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統一教会員の間違い⑬ 中国は滅びない

多くの教会員と話していると「中国は共産主義国家だから、もうすぐ滅びる」と言う人が多くいます。そもそも、現在の中国は共産主義国家ではないのですが、その説明すらも聞く耳がないことに驚きます。
ところで、この中国について、文鮮明先生は自叙伝でこのように語られています。

その役割のために、私は以前から徹底した準備をしてきました。ゴルバチョフ大統領の改革政策を支持しながらソ連との関係改善を促進させ、鄧小平の中国改革開放政策を1980年代後半から積極的に援助しました。延辺大学の工学部設立を後援することをはじめとして、中国の地に足を踏み入れた後、天安門事件によって中国に投資しようとしていた外国資本が続々と中国を離れていく時にも、私たちは中国に残り、広東省の恵州に数億ドルを投資して、中国の改革開放のために多くの努力をしました。
単に経済的な理由でしたことではありません。私は事業家ではなく宗教家です。宗教家は、行く末を見通し、未来に準備する人です。ロシアと中国、日本、そしてアメリカまで、朝鮮半島を通して互いに協力し、発展していかなければなりません。朝鮮半島が世界平和の軸にならなければならないのです。
ところが、いざロシアと中国との関係改善のために働いてみると、最も基本的なロシア語辞典と中国語辞典さえないという事実を知りました。お互いの言葉も分からないで何かを一緒にできるでしょうか。その時、行く末を見通した志のある教授たちが、中韓辞典と露韓辞典の発刊のために努力しているというい知らせを聞きました。それは高麗大学の民族文化研究所の洪一植教授が推進していた中韓大辞典プロジェクトと、ロシア語学科の教授たちが準備していた露韓辞典発刊事業でした。私はこの二つの辞典の編纂を支援しました。これらの辞典は、今も韓中交流と韓露関係において大切な役割を果たしています。
いくら高い山の頂上に置かれた石だとしても、落ちるときは谷底に落ちていきます。西洋文明の最後がまさにそれです。科学の力を借りて目覚ましい発展を遂げましたが、精神的な没落によって、すでに谷底に向かって落ちていっています。その谷底がまさに数千年間精神文化を築き上げてきた東洋です。
その中でも、朝鮮半島は東洋と西洋の文明が出会う場所であり、大陸文明と海洋文明が出会う所です。歴史学者のシュペングラーは、一年に春夏秋冬があるように、文明もまた興亡盛衰を繰り返してきたと言いました。今は、これまで栄えてきた大西洋文明時代が過ぎていき、新しく環太平洋文明の時代が開く時です。環太平洋文化圏の中心はアジアです。韓国を中心とするアジアが新しい歴史の主人公になります。全世界人類の三分の二がアジアに暮らしています。世界のあらゆる宗教の起源もアジアです。アジアは長い間、人類の精神的な根源でした。
西洋文明と東洋文明は、近い将来に朝鮮半島で一つになるでしょう。世の中は今も急速に変わっています。天運も、ますます早く私たちに向かって近づいています。世の中が完全にひっくり返る変化の時期に、朝鮮半島が世界を導く重大な役割をきちんと果たすためには、万全の準備をしなければなりません。偏見と利己心に染まった過去を捨て、澄んだ目と新しい心で、訪れてくる時代を迎えなければなりません。


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