林海平

埼玉在住。鹿児島移住予定。いつもしていること、考え事と遠回り。趣味、本屋パトロール。得…

林海平

埼玉在住。鹿児島移住予定。いつもしていること、考え事と遠回り。趣味、本屋パトロール。得意なこと、精読と積読。苦手なこと、片付けと金儲け。

マガジン

  • オッサンのわがままな幸福論

    幸せに迷いたいなら、寄り道がてらどうぞ。

  • ふらっとちょっと真面目なアルコール談義

    アル中だからこそ書けるアルコールにまつわるお話。

最近の記事

文筆家そしてモノガタリストとしてのご挨拶

最初に白状しておきますが、林海平(はやしかいへい・Lin HaiPing)という名前は日本でのペンネームであり活動名です。 私は、これまで複数の会社を20年以上にわたり日本と中国で経営してきました。直近ではプロデューサー(中国のオリジナルアニメ作品)として、アニメの企画制作やIP(版権)の取り扱いなどをやってきましたが、コロナ渦ですべての仕事がなくなりました。 それ以降しばらくひとつも仕事が決まらず悶々としていましたが、最近になって人生をリセットするいい機会だと頭を切り替

    • 静岡県の川勝知事のマイクロアグレッションとアンコンシャス・バイアス

      静岡県の川勝知事が不適切発言をしてしまった。 その後の囲み取材の折、突然、辞職の意向を表明した。そして、次の翌日の記者会見で、職業差別とも捉えられかねないこの発言に対して、以下のように謝罪した。 詳しくはこちらをどうぞ。 発言の功罪についてはワイドショーにお任せするとして、ここではなぜこのような差別発言をしてしまうのかについて書きたいと思う。 ひとつはメタ思考能力の欠如だ。ここで言うメタ思考能力は、言葉が与える影響を一歩引いて俯瞰的に想像する能力のことだ。 「県庁は

      • 迷走する幸福論

        それはひとつしかないかもしれないし、100億人いれば100億通りあるのかもしれない。 それはたったひとりのものかもしれないし、ひとりでは手に入らないものなのかもしれない。 それを夢見ることがそれなのかもしれないし、それはつかめないからそれを夢見るのかもしれない。 それをつかんだと思ったらやがてこぼれ落ちてしまうはかないものかもしれないし、つかんだら残り続ける暖かいものなのかもしれない。 それは自分にしかわからないものかもしれないし、自分ではわからないものなのかもしれな

        • 酒は鍛えれば飲めるようになるのか?

          私がまだ酒豪でなかったある時、高知出身の酒豪の先輩に「酒は飲むものであって、飲まれるものではない」と教えてもらったことがある。 この言葉を聞いて、当時の私はまだ何もわかっておらず「酒に酔うと人に迷惑をかけることもあるから、酒に飲まれたらよくないな」ともっともらしいことしか思いつかなかった。 「酒飲み」のなかでは酒に強いと無条件に「すごいね、飲めるね」と盛り上げようとする不思議な力が働く。時には「こいつ、やばいでぇ、ざるやからな」と最大の賛辞。 調子に乗りやすいオッサンは

        文筆家そしてモノガタリストとしてのご挨拶

        マガジン

        • オッサンのわがままな幸福論
          2本
        • ふらっとちょっと真面目なアルコール談義
          2本

        記事

          酒の強さは遺伝で決まるのか?

          遠くは江戸時代。「飲む、打つ、買う」の三拍子は男(とくに武士)の甲斐性と言われていた。「大酒を飲む、博打を打つ、女を買う」のことで、道楽の限りをつくすという意味だ。 今では「飲む、打つ、買う」という表現は死語だが、昭和世代くらいまでは、「飲む、打つ、買う」の世界に魅了された殿方も少なくないはずだ。 オッサンも多分に漏れず、美女のいるお店でも散財したし、カジノも楽しんだ。そして、とにかく浴びるように酒を飲んだ。 ☆☆☆ こんなオッサンも学生時代は真面目で甲斐性のない男だ

          酒の強さは遺伝で決まるのか?

          大谷翔平選手に嫉妬してからの

          明後日の3月20日は、韓国でのメジャーリーグの開幕戦だ。楽しみだ。大谷翔平選手の奥様がお披露目され、世の中が一気に明るくなった。素晴らしい。 ところがオッサンは、大谷翔平選手に嫉妬をしているようだ。美人の奥様と結婚したからではない。 オッサンにも素敵な奥様(あえて敬称)がいるし、かわいい娘様(あえて敬称)もいる。そこでは大谷翔平選手はオッサンのライバルではない。オッサンの方が一歩先を行っている。なんならオッサンには息子(敬称略)もいる。二歩先を歩いている。 また、大谷翔

