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雑記コラム

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物理探査に関係が薄い雑多なコラムをまとめました。
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記事一覧

オーロラでフィーバー!!

昨日の早朝、朝活?として”磁気嵐”に関する記事↓↓を書いたら、その日の夜には”低緯度オーロラ”でフィーバーしていました。フィーバーという言葉は最近はあまり使われませんが、元々は熱を意味する英単語feverのことで、日本語では”熱狂”を意味します。低緯度オーロラは、かなり珍しい自然現象ですが、大きな太陽フレアが生じた時には、その時に発生する大量の太陽プラズマによって発生します。 オーロラという現象は、”風が吹けば桶屋が儲かる”的な、多くの自然現象が重なって起きる現象です。ざっ

自販機で飲料が買えなかった話

自動販売機、略して自販機は便利なスポットです。一般的には、自販機と言えば飲料を思い浮かべますが、うどんやラーメン、ハンバーガーにトーストなど、様々なものが売られています。ずいぶん前の話になりますが、秋葉原に行った時に”おでんの缶詰め”が売られていて感動した覚えがあります。 自販機で買う飲料の最近のマイブームはBossの紅茶です。Bossと言えばコーヒーのイメージですが、実は紅茶も美味しいのです。昨年の夏に偶然買ったBossのレモンティーの美味しさに驚きました。ここ最近のお気

みんなオジイちゃんに見えました

私が大学に入学した頃は、国立大学の先生や職員は国家公務員でした。その頃の先生たちの正式な身分は、『文部教官』でした。この頃はまだ、文部省と科学技術庁は独立した省庁でした。教授・助教授・助手は昔の呼び名で、今では教授・准教授・助教になっています。その他には、機械工作や実験補助をメインとした技術スタッフである技官がいました。技官の今の名称は技術職員です。 定年退職のことを昔は”退官”と言いましたが、これは国家公務員である”教官”が辞めるためです。今は国立大学法人というチョッと特

学生も社会人も”五月病”

”5月病”はよく聞く言葉ですが、正式な病名ではなく俗称みたいです。この病気は、厳しい大学入試をパスしてやっと大学に入学した新入生が、ゴールデンウィーク明けのちょうど今頃、無気力な状態になることから名づけられました。この症状は、大学生だけでなく、新入社員 などにもみられます。また、このような現象は5月だけでなく、夏休み後の9月にもみられると言われています。 たしかに、小中学生だった頃には、夏休み後の通学が何となく億劫だったのを思い出しました。”ちょっと気分が優れない”程度なら

連休がちょっとだけ好きになりました

若い頃は連休が苦手でした。子供が小さかった頃は、連休中に家族旅行にも行きましたが、それほど頻繁ではありませんでした。観光地に遊びに行くと疲れるし、どこにも行かないと仕事のことを考えて落ち着かないし、連休はとにかく憂鬱でした。 しかし、歳を重ねて心境が変化してきました。この歳になると、もうガムシャラに働かなくても良いし、肉体的にも無理がきかなくなりました。最近は、マイペースで働くことに慣れてきたので、連休も苦にならなくなりました。むしろ土日の連休は、平日の仕事のためには欠かせ

5月5日は端午の節句 柏餅の日

1月1日に始まり、3月3日、5月5日、7月7日、9月9日と、奇数月と同じゾロ目の日は縁起が悪いとされ、邪気を払うための行事である”節句”になっています。今日、5月5日は祝日的には”子供の日”ですが、昔は”端午の節句”と呼ばれていました。 この端午の節句は、江戸時代から公儀の祝日として定められていたそうです。武士の家では、跡継ぎの男子の誕生は最大の祝い事であったため、端午の節句に兜や幟旗を飾って盛大にお祝いをしました。そのお祝いが庶民にも広まり、今に至っています。 私は食い

5月4日は『なんでもない日』でした

今日は『みどりの日』という国民の祝日ですが、少し前までは”なんでもない日”でした。 昭和天皇が崩御された後、かつての”天皇誕生日”である4月29日は、1989年(平成元年)より『みどりの日』という国民の祝日になりました。これは昭和天皇が生物学者であり自然を愛したことから、そのような名称になったとのことです。しかし2007年(平成19年)からは、この4月29日が『昭和の日』と改称されたため、『みどりの日』は5月4日に移動しました。 5月4日が『みどりの日』になる前までは、国

