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「あの局は今……?」 21.9.10

やっと重い腰を上げたと思ったらフジ一局。
去年、0テレが試験的にプライムタイム番組を同時ネット配信していたが、三か月で早々に撤退。
今回もまたごく一部の番組だけ配信してお茶を濁すのだろうか。
それではTverと変わらない。

先行開始した公共放送の同時ネット配信は、前にも書いたと思うが、特に重大ニュースが発生した時によく使わせてもらっている。
ただ、それ以外の定時ニュースや、ちょっとした番組を観るのにも便利。
たとえば、パッとテレビを点けると、好きなタレントが出ていて、録画しようか迷っている間に終わってしまうことってよくあるが、ネット配信であれば、いつでも好きな時に観られるので安心ではある。
ただ、その便利さも朝から深夜まで配信していればこそである。

今や数々の動画配信サービスに食われ、地上波テレビは、かつての映画業界のような斜陽をむかえつつあるが、それでも、まだ需要はあると思うし、むしろ需要があるうちに次の一手を打たないと、ますます「テレビ離れ」が進んでしまうと思うのだが。

個人的には、民放テレビ局が少ない田舎で育ったので、常に「テレビ飢餓」状態というか、都会の子供たちが面白いテレビ番組(田舎ではネットされない)をふんだんに観られるのをうらやましく思っていた。
理想としては、ローカル新局がポンとできればいいわけだが、うちの田舎で最後に新局ができたのは30年前なので、もう無理であろう。


テレビはテレビで観るのが一番――という考えはもう古いのだろうが、できればテレビ受像機で観たいところ。だが、見せてくれないのであれば仕方が無い。早いとこ、ネットで番組を開放しちゃいなさい。
そうでなければ、本当に見向きもされなくなってしまうんだぞ。

……
…………

思わず自虐的なアレでシメようかと思ったが、

踏みとどまりに成功。


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