかな銀座という言葉は一瞬似つかわしくないように思うでしょう