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年賀状を送ろう。……何のために? 21.12.11

そろそろ年賀状を準備する季節。
僕自身はここ35年ほど出していないのだが、家族の分を用意する役割である。

数年前まではその年の当人の写真を使用し、カラーで印刷していたのだが、当人の希望で送る枚数を減らしていったことに伴い、テンプレートのデザインを使用したモノクロ印刷になっていった。

宛名書きもデザインもすべて僕が準備するわけだが、最後の一筆(近況報告など)は自分で書きたいらしい。しかし、その一筆を書くのさえ面倒だと言う。
僕は最初から誰にも送っていない(送る人がいない)ので、気持ちはあまりよくわからないのだが……。


昔々まだパソコンが一般家庭に普及する以前、家族に届く年賀状で、住所を殴り書きして裏面に年賀のスタンプを押しただけのものを送る人がいた。
当時は明らかな手抜きだと思っていたが、今ならその気持ちが少し分かる。
もしそれを手抜きだとするならば、宛名書きも裏面も全部パソコンにおまかせのほうがもっと手抜きということになるし。

文章を書くことを生活の一部としておきながら、プリンターは年末にこの一回ぐらいしか使わないので、翌年にはインキが乾いてしまい使えなくなってしまっていることがよくある。
コスパ的には、裏面がすでに印刷された年賀はがきを買ってきて、住所だけ記入するほうが安上がりなのだが、自分の年賀状ではないこともありまだためらいはある。



どんなに遠い場所にいる相手でもメールや電話で瞬時に連絡がつくようになった今、年賀状はいったいどのような意味を持つのかよくわからないが、とりあえず今年も家族の代理で年賀状を作成する。



僕が最後に年賀状出したのは高校生の頃だっただろうか。あまりに昔過ぎて忘れた。

もちろん当時パソコンは一般的ではなく、「プリン卜ゴッコ」という印刷グッズはあったけど我が家には関係のないものだった。

僕はともかく、家族などは100枚前後送っていた記憶があるのだが、「面倒だ」という話は聞いたことがない。当時はそれが当たり前だったから。




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