hieachan（ひー）
他のクリエイターが書いた、共感するnote楽しいnote
カメラでの気づきや、料理レシピのような参考にしたい内容のnote
大体が400文字から2400文字くらいの小説やエッセイ・ショートショートの体をした散文集 ストーリーになっているものもあればオチの無いものまで 挿絵に写真を使いたいために書いているところもあります
薄桜鬼をテーマにしたコスプレ写真集です
ひびきちゃんのコスプレ集（撮影hieachan）
この記事は2023年11月4日から5日にかけて行われた、ラグコス(レジャー施設ラグーナテンボスで行われるコスプレイベント)での、あるカメラマンの実際の行動記録である。それ以上のものでも以下でもない 11月04日 09:30 自宅出発（車で移動） 11:45 現地着、受付、入場、準備 11:57 1stショット(風景など試し撮り) 12:02 01-08人目撮影【逃走中/ハンター 】ハンター8人集合してたので 12:07 09-10人目撮影【グラブル/エッセル・セン】 12
涼しくなってきた。もう少し涼しくなったら、また何かいろいろ綴っていこうか。
撮影した画像データを見る 僕のルーティンはこの後 ・jpeg画像を無編集のまま相手に送る ・翌日以降、自分の気に入った画像を現像・レタッチする ・レタッチした画像を完成品として送る と言う作業となる 画像をjpeg形式ですべて送るのは、コスプレ業界はほぼ全員がレタッチャーであるため無編集の画像を欲しがる傾向にあるのだ コスプレイヤーは主に自分の肌や顔の輪郭、体型補正など通常一般人ではやらない作業をする人がほとんどだ 「以上、撮影した画像の全てです。後日、いいなと思った画像に
年度が変わり彼女は新社会人生活を送っていることだろう 僕との撮影の予定は無くなり DMでの連絡も途絶えた こういったことは予想して覚悟していた 途絶えたということは元気でやっている証拠でもあるので 現実の生活は心配していなかった 僕自身が彼女を撮りたい思いが復活するのには一か月もかからなかった 新年度から３週間過ぎたころ、つまりはGＷ前に何かやらないかと打診した ところが残念ながら暦通りの休日カレンダーの彼女は少ない休日を大学時代や高校時代の友達と過ごすスケジュールで満杯に
彼女との怒涛の撮影期間は終わり落ち着きをみせる 落ち着いたということは彼女の社会人生活が本格化して 僕のことを思い出す暇がなくなったということだ 仕事をこなす、家族と過ごす、友達と遊ぶ これができて初めてコスプレという趣味ができるわけだけど… 僕の入り込む余地がなくなったのは事実だろう 暫くは僕がちょっかいを出せばツイッターでは話してくれるかもしれないが 時間の経過とともに撮影やSNSでの会話の頻度が少なくなり、大きなコスイベで会えればラッキーというようなまま仲の良いレイヤ
早起きして洗濯物を干した ご飯は昨日炊いた米に納豆とインスタント味噌汁 また平凡な日常が始まった 昨日のことが夢みたいだ 本当にあったことなのかどうかも怪しい 「私のことどう思ってるの？」 帰りの車の中での問い 「もちろん可愛いと思ってるよ」 「あんなことして遊びにしても大丈夫なの？」 「真剣だけど、事実と環境が思い通りにさせてくれないのさ」 「いくじなしなんだ」 確かに僕は意気地なしなのだろう 彼女に対してはフィジカルな関係は良好だけども メンタルな関係ではあまりにも
大きな西瓜をもらったので半分に切って冷蔵庫で冷やす 「子供のころは西瓜に砂糖をかけて食べるの好きだったの」 ひとりでは食べきれないので彼女と一緒に食べることにした 「僕は西瓜には塩だな、これ一択」 甘さを引き立てるために、塩を振りかけるのは食べ物にはよくあることだ 西瓜を切り分け提供する 「暑い夏は西瓜だな」 大きな口でかぶりつく 彼女もサクサクと西瓜に歯形を付けながら、女子っぽく食べ始めた 「おいしい」 「おいしいな」 今日はリゾート地の雰囲気パートの撮影だ それっぽい
結局雨は降らなかった 空全体に雲が覆ってそれっぽい雰囲気に一時的になったが すぐ西の空が明るくなって 全体に覆った雲は単なるレフ板になり 空全体をオレンジ色に染めた 「エモいね」 若い時期は感情を揺さぶられるのが好きな時期でもある 彼女は両手を空にかざした 僕はレフ板でオレンジの光を彼女に返して写真を撮り続けた
