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The Key Questions 編集後記

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The Key Questionsの記事を書いた後の感想をまとめます。
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記事一覧

2024年5月11日 目立つ政治家の無気力ぶり

中国のSNSにアップされたドローン映像が本物であるということがわかりました。これについて調べていて「日本の政治家ってもはや問題解決の意思がないんだろうなあ」と感じました。結果的に攻撃がなかったことで「ああよかった」と思ったんでしょうね「真剣に受け止めて今後気をつける」という結論になったそうです。アメリカに支持されたことは頑張って通そうとするんですが、自ら行動する意思はない。だけど表面上社会には大きな混乱が起きていない…… そんな状況です。 ただこれってもはや防衛だけの問題っ

2024年5月10日の政治時事ニュースまとめ うっすらとしたアメリカ合衆国に関する疑念は割と広がっている

ブログでは、自分の意見を持つのを嫌がる日本人はアメリカの権威が揺らいでいるという主張に動揺するのではないか?と書きました。しかしこれをリリースした後でわざわざこんなことを言う必要もなかったのかななどと思いました。 こうした意見はQuoraでは半ば常識化しており今朝もかなりの高評価がついています。逆にわざわざこのように書いてしまうと読者がうっすらと意識してしまい逆効果かもしれない。 ただ、ブログをどんな人が読んでいるのかがよくわからないんですよね。Quoraは高評価している

2024年5月9日の政治・時事ニュース どうやらみんな自分の意見を持つのが怖いらしい

最近ある発見をしました。どうも日本人は政治問題について自分の意見を持ったり言ったりするのが怖いみたいなんですよね。いつからこうなるんだろうかと考えてみたもののそれがよくわかりません。 実はこれがテレビなんかにも及んでいます。今日扱ったのは水俣病の被害者団体への対応が酷すぎると言うニュースだったのですが、地元紙が扱うだけで東京の新聞やテレビはスルーしていました。 なぜそうなるかを考えてみたのですが、おそらくは「野党が問題として取り上げる」か「官公庁(この場合は環境省)が動く

2024年5月8日の政治・時事ニュース Appleの解放者としてのイメージが壊れつつある

政治とiPadになんの関係があるのだ?と思う人が多いかもしれないですね。AppleはIBMが持っていた専制主義的なイメージを破壊するところから始まっている会社で当初のメッセージは極めて政治的なものでした。テレビとCMに依存する日本の芸能人は政治的な発信を抑制する傾向にありますが「解放」というメッセージはアメリカでは今でもかなり強力にテック界や芸能界を動かし続けています。 Appleの新製品発表はYouTube的には「美味しいネタ」なのでおそらくそれほど否定的なメッセージは出

2024年5月7日 イスラエルに見る集団思考と緊急事態の恐ろしさ

政党として埋没しつつある国民民主党の玉木雄一郎代表が連日緊急事態宣言について情報発信をしています。これを「ああ愚かな人だな」と思いながら見ていました。緊急事態であっても国会が冷静にチェックを効かせれば問題は大きくならないと言っています。おそらく動機は日本会議系の改憲論者を惹きつけることにあるのでしょうが、そのために結論ありきで無理矢理な議論を展開しているわけですね。そして連日Xで「自分に反論してくる人は我が主張をきちんと読んでいない」などと嘯いています。 有事の議論なので有

2024年5月6日 政治・時事ニュース アメリカは1968年の混乱を再び体験するかもしれない

どうせ連休中は難しい政治の話なんか誰も読まないだろうからと憲法改正議論についてダラダラと書いて終わりにしようと思っていました。おりしもXでは小西洋之氏と玉木雄一郎氏が「じゃれあい」を始めてしまい「どっちもプロレスなのになあ」などと思ってしまったんですよね。 ただ、機能書きかけた記事を書いているうちに「名前のなかったあの例の団体」が日本会議系であるということがわかり、自民党はまだ日本会議と手が切れていなかったんだなあなどと思いました。報道写真を見て「名乗れないほど恥ずかしい団

2024年5月5日Xの政治議論が人間動物園のように思えた……

あまりにもいいお天気なので外に出かけ、戻ってきてからXを覗いたのですが政治議論が人間動物園のようになってました。それぞれの檻の中から「なぜ俺のいうことを聞かないのだ」とそれぞれが叫んでいるという感じですね。特に憲法議論がひどいなあと感じました。 岸田総理は憲法改正を任期中に実現するといってますがどうやらこれが選挙運動らしいんですね。櫻井よしこ氏が「小石河連合では憲法改正は実現できない!」と叫んでいましたが産経新聞にはこの「国民主導の民間団体」とやらが何なのかは書かれておらず