          大谷翔平選手に嫉妬してからの

          悲劇を喜劇に変えるばあちゃん

          私は子供の頃、両親が共働きだったので、ばあちゃんと一緒に過ごす時間が長かった。ばあちゃんと一緒に、風呂に入り、寝ていた。私は、所謂「ばあちゃんっ子」である。私のばあちゃんはいつも愛嬌がよく、挨拶が元気だったので、近所に友達がたくさんいた。 時は昭和 毎日、午前午後と、「いやんばいです(いい塩梅です)」(今でいうお邪魔しますの挨拶)と次々と近所のお年寄りがやってきては、主であるばあちゃんの影がなくても、勝手に「茶の間」に上がり込み、コタツを占拠する。 今だったら間違いなく

          悲劇を喜劇に変えるばあちゃん

          天気予報はエンタメ

          昨日の天気予報は東京でも雪。鉄道も一部在来線では運休が決まったと報じた。いつも変わらない日々を過ごしているオッサンは、もしかしたら不謹慎かもしれないが、雪が降ると聞いただけで、ワクワクしていた。その期待は見事に外れることになるのだが、母ちゃんとも明日は雪だと盛り上がった。 夜中にゴミを捨てに外に出たとき、雨はすでに降り始めていた。天気予報では雨は明け方にかけて雪に変わると言っていた。でも、オッサンは感覚的にこの雨は雪にならんぞと思っていた。なぜか?底冷えするような雨でなかっ

          天気予報はエンタメ

          オッサンの日光浴

          私は親に感謝している。陽の光をたくさん浴びさせてくれたからだ。 子供の頃、親が私たち兄弟に与えてくれた部屋は東南向きだった。今はひとり部屋が当たり前かもしれないが、オッサンの頃は弟と一緒の部屋だった。 それはともかく、東南向きの部屋だったものだから、朝から昼までたくさんの陽光が部屋に降り注いでくる。曇りや雨の日はともかく、日常的に日光浴をしていたことになる。 日光浴にはセロトニンを生成する効果があるらしい。脳内伝達物質であるセロトニンは心と体によく、幸せホルモンと言われ

          オッサンの日光浴

          3月1日の変化

          今日3月1日は韓国がスタートを切った日、国慶日で、1919年のこの日、日本統治下の朝鮮で「3.1独立運動」が起き、上海に亡命政権・大韓民国臨時政府が樹立された。 韓国のスタートと言ったが、朝鮮が大きく変化した日と言った方がより正確なのかもしれない。結果、韓国がスタートを切ることができた。今日は良き日だ。 昨日は閏年の2月29日、大谷翔平選手が結婚は発表した。よい変化だ。 オッサンは「風に吹かれて」というお題の歌が好きだが、こういうお題の歌詞には変化への願いが込められてい

          3月1日の変化

          オッサンのわがままな幸福論序説

          いつのまにかアル中デビュー 人はみんな優しいから、「この人アル中だな」とわかっていても、面と向かって「あなたはアル中ですよ」とは言いません。 自分は自分で、自分がアル中になったという自覚をもつのも難しい。あれ、自分っていつからアル中になったんだっけ? わからない。いつからアル中デビューしたかなんて、デビュー日が決まっているわではありません。 ちなみに、私の親兄弟に酒飲みはいない。みんな酒が飲めない。だから若い頃は私も下戸だった。酒を飲むと気持ち悪くなったし、調子に乗っ

          オッサンのわがままな幸福論序説

          大きな自然を見るとなぜ癒されるのか?

          この写真はラオスのメコン川。四千の島が存在するシーパンドンというラオスの南方地域に流れるメコン川の明け方。ありがたき光景。 この写真を撮影したのはちょうど雨季に入ったばかりの6月で、ラオスの雨季にはスコールが降り、撮影前夜も激しい雷雨だった。スコールの後の明け方の空は澄んでいて、明けたばかりの空と朝焼けのコントラストがとても綺麗で、雲との色合いのバランスも素晴らしい。 大きな川なので流れはゆっくりに見えるが、水面をよく見ると流れが速いことがわかる。同じ大自然の風景なのに、

          大きな自然を見るとなぜ癒されるのか?

          一年に一度はなぜワクワクするのか?

          「一年の一度」のことは、得てしてみんなワクワクする。 誕生日 お正月 ソメイヨシノの開花 「一年の一度」はなんでワクワクするのか? 今の人たちの日常の時間の単位はとても短い。 いついつまでに何かをやらなければいけないという場合、その時間の単位は日ごと夜ごと。または何時まで。時には分単位。 ゲーマーにとっては、もしかしたら秒単位以下(笑) 今の人たちは、時間においてはとにかくせわしない。 大昔の人はどうだったか? 時計もなかった時代。おそらく現代の人とは異なる時

          一年に一度はなぜワクワクするのか?