54歳男が漫画家のサインをもらいに新幹線で東京まで行った旅行日記・6 24.1.1
「はじめまして」と入江先生に頭を下げる僕
常識人はまず挨拶から
席に着くなりまずは、お手紙(ファンレター)を差し出す
これは、2019年京都サイン会に参加した人が同様にされたとツイッターで報告していて、ぜひ真似をしたいと思った
印刷のかすれと、折り畳みミスで4部プリントしたうちの一つ
「連絡先は書いているのですか」と入江先生
僕「(書いてないけど)いいんですっ!!!」
場にそぐわぬ大声が出る。ここは何としても固辞
僕の必死の形相に、何かをお察しになられたのか、それ以上お訊きになることなくそのままに
なぜ、自分の連絡先をお伝えしなかったのか、ここで書いておくと、僕のように狂信的なファンが万が一入江先生のご住所など知ってしまうと、「アレ」になってしまいそうで怖いから
あくまでも、その他大勢の一ファンでいるほうが自分でも安心
続いて、先ほど購入した色紙がさっと先生の前に置かれる
誰を描いてほしいか、と訊かれ、一瞬の迷いもなく
僕「群ちゃんを描いていただければ……」
群ちゃんとは、先生のデビュー作『杯気分! 肴姫』に登場する頭ぼさぼさ眉毛つながり無精ひげのお医者さん
もちろん、すぐにお分かりになったものの、30年近く前の作品なので、少し戸惑われたご様子
そこへ、リュックから、『杯気分! 肴姫』を取り出し、群ちゃんが初登場するページをお見せする
こんなこともあろうかと持参してきてよかった
そして、サイン開始
(つづく?)
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