ふじむつこ
なんとなく書いてみようと思います。
私の最初の記憶は、暑い公園の緑が暴力的に茂り公園の中央には、申し訳程度の広さの池があり、白鳥の足こぎボートを漕ぐ 若々しいカップルの高い笑い声が響く、 私と母は…
お正月に買った、和菓子のような花がずっと枯れずに咲いている。 周りの葉は落ちてきているのだけど、中心が周りの色よりごく薄いすみれの色のもう一つの花が咲いている。…
地平線のようにまっすぐと 私はロープを渡すかのように 心を投げる。 繋がる世界中に 私というわたしを そうやってわたしは人を知り物事を考える 美しこと、怖いこと…
遠くにいる方が近くに感じる。 近くにいると遠く感じる。 とても理不尽な感情。 会わなければ良かった。 でも現れてしまった。 人の縁は点と線で繋がって 香り立つよ…
夕暮れから夜に変わる時間に ポケットに暖かなミルクティーを忍ばせ 歩き出す 薄く一等星が姿を現わすと 夜のスピードが加速する。 何故夜になる。 幼い日の疑問 朝…
わたしはささやく 呪いのように わたしはわたしと 小さな肯定 街中で余りにも人々の中にいると 孤独の反対の言葉を探す そしてわたしはわたしになる。 小さなささや…
わたしは毎日食べる。 厚切りのトーストにバターを塗って さくさくと音をたてて 12時になれば、一斉に社食に集まり アジフライやらカレーやら大勢の人が食べる。 わた…
私はあなたを見ていると曇り空を思い出す。 あなたとの日々はかれこれ30年、初老に差し掛かった私たち。 貴方はいつも穏やかで、わたしはいつも 苦しかった。 貴方の本…
2018年12月6日 11:29
私の最初の記憶は、暑い公園の緑が暴力的に茂り公園の中央には、申し訳程度の広さの池があり、白鳥の足こぎボートを漕ぐ若々しいカップルの高い笑い声が響く、私と母は汗ばむ掌を握り合い、月に一度着れる余所行きの黄色のワンピースは下の方に透かしのレースのような花模様の飾りがついていた。私はその模様が好きで、握られた方の違う手でその透かしの花模様の手触りをなぞっていた。見上げら空は青く日陰さえな
2019年2月13日 06:35
お正月に買った、和菓子のような花がずっと枯れずに咲いている。周りの葉は落ちてきているのだけど、中心が周りの色よりごく薄いすみれの色のもう一つの花が咲いている。毎日水を替え、朝ごはんと夕ご飯のとき眺めている。多分キク科の植物なので、最後ぽろっと花が落ちてしまうのかもしれない。5歳の頃におばあが飼っていたプチという黒と白模様の雑種の犬を思い出す。今考えるとわりとアバウトに育てら
2019年2月12日 06:31
地平線のようにまっすぐと私はロープを渡すかのように心を投げる。繋がる世界中に私というわたしをそうやってわたしは人を知り物事を考える美しこと、怖いこと、全ては両極端わたしはその孤独の中を泳ぐ誰か私にロープを、孤独感に苛まれようともわたしは繋がる世界中に そうそれは生きているという事。
2018年12月18日 06:15
遠くにいる方が近くに感じる。近くにいると遠く感じる。とても理不尽な感情。会わなければ良かった。でも現れてしまった。人の縁は点と線で繋がって香り立つように交わっていく皮膚の下の心を透かして見れたらいいのにこの不安は近くなればなるほど強く強くなる。誘う、心の底を探すようにそっと震えてる手で
2018年12月6日 12:08
夕暮れから夜に変わる時間にポケットに暖かなミルクティーを忍ばせ歩き出す薄く一等星が姿を現わすと夜のスピードが加速する。何故夜になる。幼い日の疑問朝の光の不思議を大人の私は理解したつもりでいる。でも本当は何もわかってないのかもしれないこの世界の不思議を何故。
2018年12月6日 12:02
わたしはささやく呪いのようにわたしはわたしと小さな肯定街中で余りにも人々の中にいると孤独の反対の言葉を探すそしてわたしはわたしになる。小さなささやきわたしはわたし
2018年12月6日 11:50
わたしは毎日食べる。厚切りのトーストにバターを塗ってさくさくと音をたてて12時になれば、一斉に社食に集まりアジフライやらカレーやら大勢の人が食べる。わたしはそんな光景が好きだ。命をいただくそんな時間。
2018年12月6日 11:26
私はあなたを見ていると曇り空を思い出す。あなたとの日々はかれこれ30年、初老に差し掛かった私たち。貴方はいつも穏やかで、わたしはいつも苦しかった。貴方の本当は何処にあるのか、曇り空を見ているような憂愁を感じる。