54歳男が漫画家のサインをもらいに新幹線で東京まで行った旅行日記・8 24.1.3

そのあとは記憶が飛んでしまい、何をお話ししたのかあまりよく覚えていない
とにかく、群ちゃん(+あや奈さん。主人公)のイラストが出来上がり、続いて入江先生との写真撮影へ

この段取りは、前回のサイン会参加者の報告で知っていたので、覚悟はできていた
もし、何も知らなかったら、「えぇぇぇぇぇ」と思わずのけぞり、先生にご不快な思いをさせてしまったかもしれない

今回の写真は、参加者のスマホもしくはカメラで個人的に撮影するものであり、どこかに発表されるものではない。それを知っていたので、うろたえることはなかった
本当は、こんな人間が入江先生と写真を撮ること自体申し訳ないのだが

写真撮影の際、僕は両手を開いて「控えめなパーデンネン」風のポーズを取った。これも事前に決めていたもの
普通は両手を下ろしてかしこまったポーズをするものだろうが、これまで写真を撮る時のポーズがほとんどそれで、すごくつまらなく思えたから。ただでさえ顔がつまらないのに
ガッツポーズではあまりにも失礼であろうし

で、書き忘れていたのだが、それまで付けていた「ガチマスク」を外して撮影
ガチマスクとは、若干医療系寄りの隙間の少ないマスク
後で気付いたのだが、頬にマスクのワイヤー(?)の跡が残っていた……

とにかく撮影が終わり、そのままお別れの流れになるかと思いきや

入江先生「あの、握手とかを……」

えぇぇぇぇぇ
普通こういうのって、ファンのほうから求めるものでしょう??

この可能性をまったく想定していなかったため、またもやフリーズする僕

僕「……手ぇ拭いとけばよかった……」

他の人たちから漏れる失笑
いや、握手自体は何も問題はないの! むしろウェルカムよ!
ただ事前に分かってたら、ちゃんとウェットティッシュを手近に用意したのに

おずおずと手を差し出し、入江先生と握手
すみません! すみません!
こんな男の手を触らせてしまって

家族以外の人の手に触れるなんて何十年ぶりだろう……

エコバックにサインをしまい、何度もお辞儀をして、会場を後に
ああ、恥ずかしかった……頭がボーッとしている

そして、次の目的地へ行くべく、エスカレーターで階下へ
しかし、いくらさまよっても、出入口が見当たらない

一階ではなく、地下一階をうろついていた


左・酒井あや奈 右・村藤群(群ちゃん)

(つづく?)

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