2024年5月4日の政治・時事ニュース アベノミクスが引き起こした大惨事

ということでブログの表題はアベノミクスが大災厄を引き起こしたというものにしました。かつてこんなタイトルで文章を書くと盛大に叩かれていたわけです。しかし、ネトウヨが自民党から離れつつあり円安に対応しない岸田政権にも批判が集まっています。時代は変わったなあと思います。 第二次世界大戦に賛成していた人たちも戦後になってから「ワシは最初からあの戦争には反対だった」と盛んに言っていました。日本人の性質というのは意外とその当時から変わっていないのかもしれません。 ですが実際に伝えたか

2024年5月3日の政治・時事ニュース 落選させたい政治家ならいくらでもいるのに……

ラディカル・マーケットという本を借りて読んでます。ブログに貼ったAmazonリンクから飛んでもらえるのがいいいのですが、正直あまり売れなかったらしく図書館にあると思います。私は借りて読みました。 日本では2019年に出版された本ですが、最近まで存在を知りませんでした。本には二次投票という提案が出てきますが、住民投票がベースになっていて、コミュニティシップがない日本ではあまり響かないだろうなあと思いました。さらに「脱・私有財産の世紀」というなんとなく社会主義を思わせるようなタ

2024年5月2日の政治・時事ニュースまとめ 日本とアメリカの権威主義的ポピュリズムについて

Quoraで日本保守党に注目をしている人の話が聞けました。低所得層だけでなく高学歴の人も惹きつけているそうです。 昨日は日本には政党は生まれずに宗教団体が生まれるだけなのではという論を書いたのですが、今回はさらにその考察が一つ先に進みました。自分達は報われないと感じる都市のインテリが共産主義に引き付けられたのと同じパターンなんですよね。公明党も都市型の政党なので、実は常に日本的な政党の作られ方かもしれないなあと思いました。 脆弱な自我を抱える人は自分の欲望を抑え込んでおり

2024年5月1日の政治・時事ニュース 新興宗教化する日本の保守

今日の大きなテーマは「新興宗教化する日本の保守」というものです。最近アメリカのスピリチュアルムーブメントにハマっていて「豊かさへの追求」とか「波動」みたいな記述が増えているのはそのためです。 現在アメリカでは陰謀論が流行してます。これはディープスロートという悪魔がいてそれが我々を破壊しようとしているという前提に基づいています。いわばアメリカ的な二元論的な神と悪魔という関係を前提にしているわけです。そしてアメリカという有限の富を奪い去ろうとしているというような神話が生まれます

2024年4月30日 何者かになりたい人たちに読んでほしいニュース

連休中なので誰も政治・時事ネタなんか読まんだろうという想定のもとのんびりモードでゆこうかなと思っていたのですが、あれよあれよといううちにドル円が160円をつけてしまい「まあこれについて扱わんわけにも行かんだろうなあ」と思いました。が、調べてみると為替介入の効果はないだろうと見られているようですし、FOMCの結果次第で状況が変わるんだろうなあなどと思いました。 最も気になったのが神田財務官の笑顔です。もう明らかに脳内で変な化学物質が生成されている感じです。英語のまとめでは多幸

2024年4月29日の政治・時事まとめ イスラエル和平の話まで辿りつきませんでした

補欠選挙が行われました。結果はゼロ打ち(投票終了後すぐに当確が出る)だったそうです。なので立憲民主党が勝ったねよかったねでもよかったんですよね。 ところがここで各政党ごとに分析してチャチャっと記事を書いてやろうと考えてしまったためにハマってしまいました。立憲民主党の記事はちょっと頑張ったんですが、後になればなるほどやっつけ仕事感が増してゆきました。 特に岸田総理に至っては「王殺しはまだか?」みたいな余計なことを思いついてしまい、王殺しとか書くと「岸田さん暗殺計画みたいにい

2024年4月27日の政治・時事ニュース ゴールデンウィーク前に何してくれてんですか! 植田さん!

ドル円の情勢についてはかなり前から注目していたので「アベノミクスを放置したせいだよね」などと思っています。しかし政治に興味がない人にしてみれば「ゴールデンウィークに海外旅行に出かけようと思ったら円が暴落した!」くらいの感覚の話かもしれないですね。 日本政府にとってはインフレが進むと(それが過剰であればあるほど)負債を国民に転移させられるというメカニズムがあります。つまり円安を容認しても彼らは痛くも痒くもないわけです。ですが高校2年生くらいで社会科を脱落した人たちにはそんなこ