視点を変えてみよう

一方向から見るだけでは、物事の本質が見えてこないことが多々あります。つい先日、通勤中のカーラジオから面白い話を聞きました。その番組は、オリンピアンのアスリートにインタビューするという短い番組です。 その番組の中での、ボクシングのオリンピック選手の話が印象的でした。その選手は高校生になってからボクシング競技を始めたそうです。ボクシングについての印象を聞かれたその選手は、次のように答えました。「ボクシングを始めるまでは相手を殴る競技だと思っていたら、始めてからは自分も殴られるこ

研究室の掃除を始めました#6 よその部屋が気になります

自分の研究室が汚いので、現在少しづつ片付けをしています。一度には出来ないので、少しづつやっていますが、目に見えてキレイにならないのが現状です。それでも、やや希望的観測かもしれませんが、1割程度は片付いたと思っています。 自分の部屋はまだまだ汚いのですが、「他の先生たちの部屋はどうなんだろう」と思うことがあります。私の個人的な感想ですが、およそ6割から7割の部屋は、どちらかと言えば片付いていないと思っています。 朝の通勤時に駐車場から自室まで、割と長い距離を歩きます。これは

昭和の日と昭和の町

4月29日は平成19年から『昭和の日』ですが、昭和世代の私には『天皇誕生日』がしっくりきます。この日は、昭和天皇の誕生日だったため、それをお祝いする国民の祝日として始まりました。その後、『みどりの日』を経て、現在の昭和の日になりました。昭和の日は、「激動の日々を経て、復興を遂げた昭和の時代を顧み、国の将来に思いをいたす」日と定義されています。 どっぷり昭和に浸った私世代には、平成を超えて令和というのは異世界のような気もします。私が子供の頃に無かったパソコンやスマホ、Wifi

リスクの回避 ヒヤリハット

『ヒヤリハット』という言葉を聞いたことがあるでしょうか?。ヒヤリハットとは、重大な災害や事故に直結する一歩手前の出来事のことを指します。片仮名で書くと何だか英語のような気がしますが、日本語のオノマトペの組み合わせです。 思いがけない出来事に”ヒヤリ”としたり、事故寸前のミスに”ハッと”したりすることが名前の由来です。資源産業と深いかかわりのある鉱山などでは、かなり以前から”ヒヤリハット運動”に取り組んでいました。これは、ヒヤリとしたことやハッとしたことを定期的に報告するとい

”ラー麦”畑でつかまえて

『ライ麦畑でつかまえて』はサリンジャーの有名な小説です。一応、私も大学生の頃に読んだことがありますが、その内容は忘れてしまいました。サリンジャーのオマージュではないですが、今日の記事のタイトルはライ麦ではなく、”ラー麦”です。 『ラー麦』は、全国有数のラーメン県である福岡県がラーメンのために開発した小麦の名称です。簡単にいうと、”ラーメン用の小麦”です。正式な品種名は『ちくしW2号』ですが、一般的にはラー麦の愛称で知られています。 ラー麦は、平成20年秋から福岡県内で一般

英語の方言について

ネイティブな英語を話すイギリス・アメリカ・カナダ・オーストラリアなどの国々では、同じようでちょっと異なる英語を話しています。場合によっては、同じものでも違う単語が使われたり、また同じ単語でも発音が違ったりします。 発音の違いで有名なのは、オーストラリア英語ではdayをデイではなくダイと発音することです。有名な話に「I came here today.」を「I came here to die.」と勘違いするという話があります。この場合、オーストラリア英語ではtodayとto

本当のようで嘘な話

海洋にはいくつかの大規模な水平方向の流れがあります。全球規模でみると、三大洋(太平洋・大西洋・インド洋)の亜熱帯域などに大規模な循環が存在しています。例えば、北半球亜熱帯域では時計回りの循環、南半球亜熱帯域では反時計回りの循環となっています。このような海洋表層の循環は、主に海上を吹く風が海面に及ぼす力に、地球の自転による効果が加わって発生する現象です。 北半球での南北方向の物体の運動は、地球の自転の効果で、進行方向に対して右にそれるように見えます。この現象は、地球上の人から